2008.9.6(土) NOAH 日本武道館 


(※P:ピンフォール、ギブアップ)


伊藤旭彦 ●太田一平 P リッキー・マルビン エディ・エドワーズ○

 少し遅れて行ったので途中から観戦。
 めまぐるしい攻防は外人組の勝ち。


川畑輝鎮     泉田純至
志賀賢太郎 P 菊地毅○
●平柳玄藩   橋 誠

 レフリーはマイティ井上。
 楽しいプロレスのパートかと思いきや思ったほど笑う場面はなく、今ひとつ盛り上がりに欠けるまま、菊地の丸め込みで唐突にフィニッシュ。


{日テレ杯争奪Jr.ヘビー級タッグリーグ公式戦}
丸藤正道 ●宮原健斗 P ブライアン・ダニエルソン デイビー・リチャーズ○

 優勝に絡まないため、1試合だけ早めに行われた公式戦。
 ダニエルソンはエルボー・スマッシュなど小型ビル・ロビンソン、といった感じだが、相方のリチャーズが頭から落とす人間風車でフィニッシュ。


小橋建太 ○本田多聞 P 井上雅央● 齋藤彰俊

 多聞と彰俊が額を付けての睨み合いから、ラリアットの打ち合い。
 初めは交互に打つが、途中から同時に打ち合う。
 両者ダウンで交代。
 小橋と対峙する井上に、大マサオコールは武道館ならではか。
 チョップを受けまくって笑いを取る。
 ハッスルならRGの役どころか。
 しかし本物と素人はやはり違う。
 最後は多聞のデッド・エンドでフィニッシュ。


三沢光晴   青木篤志●
小川良成 P 力皇猛
○杉浦貴   秋山準

 頭を剃り上げた秋山、いきなり三沢に突っかけるがエルボーで返り討ちにあう。
 両軍ともチームワークがよく一進一退の攻防は、杉浦の五輪予選スラムでフィニッシュ。


田上明 ○モハメド・ヨネ P 高山善廣 佐野巧真●

 大噴火とまでは行かないものの田上が活躍。
 最後はヨネの筋肉バスターでフィニッシュ。
 高山は太り過ぎで動きが悪いか。
 体が重そうに見える。


{日テレ杯争奪Jr.ヘビー級タッグリーグ公式戦}
中嶋勝彦 ●飯伏幸太 P マーク・ブリスコ ジェイ・ブリスコ○

 数年前、新日Jr.との抗争時の丸藤のセリフ
「noahのジュニアは最強です」
には、noahを応援していたわたしも「言いすぎだろう」と思ったもの。
 しかし今は、Jr.ヘビー最高峰の闘いはnoahにある、と思う。
 これぞJr.という、スピーディであっと驚く攻防の連続。
 ムーンサルト・プレスをかわされた飯伏、両足で着地しその場でバク転しての再度のムーンサルト・プレスは圧巻。
 中嶋組は敗れて優勝の可能性がなくなった。


{日テレ杯争奪Jr.ヘビー級タッグリーグ公式戦}
金丸義信 ●鈴木鼓太郎 P KENTA 石森太二○

{日テレ杯争奪Jr.ヘビー級タッグリーグ優勝決定戦}
●金丸義信 鈴木鼓太郎 P KENTA○ 石森太二

 得点でリードする金丸組は、勝ちでも引き分けでも優勝。
 KENTA組が勝てば同点となり、同じカードで優勝決定戦。
 結果は、KENTA組がまさかの2連勝で優勝。
 しかも違う組み合わせで石森、KENTAが1本ずつ取る完全勝利。
 金丸組はセコンドの平柳が盛んにちょっかいを出したり、椅子を持ち出したり。
 新日のGBHもそうだが、古めかしいヒール像は、現代のファンには受け入れられない、と思うのだが。
 試合は盛り上がったが、それはすばらしい技の攻防によるものであろう。


{GHCヘビー}
●森嶋猛 P 佐々木健介○

 もはやベテランであろうが、相変わらず健介のコンディションのすばらしい。
 巨体の森嶋にぶつかっていく様は、小さくとも勇敢な猛犬が、熊に闘いを挑むかのよう。
 Jr.の闘いとは違う、パワフルな肉弾戦。
 最後はノーザンライト・ボムで森嶋をピンし、史上初めて、IWGP・三冠・GHCの3大メジャータイトルを制覇した健介に、館内大爆発。
 試合後、リング上でインタビューがあったが、相変わらずしゃべりは下手。
 でも、素の感じが出てよい。
 皆、健介の人柄を知って、応援している。
 
 今回は敗れたものの森嶋は、トップ・レスラーとしてファンに認められているようだ。
 しかしわたしには、気になる点がある。
 ピン・フォールを返すとき、体型的にきついのかもしれないが、決してキック・アウトせず、腕を上げるだけで済ませる。
 同時に体を回して、確実に肩を上げればよいのだが、疲れて来ると、ほんとに腕を上げるだけのときがある。
 今日もあった。
 これをやっている限り、わたしとしては、王者の器として認めがたい。
 森嶋、ちゃんと返せ。
 
 小橋が病気欠場の後は、秋山の天下。
 こうあるべきではなかったかと、わたしは思う。
 もちろん、まだ遅くない。
 秋山よ、何をやっている。