丸山九段と同じものを食べようと目論む06.12.29


昨日で仕事納め、明日から帰省。今日は暇。
王将戦プレーオフがネット中継される。
両対局者は、何れも加藤九段の後継者、と言える
丸山九段は大食漢+同じものを注文。
佐藤棋聖は空咳。さらに、竜王戦の観戦記によれば、
終盤1,2分おきに「残り何分?」と聞いていたらしい。
よって見逃せない一戦と言えよう。

丸山九段と同じものを食べようと思い立った。

千駄ヶ谷駅を降りてすぐ右へ。線路に沿って進む。
(横断歩道は駅前で渡って置いた方がよい)
「みろく庵」を発見した。加藤先生がかつて
鍋焼きうどんを注文していたのはここではないか、
とにらんでいる。値段は見たら1,000円であった。
さらに進む。少し先の「津田ビル」の地下に、
中華そば「龍樹」と並んで、「和歌寿司」がある
…はずであった。
しかし、「和歌寿司」は、店を畳んでいた。
平成18年3月31日をもって閉店する、
43年間ごひいきいただきありがとうございました、
そう書いた張り紙が、開かないドアに貼ってあった。
携帯で写真を撮る。が、暗くてよく写らない。
.

駅正面まで戻る。左手に東京体育館を見ながら、
まっすぐ進む。鳩の森神社も通り過ぎ、さらに進む。
ちょっと下り坂になる。正面に「うなぎ」ののぼり
が見えてくる。そこが「ふじもと・うなぎ店」。
道を挟んで向かい側(駅から行くと右手)には
「ふじもと・とんかつ店」がある。

道に年賀状が落ちていて、車に引かれたりしている。
宛名がひらがなで書いてある。先生が教え子に出す感じ。
あわてて落としたのだろうか。
「ふじもと・うなぎ店」の前を掃き掃除していた婦人に
ポストの場所を聞き、行って投函した。戻る。
なべを持った女性がとんかつ店から出てきて
うなぎ店へ入り、また戻る。
11時ぐらいでちょっと早かったので
やってるかどうか聞いたら、入れた。

 ひれかつ定食     2,000
 ひれかつ定食(ライト)1,600
 特上ひれかつ定食   2,500

どれにすべきかわからない。
違いを聞く。上の二つは量の違い。
2,000円だと、かつ4個、ライトは3個。
特上はかつを棒状にして揚げる。
将棋会館からはどれが注文来ますか、と聞く。
ひれかつなら2,000円のものです、とのこと。
メニューにはないがなめこ汁もつけてもらう。

店内に入ってすぐ6人掛けのテーブル、
次いで4人掛けのテーブル。
その奥はもう厨房。2階に座敷がある由。
うなぎ店との間にはその後も行き来があって、
食材を融通しあっているようだった。

ひれかつ定食が来た。
四角い皿にキャベツ、丸いかつが4個。
小さめのメンチカツのようにも見える。
ごはんのほかには漬物、切干大根の皿。
なめこ汁は赤だし。ソースは辛口と普通の2種。
肉が柔らかでおいしかった。揚げすぎないのがコツか。
お会計2,100円だった。普通の味噌汁のところを
なめこ汁にした加算分が100円。

店の電話が何度か鳴った。出前の注文か?
でも将棋会館からではなかったようだ。
11時から9時まで営業、日・祝休み。
年末年始は明日から5日まで休み。
以上はうなぎ店も同じ。箸袋も同じだった。

店を出る。隣が「千寿司」。昨今丸山九段が
巻物を注文するのはここではなかろうか。

 納豆巻       800
 鉄火巻(並・赤身)1,600
 鉄火巻(上・トロ)2,100
.

神社まで戻る。境内の「将棋堂」を見る。
連盟と神社でつくったもので、
将棋の強くなりたい人が絵馬を掲げる。

神社を抜けて連盟へ。2階道場のモニターに
特別対局室の盤面が放映されるので、
それを見ようと思ったが、故障中とのことであった。
将棋は指さず出ると、1階で出前持ちの人に出くわす。
カレーとラーメンのようであった。

「さと」へも行ってみたが、もう休みになっていた。
「ほそ島や」も見てみた。営業していた。
考えてみると、そば屋なら確実に暮れも営業している。
年越しそばでかき入れ時だから。
加藤先生御用達のすし屋「なか根」もやっていた。
鉄火巻はあったが納豆巻はメニューにないようだ。

帰宅して王将戦ネット中継をみる。
丸山九段はマーボ豆腐定食とシュウマイだった。
写真の箸袋を見ると「龍樹」とあるように見える。
「龍樹」なら「和歌寿司」の隣である。店の前を通ったのだが。
佐藤棋聖は中華そば。出くわした出前が棋聖の
分だった可能性もあるが、それにしては時間が遅いか
(12時過ぎていた気がする)。

ということで、丸山九段と同じものは食べられなかった。


メニューページ「 同じ注文の多い料理店2006〜2007年度」へ戻る