2010.1.4(月) 新日本 東京ドーム

 レッスルキングダムW  in 東京ドーム

 

 

(※P:ピンフォール、ギブアップ)

観客数、公式発表41500人は例によって多め。

 グラウンド上のリングサイド席、内野・ネット裏の1Fは、よく入った。

 入場ゲート側にある外野席、内野席の外野寄りは開放せず。

2Fの上の方も初めから売っていなかったか。

この日実家から帰京し、水道橋へ直行。

 17:00開始で10試合、終了21時過ぎはいい感じ。

 

1}

S・S・マシン   獣神サンダー・ライガー

○井上亘  P 金本浩二

平澤光秀   岡田かずちか●

4分59秒)

 

 青義軍対本隊Jr.のオープニング・マッチはあっという間に終った感じ。

 ミスター・ハイテンションが、トライアングル・ランサーで岡田からギブ・アップを奪う。

 

 

2 IWGP Jr.タッグ}

○田口隆祐 プリンス・デヴィット P ウルティモ・ゲレーロ アベルノ●

9分07秒)

 

 メキシコCMLLからの刺客は、ルードのチームか。

 派手な飛び技はないが、コーナー・トップからの危険な雪崩式の投げ技でドームを揺るがす。

 フィニッシュは立てた膝をボディにめり込ませる技(ブラックホール・バケーションとのこと)で田口が取って防衛。

 

 

3 IWGPタッグ・3WAYハードコア}

ブラザー・レイ ブラザー・ディーボン 

○裕次郎 内藤哲也 P 

ジャイアント・バーナード カール・アンダーソン●

13分28秒)

 

 メキシコから凱旋帰国したノー・リミット(裕次郎・内藤)。

 海外で名を馳せた日本人タッグ・チームには、山本小鉄・星野勘太郎のヤマハ・ブラザーズ、大熊・小鹿の

極道コンビ、大仁田・渕組などがあるが、その系譜に連なるものか?

 指で自分の目を大きく広げる内藤のポーズは、意味不明でなかなかよい。

チーム3Dとバーナードの肉弾戦の合間をすり抜けて、タッグ・ベルトを掠め取った。

 フィニッシュの合体技は、リミット・レス・エクスプロージョンと言う由。

 3Dは、ピンを取られることなく失冠。

 いい気味だと思うより、はっきり負ける所が見たかったのが正直な所。

 

 

4}

●永田裕志 曙 P 田中将斗 TAJIRI○

9分37秒)

 

 お祭りムードの楽しい試合…と思いきや、毒霧からのバズソー・キックでTAJIRIが勝ってしまった。

 ハッスルは消滅したようで、TAJIRIに続いて曙も継続参戦するのか?

 

 

5}

テリー・ファンク   アブドーラ・ザ・ブッチャー

長州力    矢野通

蝶野正洋 P 飯塚高史●

○中西学    石井智宏

8分52秒)

 

 レスラーの入場曲には名曲が多いが、「スピニング・トー・ホールド」こそがベスト。

 会場でまた聞けるとは思わなかった。

 30年前に少年ファンをヒートさせた抗争が、なぜか新日本で再現。

 時々引退して休んだおかげで?まだまだ元気なテリーに対し、リングへの出入りもままならないブッチャー。

 ロープを開けてあげたりとまめまめしくアシストするCHAOS勢と、しかし仲間割れ。

地獄突き連発でテリー組の勝利に貢献。

 しかしフィニッシュが中西のアルゼンチンなのはなぜなのか。

 

6時半過ぎから7時少し前まで休憩。

 

6}

○真壁刀義 P モハメドヨネ●

5分39秒)

 

 新日本対NOAH対抗戦の初戦。

 G1覇者にとってヨネ戦は役不足か。

 一方的に勝ってもよかったと思うが、結構やられた感もある。

 スパイダー・ジャーマンからキングコング・ニーの必勝パターンでフィニッシュ。

 

 

7 IWGP Jr.}

●タイガーマスク P  丸藤正道○

14分14秒)

 

 コーナー・トップからの雪崩式人間風車…と思いきやタイガー・ドライバーで真下に落とされた場面はヒヤッと

したが、終わってみれば完勝。

 要所要所のトラース・キックで、蹴り負けの印象すらない。

 フィニッシュはタイガー・ドライバーの変形技(タイガー・フロージョン)。

 至宝の他団体流出に、どうする新日本。

 

 

8}

○棚橋弘至 P  潮崎豪●

19分04秒)

 

 結論から言うと今日のベスト・バウト。

 潮崎のパワー、瞬発力、棚橋の跳躍力、テクニック。

 一進一退の攻防の中で、両者の持ち味が出た試合。

 フィニッシュは半ば身を起こした相手に決めたハイ・フライ・フロー2連発。

 

 

9 GHC}

○杉浦貴 P  後藤洋央紀●

20分54秒)

 

NOAHの至宝。

 他団体のリングで取られる訳には行かない。

 しかも後藤は、G1は取ったがIWGPは未戴冠。

 その後藤に取られれば、IWGP<GHC と見られる恐れもある。

 一方、後藤も負けられない。

 杉浦にはシングル2連敗。

 今日も負ければ格の違いが固定化してしまう。

 どちらが勝つかが重要な試合は、アンクル・ロックに後藤がまさかのギブ・アップ負け。

 どうする後藤。

 

対抗戦は2勝2敗となったが、タイトル・マッチで勝ったNOAHの優勢勝ちか。

 ここで大体20時半過ぎだったか。

 

10 IWGP}

○中邑真輔 P  高山善廣●

15分51秒)

 

 ボマイェからピンして中邑の防衛…だが。

 膝蹴り、ナックル・パンチ、ジャーマン・スープレックス。

 どれをとっても、高山の方が迫力がある。

 もちろんスピード、スタミナなど中邑が上回る点はあるのだけれど、それよりも一発の重みが目立つ試合。

 一撃必殺でなければ、ボマイェはシャイニング・ウィザードとかぶってしまわないか。

 試合後、中西がリング・インして中邑に突っかかったが意味不明。

 中邑のインタビューも、激戦の後で声が出ないのか小声で聞き取りづらい。

 何やらかっこいいことを言っていたが、客には伝わっていなかったのではないか。

 

終了は21:10くらい?

 全体的には満足しました。

 

 

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