17回富士通杯達人戦 決勝戦 (2)

▲南芳一九段−△塚田泰明九段 

2009.9.12(土)於 有楽町・朝日ホール

 

 

 

 

写真・トップ左は、駒を並べる両対局者。

写真・トップ右は、終局直後の様子。

写真・左は、対局開始時の様子。

 

コメントは基本的には佐藤康光九段の解説。

名前とカギ括弧付は、感想戦でのコメント。

 

 

先手▲南芳一九段−後手△塚田泰明九段

 

盤面は61手目▲2五桂の局面。

 

62△5八飛成  63▲3三桂成

64△同桂   端が怖い。普通は△同金だが

▲9七角のとき中央が弱い。

65▲9七角  66△5五桂  67▲1五歩  

68△同歩   (▲南、考慮時間を使用)

69▲1四歩  70△同香

71▲8八玉  (△塚田、考慮時間5分の長考)

72△5六歩

73▲1五飛  決めに来た。寄せありと睨んだ。

        佐藤「どの辺で勝ちを?」

        南 「歩垂されて受けがなくなり

考えている内に飛車走ったら

行けるんじゃないかと思った」

        佐藤「控えめな言い方で(笑)」

74△同香

75▲同香  △1三歩に▲1九香、または

        ▲1一角△同玉▲1三香成。

        △2五桂には▲1一角。

76△1四歩

77▲同香   △1三歩▲1一角△1ニ玉は▲2ニ銀。

(△塚田、考慮時間を使用)

78△2一銀  (千葉:▲5ニ銀は?)

         △同金なら▲1三角ですね。ある。

79▲6五角  これも厳しい。

80△4ニ歩  (▲南、考慮時間を使用)

81▲1三銀 

82△3ニ玉  △3一玉は▲4三角成で終り。

83▲2ニ歩  堅実な寄せ。

(以下略。93手で▲南九段勝ち)

 

写真は、初手を指す南九段(右)。

 

 

写真は、振駒の様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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