千駄ヶ谷のおすし屋「千寿司」2008.8.25(月)


写真トップ・左は、店頭のショーウィンドウ。
写真トップ・右は、入口とのれん。
写真・左は、ビルの外観と看板。


 上記すし店にて昼食をとった。
 この日の午前中の行動については、次の頁に書いた。
 「会社を休んで「女流棋士スーパーサロン」へ行ったら08.8.25


 JR千駄ヶ谷駅の改札を出て、左手に東京体育館を見ながら、 その脇を真っ直ぐ進むと、鳩の森神社の鳥居に行き着く。
 将棋会館へ行くには、そこを左に曲がる。
 曲がらずに更にまっすぐ進むと、やや下り坂になる。
 十字路の先に「うなぎ」と書いたのぼりが見えてくる。
 そこが「ふじもと うなぎ店」である。
 道を挟んだ向かい(千駄ヶ谷駅から行くと右手)には「ふじもと とんかつ店」がある。
 「千寿司」はその隣(手前)である。
 

第32期棋王戦中継サイト
http://jsa.weblogs.jp/kiou/32_3/index.html
 第5局(2007.3.28)棋譜中継のコメント欄より
 (ただし今は見られなくなっているようだ)

昼食の注文は、森内・肉野菜いため定食。佐藤・しょうが焼き定食。
関係者「加藤先生はどうなさいますか?うなぎ、お寿司などもありますが」
加藤「ええ、はい、うーん…お寿司は和歌寿司ですか?」
関係者「いえ、千寿司のようです」
加藤「え?ふむふむ。千寿司というのはどこにあるんですか?わからない?
   ああ、そうですか。和歌寿司はどうしちゃったのかな?
   (その後の調べで、平成18年3月末に閉店したことを確認)
   ええ、わかりました。それでは千寿司のにぎりにしてください」


 重要な対局は、インターネットで中継される時代。
 棋士の対局時の食事や、おやつについても言及される。
 その情報は次のサイトにまとめられている。

「将棋棋士の食事とおやつ」
http://gesb4.hp.infoseek.co.jp/hiruyuuoyatsu/

 ファンなら知りたくてたまらない加藤一二三先生の食事メニューも、ここで数年分が一覧できる。
http://gesb4.hp.infoseek.co.jp/hiruyuuoyatsu/individual_data/064-katoh.html


 2006年度の順位戦、なべ焼きうどんを食べる関西遠征時以外は、「ふじもと」のうな重で通した加藤先生。
 しかし2007年度は、第1局からずっとおすしであった。
 (同様に関西は除く。最終局でうな重に戻った。)
 2006年度の終わりと2007年度の始まりの間にあったのが、加藤先生が立会人を努められた「第32期棋王戦第5局」である。
 そのときに食べた「千寿司」のにぎりを気に入って、2007年度は「すしの時代」(Sushi Period)になったのではなかろうか、とわたしは想像する。
 先生が順位戦などで食べられた「特上にぎり寿司」がどこの店のものか、についての公式な情報は、現時点ではないようである。
 「なか根」が先生の御用達のすし屋である、ということが言われていたが、「和歌寿司」が閉店し、「千寿司」以外のすし屋の店名が少なくとも昨今は出てこない状況では、「千寿司」が将棋会館御用達のすし屋として覇権を征した、とは考えられないだろうか?
 丸山忠久九段のかつての定番メニュー「納豆巻に鉄火巻、サビ抜き」も、「和歌寿司」閉店後は、「千寿司」に注文していたのではないか、とにらんでいるのだが、鉄火巻には「上・トロ」と「並・赤身」の2種があって特定できない。


写真、左側は「ふじもと うなぎ店」。
右側、手前は「千寿司」のあるビル、
その奥(隣)は「ふじもと とんかつ店」のあるビル。

 そこでわたしは「千寿司」に昼食を食べに行った。
 途中、「ふじもと うなぎ店」の前を通った。
 ランチメニューの掲示があった。


11:30〜14:30

うな丼セット      1300円
うな玉丼セット     1000円
うなぎとろろ丼セット 1500円


「うなぎとろろ丼」は初耳である。
 新メニューであろうか。
 ランチだけなのであろうか。


   座敷
 □ 
    □

ウ  □
ン 
タ   □


 入口


 「千寿司」は奥に細長いつくりで、カウンター席の他は、テーブルが4つほどだったか。
 手前の2つは1人、2人しか座れない。
 奥の座敷も4人ほどが座れるぐらい。
 もっとももらって帰ったメニューには、宴会場があると書いてあるので、恐らく2階があるのだろう。
 お昼にはちょっと遅い時間だったが、何人かのお客さんがいた。
 カウンター席で、大将の握ってくれたすしを食べた。
 他に若い板前さん、フロア係りのご婦人が各1人。
 何にしますか、と聞かれたので「にぎり」と答えた。
 すると大将は「昼定食ですね」と言った。
 そこでわたしは「はい」と返した。
 が、実は「昼定食」とは何かよくわかっていなかった。
 店内に張られたお品書きに次のようにあった。


