17回富士通杯達人戦 決勝戦 (1)

▲南芳一九段−△塚田泰明九段 

2009.9.12(土)於 有楽町・朝日ホール

 

写真・トップ左は、解説の佐藤九段(右)と聞き手の千葉女流三段(左)。

写真・トップ右は、大盤解説の様子。

写真・左は、賞状を授与される南九段。

 

富士通HP

http://jad.fujitsu.com/event/2009/shogi/

 

公開対局で行われる達人戦の決勝。

14回、第15回と見に行った。

昨年(第16回)もはがきを出したが当たらなかった。

今年は当たった。

 

マリオンはJR有楽町駅そば、映画館などのある大きなビル。

朝日ホールは11F。

エレベータは途中にほとんど止まらないので早い。

開場は12時、30分前に行くと15人程の行列。

時間には50人程になったか。

行列のまま階段を上がる。

受付が4箇所。

受付後、会場へ急ぐ。

席は700弱。

最前列に陣取る。

後は荷物を席においてうろうろ。

ロビーには小さなコーヒーショップ、サンドイッチも売っている。

棋士のサイン本や、せんす等を売るコーナーも。

 

13時、開演。

司会のフリー女性アナウンサーはいつもと同じ。

主催者挨拶は日本将棋連盟・西村理事、週刊朝日・山口編集長

スタッフが一人一人紹介されながら登場。

 

読み上げ・安食総子女流初段

記録・上村亘ニ段

観戦記担当・村上記者

スクリーン盤面操作・知花賢初段、甲斐日向1級

解説・佐藤康光九段

聞き手・千葉涼子女流三段

 

司会 佐藤九段はもうすぐ40歳の誕生日。

出場者としてこの場に立つことも?

佐藤 そのためには達人の芸を磨かないと。

 

両対局者が登場。

両者、黒紋付に袴。

落語家のようでもある。

 

司会 秘策は?

南  ここでは言えない。(笑)

司会 秘策は?

塚田 2つほど。

写真は、トロフィーを受け取る南九段(右)と、塚田九段(左)。

 

振り駒。

南九段の先手に。

対局開始。

 

30秒将棋で持ち時間15分+1分×10回の考慮時間(NHK杯と

同じ)。

壇上、中央から左にかけて対局場がしつらえてある。

右側には解説用の大型スクリーン。

客席最前列で奨励会員が操作するパソコンの画面が投影される。

解説と聞き手はスクリーンの横に立ってしゃべる。

 

佐藤 出場者の中で、この2人だけ左利き。

南九段は正座の達人。

あぐらを見たことがない。

千葉 あぐらはあぐらで何か修行しているような…

(南九段がやると修行僧のよう、ということか)

佐藤 塚田九段は汗かきの達人。

普段から汗をかいている。

まだ奨励会の頃、研究会で教えて頂いた。

塚田、佐藤、森内、亡くなられた小野修一さんの4人。

塚田さんのマンションで月1回研究会をしていた。

タイトルを取っているお二人だが、タイトル戦での対局はない。

千葉 関東と関西で別れているから。

佐藤 関係ないでしょ。(笑)

 

終局後、スクリーンのところで感想戦。

次いで表彰式。

優勝者に賞状とトロフィー、賞金。

準優勝者にも賞金。

優勝者インタビュー。

 

司会 初め緊張されているので心配した。

南  対局が始まれば。

司会 パソコンは使われている?

南  はい。

司会 ファンに一言。

南 どうもありがとうございました。

 

本当に一言だけ。

だったけれど、その実直な人柄を感じた観客、万来の拍手。

写真は、勝利者インタビューで笑みがこぼれる南九段。

 

対局者が退場後、プレゼント当選者の発表。

パンフレットに記された番号で当たる。

わたしも富士通のタオルが当たった。 

棋譜と解説が週刊朝日に掲載されるほか、囲碁将棋チャンネル

で放送予定。

マリオンを出たときがちょうど15:00であった。

 

 

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