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2007.11.4(日) 協栄
ボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ |
写真トップは、王者・坂田の入場シーン。
写真左は、王座防衛後退場する坂田。
(左)赤コーナー (右)青コーナー
#3 スーパーフェザー級 4ラウンド ●尾形夢音(判定0−3)福嶋伸大○ (協栄) (F・I) #4 57.5kg契約 6ラウンド ●矢島ヨシハル(1R KO)八木橋淑郎○ (ジャパンスポーツ) (オサム) #5 女子特別スパーリング 2分3ラウンド 藤本りえ(DRW)ツバサ (協栄) #6 特別スパーリング 2ラウンド 牛若丸あきべぇ(DRW)清田広大 (協栄) (協栄) #7 フライ級 4ラウンド ●山田和弘(判定0−2)内藤憲二郎○ (山神) (斉田) #8 WBA世界フライ級タイトルマッチ 12ラウンド △坂田健史(判定1−1)デンカオセ-ン・カオウィチット△ (協栄) (タイ) #9 61.0kg契約 8ラウンド ●上野克義(判定0−3)中真光石○ (博多協栄) (沖縄ワールドリング) |
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ボクシングを見るのは初めて。
昨今話題の協栄ジム主催の世界戦である。 亀田興毅はWBA世界ライトフライ級王座を返上。 亀田大毅はWBC世界フライ級王座に挑戦し負け。 しかし、協栄には現役世界王者がいる。 今日はその防衛戦。 亀田兄弟に比べると人気がない。 TVもTBSで生放送するものの、14:00から1時間。 ゴールデンタイムの放送が無理、とのことで昼間興行になったのではないか。 しかし、日曜のこととて、見に行く分には好都合である。 所はさいたまスーパーアリーナ。 過去にWWE、PRIDEを見た。 その際はメインアリーナを使用したが、今回は隣のコミュニティアリーナ。 WWEではグッズの販売場として利用していたスペースである。 4方のうち1方向だけにあるベンチシートのスタンド席の他は、広いアリーナにゆったりと椅子を並べる。 2,000人ぐらいの動員か。 天井近くまで一面の大きなガラス窓から、昼間の陽光が差す。 リング上も客席も変わらず明るい。 ライトは点いているものの、屋外会場の雰囲気。 試合開始12:00に15分ほど遅れて行くと、既に第3試合の途中であった。 客はまだまばらである。 ぼこぼこ殴り合っている。 結構当たっている。 まだお互いキャリアが浅い。 防御の技術が未熟だからか。 それでいて倒れないのは、タフだからかパンチが弱いからか。 判定で決まった。 両選手とも同じ通路を帰る。 負けた選手は顔がつぶれてしまっていた。 第4試合は開始早々ダウンの連続。 立ったものの、レフリーが試合を止めた。 結果的には、わたしの見た唯一のKO試合であった。 オサムジムの会長は、やはりテンガロンハットをかぶっていた。 第5試合は女子選手のスパーリング。 ヘッドギアを着けている。 正式な試合でもそうなのだろうか。 第6試合もヘッドギア着用のスパー。 “ぶっ壊し屋”牛若丸あきべぇ(“浪速乃弁慶” 亀田大毅を意識したネーミング?)の相手は、会場で配られたチラシではダブラン・ハビロフ(キルギス)となっていたが、アクシデントがあったか、同門の清田に変更。 ボクサーはウェイト・トレーニングをせず、減量で脂肪を落とすため、細身の研ぎ澄まされた体、というイメージがあったが、この両者はビルド・アップされた体型。 スパー終了後、リング上であきべぇのインタビュー。 次の試合(12.6)は、日本ウェルター級王座への挑戦試合(王者は湯場)であるとともに、16連続KOの単独日本記録のかかった試合になるとのこと。 16戦無敗で15KO。 亀田兄弟以外にも、まだまだ有望選手がいる。 13:05、当初第9試合の予定だった試合を繰り上げて実施。 両者頭を付けての打ち合い。 どうしてもバッティングが発生し、内藤は3ラウンドに減点1を取られたものの、判定勝ち。 この試合から、ビキニのラウンドガールが登場。 一人だけだが、とてもきれいで背が高く、プロポーションもいい。 お肌もきれい。 わたしの格闘技観戦歴の中で、最高のラウンドガールと認定。
メインイベントまでしばし休憩。
