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03.3.8駿府城、登呂遺跡 |
写真トップは駿府城の巽櫓。左は外から、右は内側から見た所。
写真左は登呂遺跡、竪穴住居の外観。 ※注 当時は兵庫県の西宮市に住んでいた。 3.7(金)東京に出張し、翌日の帰り道で静岡に寄り道した。 9時過ぎ起床し、静岡へ。 天気がよく、昨日見えなかった富士山を車中から見られた。 東京10:13→静岡11:40 徳川慶喜卿の屋敷跡は「浮月楼」という料亭になっていて、観光する所ではない。 結婚式なんかもできるようで、晴れ着の女性も出入りしていた。 駿府博物館は静岡新聞社の別館2Fにあり、バス停もある割には単に静岡新聞社の展示スペースに過ぎないようで、その時は何とか会の作品発表みたいな感じで、歴史的な見ものはなかった。 城の南を東海道が走っていたそうで、本陣跡など看板が立っているのだが、それだけでどうというものではない。 西郷―勝会見地跡、というのもあるはずなのだが、見つからなかった。 ということで、あまり益なく時を過ごした後、駿府公園へ。 小学校、中学校を通って復元された東御門へ辿り着く。 こういう所の学校に通えるとは、実にいいことだと感じた。 天気がよく、携帯で写真を撮ったらきれいにできた。 とりあえずは門を抜けて、中の公園へ行き、売店でカレーまんとピザまんを買って(肉まんはさっき売れてしまい、まだできていない、と言われた)、ベンチでこの日初めての食事。 ここで13時くらい。 公園内にまあまあ広く掘り返した所があって、昔の石垣と堀が露出している。 家康公の銅像や、お手植えミカンなどがあり、子供連れが多く出ていた。 その後「紅葉山公園」にお金を払って入ったら、これは元々あったものではなく、最近つくったとのこと。 着物のおばさんが店先で客引きしているのに釣られて、園内のお茶室で休憩し、お茶(この日は煎茶)とお菓子を頂く間、暇なのか話し好きなのか、おばさんが色々話してくれるのでわかった。 庭園もお茶室も最近できて20億円かかったという。 面白い時を過ごせて良かった。 次はいよいよ巽櫓・東御門へ、お金を払って入る。 客は一人だけで、どこからともなくガイドのおじさんが現れ、マンツーマンで色々話してくれた。 静岡の人は話し好きなのか? それによると、そこは平成になってから再建されたもので、図面が発見されたので、それに基づいて造る、ということで国の許可が下りた。 そういえば清洲城なんかは全く想像(当時の標準タイプ)で造ったんで、正式には記念館とか市民館とかそんな名前だったようだ。 また、ここは明治後、軍の駐屯地になって堀は埋められてしまい、その後駿府会館が建ったりでなかなか調査も再建もできなかった。 発掘して、公園の真ん中にある本丸の石垣が出てきたり、外堀から内堀に水を引く水路(ギザギザになっている。側面だけでなく水底も石垣になっている。かなりの壮観)を掘り出したり、堀をさらったらしゃちほこ(の片方だけ)を発見したり、ここ最近色々前進したが、旧天守跡が埋まったままだったりで、ガイドさんとしてはまだ物足りないようだ。 金沢城に行った話をしたら、あそこは金沢大学になっていたのを移転させて、長屋を再建したり、市の取り組み方がうらやましい、と言っていた。 天守は図面はないが、絵や文献の記述があるので再建できるのだが、予算がない(そもそも天守台も埋まったまま)し、図面が見つかったので櫓を優先させた由。 天守の模型も展示されているのだが、それは古い学説に基づくもので、どうもかなり変わったものらしいのである。 (こう書いて行くと、かなり貴重な話を聞いているなあ。) 確か江戸初期の大きな城では最後にできた、と言っていたようだ。 再建大坂城や名古屋城など「天下普請」の最後を飾る城だったようだ。 まず、本丸の一角を占める天守台の上に、そのまま(同じ床面積で)天守が載っているのではなく、その中心部に(狭い床面積で)天守があり、更に周り(天守台の縁)を塀で囲まれている(長屋や櫓もあったかも)。 ところがその後、塀を壊して、代わりに石垣を積み上げた。 これは大砲避けのためらしい。 下から見ると、実際は6層なのに、(周りの)石垣で隠されて4層にしか見えない。 かなり珍しい形だが、文献にあるらしい。 ガイドさんは最後に 「隣に警察の建物があるが、てっぺんが展望室になっているので、時間があるなら行きなさい」 と教えてくれたので、行ってみると、なるほど絶景。 残念ながら、富士山は頭が雲に隠れてしまっていたが。 頭が見えたのは、車中から(朝)だけだった。 反対側には、太平洋。 近くは緑の賎機山(しずはたやま)がぽこっと出っ張っている。 |
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写真は登呂遺跡、竪穴住居の内部。
このまま帰るのは、ちともったいなく感じ、欲を出してもう1つ、登呂遺跡へ。 実はバス停に行ってみたら、ちょうどバスが来たので、乗ってしまったのである。 あまり便もないので、すぐ乗れなかったら、そのまま帰ったろう。 ほんとは浜松まで行く気だったのだが、例によって時間がなくなり、もったいなく思っていたのでよかった。 それでも登呂遺跡は半時間ほどしかいなかった(バスの時間があるので)。 いきなり高床倉庫や竪穴住居があって感動したが、これは再現(当たり前か)。 ほんとの遺物は地面の丸い穴なんだが、水も溜まっていて何だかよくわからない。 博物館で勉強して、ようやく何だか(仕組みが)わかった次第。 地下に埋もれていたものを発掘したので、カチカチに固まっていて水を吸収できず、ずっと雨水が溜まりっぱなしになっているようだ。 予算がなくて、水をくみ出すこともできてないようだ。 これからやる、と言い訳があったように記憶する。 同じ敷地に、芹沢美術館もあるのだが、当然時間なく入れず。 静岡駅に戻ったのが16:40頃。 駿府城のそばに「わさび漬け発祥の地」というわさびの石像(記念碑)があり、あまりに珍妙なので写真を撮っておいたが、駅でお土産にわさびせんべいを買った。 メニューページ「 東海(駿遠三)・お城ウォッチ」へ戻る |
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写真はわさび漬け発祥の地記念の碑。
○新幹線の車中で食べた駅弁 「東海道中味くらべ」 1,000円 お茶付き <名古屋> <京 都> <三 島> わさび漬け 味噌カツ 京風煮物 <大 阪> 塩昆布 <静 岡> <浜 松> <豊 橋> 鮪の西京焼き 鰻御飯 稲荷寿司 <東 京> <横 浜> <岐阜羽島> ポーク焼売 しめじと青唐 あさり御飯 <小田原> の天ぷら 鈴廣かまぼこ こういう配置。順番は必ずしも地理とは合わず。 |