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2008.12.31(水)格闘技TV観戦記 |
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(P:一本勝ち TKO:レフリーストップ) |
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2009(H21)1/1(木=祝) 今1:40なり。 K-1ダイナマイト!!を見たあと、風呂に入っている間に年が明けた。 見てる間は久しぶりに**さんからメールが来て(中略)、また久しぶりに※※さんに メールした。 ※ ※さんは××に帰省しているが紅白などを見ていてダイナマイトは見ていない、 とのこと。 そのときどうかと聞かれて「今イチ」と答えたものの、その後は面白い試合もあって まあまあ楽しめた。 が、世間的にはどうであろう。 大みそかの格闘技番組も、そろそろあやういのではなかろうか。 そもそも、普段ゴールデンタイムでなぞ放送されない総合格闘技が大みそかに限って は放送されるのは不思議と言える。 紅白のうらに各局とも人気番組のスペシャル版などをぶつけるのだが、総合は普段は 視聴率を取れる番組でなどない。 それはひとえに、習慣として根付いているから、ということであろう。 また、日頃はTVを余り見ない人がこの時簡にTVの前にいて、他局の、いつも見られる ありきたりの番組を見ず、珍しい(日頃やっていない)格闘技番組を見る、ということもある のだろうか。 格闘技は少数でも強固な固定客がいるからCSなどの多チャンネルの状態では強力な コンテンツとなりうるが、この場合はそれ頼みではなく、言わば浮動票目当てではなかろうか。 ただし、各局が争って格闘技番組を放送した年もあったけれどもそれはやはり異常な 状態で、せいぜい1局がやるのがやっとこという今の状況の方が正常であろう。 もっともテレビ東京ではハッスルを放送しているが、ダイナマイトとどれくらい競合関係に あるのかはわからない。 今は一般人でも総合とプロレスの違いは認識しているであろう。 仙台でもハッスルが放送されれば多少悩むであろうが、そうではないので、東京の自宅で ハッスルを録画予約し、実家ではダイナマイトを見た。 他局はNHK:紅白、日本テレビ:お笑い(ダウンタウン)、フジTV:クイズ、 TV朝日:ドラえもん→クイズ TBS系は、18時からプロボクで、WBA世界フライ級タイトルマッチ、 坂田×デンカオセーンの再戦(たまアリの初戦は見に行った)だが早々に坂田がKO負け でタイトルを取られてしまった。 余った時間、K-1Maxのトーナメントを放送していたが、例によっていつやったかを言わない ので、今やってると勘ちがいして見た人も多かろう。 (その後放送されたダイナマイトのどの試合よりもいい内容であったけど) 19時、ダイナマイトが開始。 ○ミノワマン P エロール・ジマーマン× の総合。
ミノワマンが足関節で秒殺。 実況の福沢朗は上すべりの感。 ×坂口征夫 KO アンディ・オロゴン○ 総合。
弟の坂口憲ニがセコンドに。 ボビー・オロゴンはいなかった。 話題優先でレベルの低い闘い。 <K-1ルール> ×佐藤 判定 キシェンコ○ K-1Maxミドル級トーナメントでマサトと準決、決勝で惜敗した2人の対決。 マサトは実況席で高見の見物? 佐藤の惜敗で序列は変わらず。 ○マッハ速人 TKO 柴田勝頼× の総合。 柴田も総合きて長いが進歩が余り見られない。 もっともこの試合のため1週間で10Kg減量した由。 そうまでして組む試合かどうか。 K-1甲子園(高校生の大会)準決2試合。 HIROYA以外はアマチュア(多分)。 ヘッドギアなしで子供に顔面なぐらせ合うのはタイ並み。 いいこととは思えない。 ×バダ・ハリ KO オーフレイム○ (K-1ルール) K-1ワールドGP決勝で反則失格となり、当分出場停止かと思いきやむしろ他の人 より早く試合をするバダ・ハリ。 これは罰なのか、それとも(ファイトマネーを没収された)見返りなのか。 ケーブルTVマガジンの12月号(11月末に配送される)には、出場予定選手として 名前があったので、単に予定通りのマッチメイクをしゅくしゅくと実行しただけなのだろう。 総合格闘家にまさかのKO負けで、結果的には罰となった。 客も喜んでいたようす。 ×キン肉万太郎 TKO ボブ・サップ○ 総合 アマレス全日本7連覇の重量級レスラーがマスクマンとして登場。 一般人向けの目玉はこの一戦か。 サップをテイクダウンし、上のポジションをキープするレスリング技術はさすがだが、 パウンドやサブミッションの技術はまだまだで、スタンドに戻ってパンチを食らったら あっさり負けた。 総合格闘家としての今後については未知数。 素顔になるのであろう。 マスクからのぞく素顔はキン肉マンよりはラーメンマンっぽかった。 ○ミルコ KO チェ・ホンマン× (総合ルール) あまりコンタクトのないままローキックであっさり巨人退治。 いささかとうの立った2人の対決は、ネームバリューとしては一般向け目玉のAで あったろうが、内容的にはお目当ての視聴者をがっかりさせたことであろう。 ×所 P 中村大介○ 総合 地味なグラップラー同士の対決は、無名選手(少なくともオレは知らなかった)が 腕十字でまさかの勝利。 ×武蔵 KO ゲガール・ムサシ○ K-1 「ムサシ」対決は不利なはずの総合格闘家が圧勝。 武蔵はそろそろ退きどきか。 ○川尻 KO 武田× K-1 同上。 武田も同上。 ○青木 P アルバレス× 総合 「DREAM」の雄2人。 バカサバイバー青木が足関節でアメリカン・ナックルスターを秒殺。 <K-1甲子園 決勝> ○HIROYA 判定 卜部× ○田村 判定 桜庭× 総合 (後述) 23時頃終了。 ここで放送が終った地域もあったのか。 ×ハント KO マヌーフ○ (総合) レ・バンナがインフルエンザのため休場。 バダ・ハリのセコンドとして来日したマヌーフが、代打出場。 正式発表は前日。 50Kgも重い相手といきなりやらせるなんて無茶…と思っていたらまさかの秒殺KO。 ハントも油断したか。 ○シュルト P モー× (総合) 下になっても強いシュルトさんが3角じめで一本。 (時間なくて一部のみ放送) 他にJZカルバン対ヨアキム・ハンセンがあったはずだが一切ふれられず。 (注・ハンセン急病のため中止) 桜庭-田村戦 これが興行のメイン。 2003年に実現しかけたと言っていたが、そのときに実現していれば、と(田村以外の) 皆が思ったろう。 背景抜きに試合だけ見たら凡戦であろう。 背景の説明は少しあったけど(前田がハマキ吸いながら「言えない」とか言う、など)、 今は無き週刊ファイトの今は亡きI編集長なら 「背景を説明するだけで1冊の本が書ける」とでも言うかもしれない。 同じ39才の2人。 たもとを別って10数年、その間に1人はヒーローとなり、その代償として体はボロボロ。 もう1人はそれ程の評価はされないけれどその代わり今もグッドコンディションを保って いる。 タックルに行くもつぶされ、上からパンチをもらいつづけるサク。 スタンドに戻ってもローキックにぐらつくサク。 テープでぐるぐる巻きの両ヒザは慢性的に痛んでいるのであろう。 かつて古館伊知郎は「もういいじゃないかアントニオ猪木」と実況で言った。 それはきびしいが、愛のあることばであった。 まさかの結果、しかもKOで圧勝、という試合が多く、かつその結果がわたしの意に そうものだった(谷川の意には反したであろうが)ので、楽しめた部分はあったが、 試合内容がすぐれてよかった(一進一退の競ったもので見事な攻防があった)という ものは思い返すと1つもない。 佐藤とキシェンコはまあまあ良かったが。ぐらいか。 (こうちゃくしてだらだらとつづいたというのもなかったが。あっさりした決着が多かった) 特にはじめの方は面白くなかった。 ひょっとするとハッスルにも負けててもおかしくない。(視聴率) (以上、日記より。「谷川」は谷川貞治K-1イベントプロデューサー。) |
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視聴率 http://www.k-1.co.jp/jp/news/2009/0102_dynamite_01.html TBS:K-1 Dynamite!! NHK:紅白 NTV:ダウンタウン TV東京:ハッスル ボクシング(18:00-19:00)9.0% 第1部(19:00-21:00) 11.8% 35.7% 10.0% 第2部(21:00-23:00) 12.9% 42.1% 15.4% 3.4% 第3部(23:00-23:24) 8.4% メニューページ「2008」へ戻る |