急に客が増えて来た。 タイトルマッチに際し、リングのチェックが行われる。 北正面壁(その向こうがメインアリーナ)の大型ビジョンに煽りVTRが流れる。 リング上で来賓の紹介。 日本プロボクシング協会長、ファイティング原田ほか。 ここら辺りで14:00になったか。 TV放送が開始された(はず)。 花道を挑戦者、王者の順で歩く。 なお、花道もビジョンも使用はこの試合のみ。 ビジョンで流される映像は、TVと同じか。 チラシだと黒髪の坊主頭の王者、今日は金髪。 挑戦者のタイ人は、体付きががっちりしている。 41戦40勝、負けは世界戦の1敗のみとのこと。 これはやばい。 パンチも強そう。 試合開始早々、1ラウンドでダウンを奪う。 正直、勝てないのでは、と思った。 しかし、王者は徐々に持ち直した。 前に出て、手数を出す。 挑戦者は、ホールディングが多くなる。 31歳のベテラン、スタミナに難ありか。 王者は押すもクリンチされ攻め切れない。 もどかしい展開が続く。 11ラウンド、王者がラッシュ。 会場が盛り上がる。 ボクシングファンは、無理やり自分を盛り上げたりしないようだ。 もどかしい展開が続く間はじっとしている。 その溜めが、展開次第で爆発する。 王者に対し辛らつな批判をしていた隣のおじさんも、声を上げて応援している。 しかし、ハードヒットがなく、ダウンは奪えず。 12ラウンド、ホールディングにより、挑戦者に減点。 試合終了。 判定は王者勝ち、挑戦者勝ち、同点の三者三様。 最終ラウンドの減点がなければ、王座を奪われていた。 もっとも、疑惑のジャッジ、と言うには当たらないだろう。 むしろもっと早い回に減点をつけて、打ち合いを促して欲しかった。 挑戦者はダウンを奪ったものの、その後決定打に欠けた。 試合後のインタビューで、王者は「スロースターターではだめ」と言っていた。 まあいつもこういう闘い方なのだろう。 メインイベントの後、ファイナルマッチ。 大半の客が帰ってしまったので、空いた前の席に移って観戦。 激しい打ち合いで、汗が飛び散るのが見えた。 終了は15:30過ぎだったか。 ラウンドガールはビキニのまま革ジャン1枚だけ羽織り、お尻に夕陽を浴びながら、控え室の方へと歩いて行った。 一幅の絵のように美しい光景であった。 TV解説だった鬼塚が通る。 片岡鶴太郎が付き添っていた。 他には浜田剛史を見かけた。 初めての観戦は楽しかったが、判定決着の多い近代ボクシングは、鑑賞スポーツとしてはやはり地味(特に遠目に見る分には)と感じた。 選手のカットがあると、インターバルの際にリングアナがその原因を伝えてくれる。 偶然のバッティングによるもの、有効なヒッティングによるもの等。 世界戦における坂田の両目尻のカットは前者。 ファイナルマッチにおける上野のカットは後者。 上野は大流血していたが、最終ラウンドだったからか、中断してドクターに見せることすらなく、そのまま試合が続けられた。 (文中敬称略) |
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■座席表(自己調査)
{北} {西} □ {東} {南} {スタンド} {北}{南}各326席 {東}620席 {西}764席 {スタンド}748席 総数2,784席 {北} 11列 9……………………48 : : 8列 9……………………48 7列 12…2324 : : 2列 12…2324 1列 2…23 ↓ リング {南} ↑ 1列 2…23 2列 12…2324 : : 7列 12…2324 8列 9……………………48 : : 11列 9……………………48 {東} 23列 17…………32 41…………56 : : : 16列 17…………32 41…………56 15列 17…………32 41…………56 : : : 8列 17…………32 41…………56 7列 123…8 17…222324 : : : 2列 123…8 17…222324 1列 3…8 17…22 ↓ リング {西} ↑ 1列 3…………22 2列 123…………222324 : : 7列 123…………222324 8列 9………………………………48 : : 15列 9………………………………48 16列 9………………………………48 : : 23列 9………………………………48 ※西はなぜか14列目がなく実際は22列。 東は中央に入場用花道がある。 東西とも、16列目以降は自由席。 {スタンド} リング方向 ↑ 1列 966…956 955…934 933…912 911…901 : : : : : 8列 966…956 955…934 933…912 911…901 9列 966…956 (955…934 933…912)911…901 : : : : : 18列 966…956 (955…934 933…912)911…901 ※9列〜18列目の席番955〜912は、布で覆って座れないようにしていた。 その分は席数から除いた。 |