2009.9.21(月・祝) NOAH・名古屋国際会議場

"Exceeding Our Dream '09"

 

 

(※P:ピンフォール、ギブアップ)

観衆は主催者発表1600人。

実際はもう少し少ないか。

おおよそ8分の入りと見た。

国際会議場はきれいで大きな建物で、別のホールではコンサートもあったようだ。

2002年のGAEA以来2度目の観戦。

17時開始で20時ちょっと前に終了。

 

1}

伊藤旭彦 ○ボビー・フィッシュ P 宮原健斗●  起田高志

 

外人はレイスの弟子だったか。

健介オフィス組に勝利(12分52秒)。

 

 

2}

本田多聞   石森太二

○谷口周平 P リッキー・マルビン

平柳玄藩     スティーブ・アンソニー●

 

 日本組は1人だけ小さい玄藩がなぜかチーム・リーダー気取り。

 大先輩も「多聞ちゃん」呼ばわり。

 外人組は皆小さいので、どうしてもやられ役にはなったが。

 フィニッシュは谷口が抱え上げてからジャーマンにスイッチしてピン(17分44秒)。

 

 

3}

○金丸義信 鈴木鼓太郎  P 中嶋勝彦  青柳政司●

 

 久々に見る青柳。

 道場(誠心会館)は愛知県だったか。

 地元ということでゲスト出演、ということか。

 しかし、若くて動けるこの3人に混じって久々の試合はきつい。

 技に的確性を欠き、失笑の場面も。

 金丸、鼓太郎もお客さん扱いをせず、フィニッシュは金丸の垂直落下ブレーン・

バスターできっちりピン(10分57秒)。

 

 

4}

潮崎豪     小橋建太

  杉浦貴  P   秋山準

力皇猛     田上明

モハメド・ヨネ    小川良成●

 

 贅沢な8人タッグ。

 新日本なら「レジェンド軍」と呼ばれそうな小橋組。

 最初に出たのは田上。

 「社長」と声援が飛ぶ。

 急逝した三沢の後継社長。

 これがWWEなら100%ネタと思われる人事だが、実際はどうなのだろう。

 潮崎のチョップを食らってすぐ小橋にタッチ。

 師弟によるチョップ合戦。

 潮崎は体に厚みが出、小橋にも力負けしない印象。

 チョップにもラリアットにも説得力がある。

 フィニッシュは杉浦のアンクル・ロックで小川がタップ(25分48秒)。

 NOAHレジェンド軍は負けてしまった。

 新日本に上がって男を上げた杉浦。

 しかし、元GHC王者(力皇)をさておいて2番手扱いはどうなのか。

 

5 GHC Jr.}

KENTA P 青木篤志●

 

 今の所、青木は腕十字1本槍の印象。

 だが、それでいい。

 若手が上に上がるには、個性を出すことが必要。

 前哨戦でも執拗な腕攻めで、タッグながら1本取ることに成功。

 これに対して「ギブ・アップしていない」とKENTAがヒート。

 試練の何番勝負、のような若手のチャレンジ・マッチではない、緊張感が生まれた。

 それでも前半はキチン・シンクなどで一方的に攻められたものの、腕狙いで逆襲。

 KENTAの反撃もすさまじく、頭部を蹴りまくられ(実際蹴り過ぎであろう)、

go 2 sleep」でフィニッシュ(22分34秒)。

防衛を果たしたKENTA。

10/3、大阪で川田利明とタッグ・マッチで対戦する(川田・田上対秋山・KENTA)。

この日は意識してかストレッチ・プラムも見せた。

 とても楽しみである。

 

 

6 GHCタッグ}

齋藤彰俊  ●バイソン・スミス P 佐々木健介 森嶋猛○

 

 三沢最後の試合相手。

 その試合以来のタッグ・タイトル・マッチ。

 色々な思いがあったろう。

 誠心会館出身の斎藤。

 地元ということもあってか声援は多い。

 しかし相手も手強い。

 かつてGHCヘビーを争ったパワー・ファイター2人が合体。

 王者組とパワーのぶつかり合い。

 バイソンの胸の上に、健介が雪崩式ブレーン・バスターで森嶋の巨体を投げつける。

 これはきつい。

雪崩式フランケン・シュタイナーで反撃するも、これも自分の頭を打ってしまったようだ。

必死の反撃も空しく、森嶋のバック・ドロップでピンされる(32分58秒)。

新王者組の誕生。

 試合後、リング上でスピーチ。

 森嶋に促され、健介「お客さんいっしょに!行くぞ!どっか〜ん!」

 客「どっか〜ん!」

 こんなのあったの?

 もしかして、今日初めて?

 一方バイソンは、控室まで歩けず客にも見える所でへたり込んでいた。

 大丈夫だろうか。

 新王者組はリングを下りると、客席をぐるぐる回って客と喜びを分かち合う。

 想像以上にいいチーム。

 かつて一世を風靡したスター達が「レジェンド」として一歩引いたポジションに落着き

がちな昨今、グッド・コンデションを保ち最前線で目一杯のファイトを続ける健介の存在

が、わたしには心強い。

 今ひとつ伸び悩みの感のある森嶋も、健介と組んで生き生きしているようだった。

 今後が楽しみである。

 

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