龍樹のシューマイ、さとの出前07.4.25(水)


将棋会館で名人戦の大盤解説会があり、加藤一二三九段の解説を聞きに行った。
仕事を半ドンで終え、千駄ヶ谷へ向かった。
わたしはまだ昼食をとっていなかった。
昨年末、王将戦プレーオフの際に、丸山九段と同じものを食べようとし、「ふじもと」のヒレカツ定食を食べたが、はずれた。
丸山九段は、「龍樹」に注文をしていた。
そのときのメニューを、今回食べようと思い立った。
これはリベンジである。

千駄ヶ谷駅を降りてすぐ右へ、線路に沿って進んだ。
ただし横断歩道を駅前で渡って置いた方がよい。
途中でわたしは、「みろく庵」を発見した。
これはよく聞く店名である。
さらに進んだ。
少し先に「津田ビル」があった。
「龍樹」はその地下である。
道に向かって鍵方の看板が突き出している。
今は無き「和歌寿司」と、「龍樹」、そして「三條」という3つの店の名前がある。
階段を下りると、「三條」「龍樹」「和歌寿司」の順に店があった。
奥の「和歌寿司」は、昨年末に発見した、閉店挨拶の張り紙が、まだそのままであった。
「支那そば」と書いた赤いちょうちんが目印の中華屋が目当ての店である。
入店した。

2、4、6人がけのテーブルが並び、キャパシティは合計20人ほどと見えた。
これは奥に覗く座敷の分を勘定に入れていない。
座敷は掘りごたつのように大テーブルの下に足が入るようである。
座敷は8人用のテーブルが3つ、というぐらいか。
2時を過ぎたぐらいで、何人かの勤め人風の客が遅い昼食をとっていた。
夜はお酒がでるらしく、酎ハイのメニューが壁に貼ってあった。
店内中央には生ビールのサーバーもあった。
入り口脇のガラスケースの中のメニューは夜用で、昼は卓上の小さいメニューを見て注文するようだった。
すぐお目当ての「マーボ豆腐定食」を発見した。
しかし、「シューマイ」はなかった。
これは読みに無く、慌てた。
店員さんが注文を取りにきたので、とりあえず言ってみた。
こういう場合は自信を持って堂々と注文するのがよい。
店員さんがおかみさんを連れてきた。
シューマイはお出しできるが、スチームするので時間がかかる。
餃子なら早いのですが、と言った。
確かに餃子はメニューにある。
しかしわたしは、シューマイを下さいと言った。
するとおかみさんは、シューマイに合わせてマーボ豆腐定食も遅く出すのでよろしいですかと聞いてきた。
そこでわたしはよろしいですと言った。
おかみさんは帰った。
結果わたしは望むものを得た。
これはありがたいことで感謝している。

待つ間に、卓上の昼メニューをメモした。

セットメニュー ※税別
餃子セット   (焼餃子 炊き込みごはん 生野菜 スープ) 800
マーボ豆腐定食 (マーボ豆腐 生野菜 ライス スープ)     850
うま煮定食  (うま煮 生野菜 ライス スーフ)         900
半チャン・ラーメン  (小チャーハン ラーメン)              900
ラーメンセット   (ラーメン 炊き込みごはん 生野菜)      900
茶碗むしセット (茶碗むし 炊き込みごはん 生野菜 スープ)900
ラーメン餃子セット (ラーメン 焼餃子 半ライス)           900
豚角煮セット  (豚角煮 炊き込みごはん 生野菜 スープ) 950

単品メニュー ※税別
ラーメン          550
マーボ豆腐ラーメン    700
チャーシューメン       700
鳥肉ラーメン(塩味)   700
高菜ラーメン       750
豚角煮ラーメン     750
うま煮ラーメン      750
芝えびラーメン(塩味) 850
豚ロース・カレー揚ラーメン 850
五目やきそば    750
五目かたやきそば 750
中華丼        750
チャーハン(昼のサービス)700
豚角煮        600
茶碗むし       450
餃子          400
生野菜(小)     300

卓上メニューにないが壁の張り紙にあったメニュー
ざるラーメン 600
コロッケ定食 750

マーボ豆腐定食が来た。
それほど待たされた感覚はなかった。
次いでシューマイも来た。
せいろのふたを取ると、蒸気が噴出した。
大ぶりのシューマイが4つ。
わたしの座った小さなテーブルは、皿で一杯になった。
卓上メニューも下げられてしまったので、メモする時間があったことはかえって好都合であったと言える。
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携帯で写真を撮った。
手前、左がごはん、中央がザーサイの小皿、右が中華スープ。
中段、左がマーボ豆腐、右は生野菜。
奥はシューマイのせいろ。
シューマイは小えびが入っており、他にはこりこりする触感はしいたけ、しゃりしゃりするのはたまねぎのみじん切りのようだ。
生野菜はキャベツの千切りにコーン、トマト、パセリ。
マーボ豆腐は、豆腐はやや柔らかめで、当然にピリ辛。
思うに丸山九段が鉄火巻をサビ抜きにするのは、辛いのが苦手と言うよりは、味の好き嫌いの問題ではなかろうか。
もっとも唐辛子は大丈夫だが、わさびに極端に弱い人もいるかもしれない。

堪能してお勘定となった。
シューマイは餃子と同じ400円。
締めて1,250円であった。
丸山九段の食事代としては安価の方である。
メニューには「税別」とあったが、そのままの値段であった。

お店を出たのは3時ぐらいであった。
次にわたしは「さと」へ行った。
男性が二人いてスパゲティーを食べていた。
わたしはココアを注文した。
将棋会館で対局時の棋士の食事の注文に「さと」のメニューがなくなった。
「さと」が出前をやめたからと聞いたので、お店の方に聞いてみた。

11時から2時半までがランチタイムで、そのメニューは
肉のランチ(日替わり)
魚のランチ(日替わり)
カレーライス
スパゲティー(5種)

卓上のメニューにはスパゲティーの種類はもっとあるのだが、それはランチタイム以外に出るようだ。
出前について聞くと、
出前は遠くだと難しい。
(見慣れぬ顔のわたしが聞いたので、遠方から取り寄せようとしていると思われたのかもしれない。)
11時半くらいまでなら…。
(それを過ぎると忙しくなってしまうということらしい。)
基本的には来ていただく形。
最小の人数でやっておりますので。
という感じで、絶対だめなわけではないようだが、お昼時は出前をする余裕がないとのことのようで、むしろ繁盛しているが故のことなのかもしれない。

大盤解説会の前に、いったん家に戻ろうかとも考えていた。
しかし満腹になり、歩くのも億劫であった。
そこでわたしは、将棋連盟の道場に行った。
道場の隣、大盤解説会の会場でもある研修室で、ちょうど棋士会が開かれていた。
しかしわたしが将棋に夢中になっている間に散会したらしく、どっと出てくる棋士の方々を見ることはなかった。
ただし石川六段が道場におられて指導していただいた。
その日特別対局室では棋聖戦決勝トーナメント準決勝、渡辺竜王対鈴木八段戦が行われており、道場のモニターに盤面が映し出されていた。
5時になって加藤先生が来られて、荷物を預けていた。
5時半から解説会の受付開始。6時から解説会が始まった。
その内容は、別のページ(名人戦07.4.25)で書いた。



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