07.10.7岐阜・信長まつり

写真トップ・左は斉藤道三、右は織田信長。

写真左は眼鏡を掛けた前田利家。

 東京10:03→名古屋11:43

 名古屋は何度も来ているけれど、不思議にJR名古屋駅で新幹線から在来線に乗り換えるのは初めてである。
 東海道本線で岐阜へ行く。
 450円の乗り越しであった。

 名古屋11:50→岐阜12:15

 普通でこれくらい(新快速ならもう少し早い)。
 電車は2両だけで、座席は地下鉄のような壁に沿って一列でなく、2人掛けが2列並ぶスタイル。
 乗ったときは満席だったが、途中でどんどん降りるのですぐ座れた。
 さして時間がかかった感じもなく岐阜着。
 濃尾平野は広大だが、岐阜まで来ると山が見えてくる。
 その内の1つのてっぺんに、おもちゃのように小さく見えるのが岐阜城の天守である。
 小牧山城も同様だが、しかし山の大きさが違う。

 岐阜駅は大きい。
 駅構内(2F)のコインロッカーに荷物を入れ、観光案内所へ。
 パンフの類は充実しているが、肝心の信長まつりのパンフは切らしてしまった、とのことで、説明を聞くと、ちょうど騎馬武者行列が駅の南から出る折だというので、急いで向かう。
 と、果たしてそうであった。
 地元の人(恐らく)が扮した戦国の有名人達が馬に乗って道路を進む。
 とてもゆっくりなので、普通に歩いて追い抜かせる。
 先頭から順に、
 信長(堂々たる大将のいでたち)、森蘭丸(実は女性)、濃姫、斎藤道三、柴田勝家、竹中半兵衛(これまた女性)、お市の方、山内一豊、一豊の妻・千代、前田利家、木下藤吉郎、しんがりに再度信長(若き日のかぶき姿。女性)。

写真は山内一豊の美人妻・千代さん。

 竹中半兵衛が、木下藤吉郎(あくまでも藤吉郎で、秀吉ではない)より先(=偉い?)なのは、岐阜ならでは、とわからぬでもないが、山内一豊はどうなのか?
 と思ったが、千代さんがとてもおきれい(他の女性は輿に乗っているのに、千代さんだけ男勝りに馬に跨っている)なので、もっぱら千代さんについて回る。
 そう、結局ついて回って終点(市役所前)まで歩いたのである。
 駅の南側を歩いている間は、沿道の人もついて歩く人も少なくてさびしい感じだったが、駅の北の目抜き通りはすごい人の出であった。
 逆に言うと駅の南側を歩いているときが穴場、狙い目なのである。
 (ただしわたしのしょぼい旧型携帯ではろくな写真が撮れないけれども。)
 沿道の人ごみを掻き分けつつ、ついて歩く。
 前方から轟音が聞こえる。
 どうやら鉄砲隊が先行しているようだ(さすが信長軍)。
 その様子を見たいと足を速めるが、人出のせいもあり、なかなか追いつけない。
 何とか、かなり後方から辛うじて発射の様子を垣間見たが、写真は撮れなかった。
 それが3回目の発射で、最後であった。
 なお、鉄砲隊と信長軍本隊の間には、少年少女武者行列というのがあって、幼少の頃の信長(吉法師)と帰蝶(濃姫)(に扮した子供)が先頭であった。
 書き忘れていたが、騎馬武者行列は武将と姫様だけでなく、足軽や腰元(なぎなたを持っている。けっこうかわいい子が多い)が付き従っていた。
 市役所前で皆終わりなので、そこで待っているとそばで写真が撮れることがわかった。

 騎馬武者行列の後は、踊りのパレードが続く。
 日本舞踊だけでなく、ジャズダンスやフラダンス、ストリート系までさ様々な踊りが続く。
 見ながら来た道を戻る。
 途中、わき道の商店街が歩行者天国になっていて、出店が並んでいたので寄り道。
 なぜか岐阜県警がパトカーを出して、子供を乗せたりしていた。
 再びパレードの道に戻る。
 メルサ前では小さなステージがあり、コンサートもあるようだが、その時間はやってなかった。
 お笑い寄席のスケジュールもあったが、昨日(10/6)だけであった。

 やがてパレードのお尻を超えてしまい、道は人通りが少なくなる。
 歩行者天国での案内所でも、切らしたと言われていたパンフが道に落ちていたので拾った。
 貴重な一部である。
 毎年やっているくせに印刷部数が足りなかったのは失敗であろうが、今年は特に人出が多かったのであろうか?
 なお、4月には道三まつり(岐阜まつり)があって、こちらは山車が出たりで古来の神事、という感じであった(2003に見た)。
 本当は岐阜城にも行きたかったのであるが、思いの他まつりで時間をとった(最後までついて歩いた)し、岐阜城の辺りは面白いものがたくさんあって時間がかかりそうなので、歩いて疲れたこともあり、名古屋に帰ることにした。

写真は勇ましい濃姫お付の腰元隊。

 岐阜城は山上の天守からの眺めがとてもよい。
 駅前まで戻ると、ちょっと離れた所にすごく高いビルがあって、てっぺんには展望室らしきものも見えるので、代わりにそれに登ってみようと思い行ってみたが、来週(土)OPENとのことで入れなかった。
 「岐阜シティタワー43」と言うので、43階建てなのだろうか。

 岐阜駅ではちょうど新快速が出るところであった。
 15:07 
 6両編成で人で一杯である。
 浜松行きで(どれくらいかかるのか)、岐阜より前のどこかからか発している。
 込んでいるので端っこに並んでいたら、先頭の車両であった。
 (わたしは駅で電車の進む方向がわかっていないことが多い。)
 運転席のすぐ後ろに立って、大きな窓から進む方向をずっと見ていた。
 そこで気付いたのだが、線路はかなりまっすぐ走っている。
 時々、左右や上下(土地に起伏のあるとき)にカーブする。
 線路(+枕木)をちゃんと敷設し、あるいはこれを保全するのは、大変な仕事である、と実感した。
 運転士(若い女性であった)は、一々指差し確認をしながら運転している。
 何を確認しているのか?
 1つは(快速なので)飛ばす駅を通過する時刻を確認しているようだった(目の前に時刻表が貼ってある)。
 もう1つは、線路脇の信号ではなかろうか?
 しかし青信号だったとしても、線路に異常を認めた場合、運転士は自分の判断でブレーキをかけねばならないはずで、神経の使う仕事であろう。
 名古屋着の時間は見逃したが、ガイドブックによると所要18分だから、15:25だろうか。


メニューページ「東海(濃尾)・お城ウォッチ」へ戻る