昼定食  小鉢・汁椀付き

にぎり  一人前 1000円
にぎり  一人半 1500円
上にぎり      1300円
ちらし        1000円
大盛りちらし    1100円
鉄火丼       1200円


カードで支払の場合は50円増し


 わたしは1000円のにぎり・一人前を注文したことになる。
 小鉢は煮物、汁は赤だしであった。
 おすしのねたは、もらったメニュー(下記)の「にぎり 並」(1100円)と同じ。
 ただし巻物は、干瓢巻が2つ、かっぱ巻が3つ。
 切り方が違うだけで、それぞれつなげると、同じ長さになった。
 つまり同じ長さの巻物を、干瓢巻は2等分、かっぱ巻は3等分している。
 お得な「昼定食」(ランチメニュー)は、しかし出前にはないようだ。
 結構お腹が一杯になり、満足して店を出ようとすると、出入り口の脇にメニューが置いてあったので、もらって帰った。
 1枚紙を折り畳んで、4頁になっている。
 「18.8改正」とあるので、2年以上前の値段は、ものにより違っているかもしれない。



写真は、メニュー表紙。


{表紙=頁1}
                 18.8改正

千駄ヶ谷三−十四−一
     千 寿 司   電話(三四〇八)〇ニ六七
                 定休日 日・祝

{※他に笹竹のイラストあり}


{中側=頁2}

価格は全て税込み
にぎり(1人前)
並(マグロ2カン・イカ・光物・玉子・エビ・タコ・巻物1本)            1,100
中(マグロ・中トロ・イカ・光物・玉子・エビ・貝類・巻物1本)          1,400
上(マグロ・中トロ・白身・玉子・エビ・貝類・イクラ・巻物1本)         1,700
特上(中トロ・大トロ・白身・玉子・甘エビ・上貝類・ウニ・イクラ・上巻物1本) 2,700
お子様(マグロ2カン・玉子・エビ・イカ・イクラ・干瓢巻1本)           1,100

ちらし(内容はにぎりネタとほぼ同じ)
並  1,200
中  1,500
上  1,800
特上 2,800
<季節により若干ネタ変更の場合がございます。>

まぐろづくし(にぎり・鉄火丼)
並(赤身8カン)        1,800
上(赤身4カン・中トロ4カン)   2,300
特上(中トロ4カン・大トロ4カン) 2,800


{中側=頁3}

細巻(1人前 3本)
干瓢巻        800
かっぱ巻       800
納豆巻        800
お新香巻       800
梅しそ巻       800
鉄火巻(並・赤身) 1,600
     (上・トロ) 2,100
ネギトロ巻      2,100
太巻(1人前 1本) 1,000

お好み(主な単品にぎり1カン)
(500円 ウニ・アワビ) (400円 大トロ・赤貝)
(350円 中トロ) (300円 イクラ・甘エビ)
(250円 真鯛・平目・穴子・アジ・青柳・トリ貝・ホタテ・赤身)
(200円 カンパチ・小肌・エビ・イカ) (150円 玉子・タコ)

細巻(1本)
(700円 ネギトロ巻)
(600円 鉄火巻・ヒモキュウ・穴キュウ)
(300円 干瓢巻・カッパ巻・納豆巻・お新香巻・梅シソ巻)

その他お刺身なども配達いたします、どうぞお尋ね下さい。


{裏表紙=頁4}

<店内>午前十一時半〜午後二時 ランチメニュー(千円より)有ります。
カラオケ付宴会場有り(二十名様位まで)
御予算に応じて大小宴会承ります。

(平日)午前十一時半〜午後十時半
(土曜)午前十一時半〜午後八時半
    午後三時〜五時 準備中
夏期・冬季・GW連休有り
但しお正月は元日より営業

(※他に地図あり)



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