2007.11.26(月) 大日本 後楽園ホール 


(※P:ピンフォール、ギブアップ)


○今井計 スパーク青木 P 大橋篤● 末吉利啓

 かつては若手の前座試合の定番であった逆エビ固めでのフィニッシュ。


井上勝正 ○近藤博之 P 野橋真実 クレイグ●

 フィニッシュは腕さそり。


大黒坊弁慶 ●谷口裕一 P アブドーラ小林 GENTARO○

 お笑いに徹した1戦。足きめ首固め。


○MEN'Sテイオー 清水基嗣 ヘラクレスオオ千賀 ウルフ小澤

忍● 飯伏幸太 大石真翔 ミラニートコレクションa.t.

 「ニューメンズクラブVS反メンズクラブ」と銘打った試合。
 選手の事前発表は、MEN'Sテイオーと忍のみ。
 後は当日…とのことだったが、メンズクラブ側は続々と選手が入場してくるのに対し、反メンズクラブは忍1人。
 試合にならないので、忍の指名により、3人が貸し出された。
 試合のテーマこそお笑いテイストだが、スピーディーで激しい攻防。
 その中のアクセントとして笑える要素も織り込まれる。
 人がうじゃうじゃいて目まぐるしい中で、ちゃんと銘々に見せ場がある。
 これぞ最先端のプロレス、という試合であった。
 なお、オザワは怨霊が正体、とのこと。


{有刺鉄線ボードデスマッチ}
葛西純 ●谷嵜なおき P 佐々木貢 宮本裕向○

 有刺鉄線ボードを2つのコーナーに設置。
 大日本のデスマッチとしてはシンプル…と思えてしまうのが慣れの恐ろしさ。
 若い谷嵜が攻められる展開に。
 客から叱咤激励の声が飛ぶ。
 「百田男」として知られるファンの声が大きい。
 意外に受け狙いでなく、まともな声援。
 大日本ではこうなのか。
 宮本“ヤンキー”裕向の、ボード置きムーンサルトプレスでフィニッシュ。


{BJWタッグ}
○関本大介 佐々木義人 P 金村キンタロー 小幡優作●

 若い小幡を教育するような内容で、タイトルを取るか守るか、という勝負の観点から試合を見られなかった。
 金村もブリブラダンスなどのパフォーマンスを封印し、変に余裕を持った戦い振りで物足りない。
 関本がジャーマン(デッドエンド)でピンし、防衛。


{蛍光灯200本デスマッチ}
○伊東竜二 シャドウWX P 沼澤邪鬼 MASADA●

 蛍光灯はロープに縦にくくりつけられる。
 「事前に400本、と発表しましたが、200本の誤りでした」とアナウンス。
 同行した人によると、800本の時は多すぎて隙間がなくなり、選手がよく見えなかった、とのこと。
 12.14横浜文体で、BJWデスマッチヘビー級選手権が行われ、沼澤に伊東が挑戦する。
 今回はその前哨戦でもあったが、その2人を「何でもやるバカなガイジン」(沼澤の言)、MASADAが食ってしまった。
 体がでかいし、動きもいい。
 蛍光灯の使い方が的確でエグイ。
 相手に押し当て、グーで殴って割る。
 オーバーアクションでなく、小さい振りで確実に。
 蛍光灯の破片と血飛沫が飛び散る乱戦の中、逆さ押さえ込みや首固めでせこく?(藤波さんゴメンナサイ)ピンを取りに行く。
 ただ、スタミナにやや難ありか?
 途中バテていたようだった。
 最後は伊東竜二の蛍光灯束置きボディ・プレス(ドラゴン・スプラッシュ)でピンされた。
 敗れて沸き起こるMASADAコール。
 これがタイトルマッチを控えた2人のマイク・アピールに影響を及ぼす。

沼澤:挑戦者のくせにMASADAに食われた
伊東:お前もな
沼澤:今日は組んだが、MASADAとタイトルマッチをやってもいい
伊東:お前から取って俺がMASADAとやる

 (大体)このようなやり取りがあったが、MASADAをけなした伊東にブーイングが起きる場面もあった。
 必ずしも予定通りに行かないところがプロレスのよいところである。
 今後のMASADAの活躍に期待したい。


 帰るとき、例によって売店で選手が写真撮影などファンサービスに努めていた。
 血だらけのMASADAもいたので、写真を撮った。