“ﾌｧｰﾏｰ”ﾊﾞｰﾝｽﾞと“Lessons in Wrestling & Physical Culture”

プロレス初代世界ヘビー級王者はフランク･ゴッチ。 　バーンズはその師匠。 　キャッチ･アズ･キャッチ･キャン･スタイル時代のアメリカ･チャンピオンだった。 　小兵ながら海千山千。 　以下のエピソードを残す。 ・オイルトリック 　試合前に特殊な油を皮膚の毛穴にすり込む。 　最初は何ともないが、段々汗と共に染み出して、ヌルヌルして来る。 　相手は滑って捕まえられなくなる。 　弟子のゴッチも、ハッケンシュミットとの世界王座決定戦でこの手を使った由。 　近年日本でもありましたね。（2006.12.31秋山−桜庭戦） ・首吊りデモンストレーション 　ライバルのイワン･ルイスの異名が“ストラングラー”（絞め殺し）。 　ちなみにルー･テーズの師匠、エド･ストラングラー･ルイスは2代目絞め殺し。 　その絞め技対策のために行なった練習法？とは… 　絞首刑用の締め具で首を絞めさせ、13秒耐えた。 　（12秒や14秒でないところが憎い。） 　ジムの天井から荒縄で首吊り。 その写真を撮らせてばら撒く。 　恐るべし「百姓親父」、まるで梶原一騎の世界である。 　絞め殺しルイスは、これでは絞め技の効果がない、と意気消沈。 　王座戦で負けてしまった。 　もっとも絞め技はその後反則とされた由。 　 参考：「プロレスオール強豪名鑑　世界編」田鶴浜弘著、有峰書店新社 ウェブサイトの紹介 �@　The Golden Age of Iron Men 　　Online Physical Culture Museum http://www.sandowplus.co.uk/Competition/compindex.htm Website & Contents Copyright © Mr. Roger Fillary & Mr. Gil Waldron “Sandow”はボディ･ビルの創始者、ユーゼン･サンドゥから。 　　肉体の訓練法の歴史を紹介するサイトのようです。 ↓ �A　Martin 'Farmer' Burns　1861 - 1937 http://www.sandowplus.co.uk/Competition/Burns/burnsindex.htm Contributed by Mr. Gordon Anderson バーンズを紹介するページ。 他にプロレスラーではジョージ･ハッケンシュミットのページが。 ハックの自伝もあるので、特にゴッチ戦の辺りを読んで見たい。 ↓ �B　Lessons in Wrestling & Physical Culture http://www.sandowplus.co.uk/Competition/Burns/lessons/lesson01.htm The famous Farmer Burns Mail Order Course Scanned direct from a 1912 set of lessons Contributed by Mr. Gordon Anderson 　バーンズが1912年に出した通信販売のレスリング教本。 　図解用の技の写真には、弟子のゴッチも登場する。 ↓ �C　Lesson Twelve http://www.sandowplus.co.uk/Competition/Burns/lessons/lesson12.htm Jiu Jitsu…Self Defense and Their Relation to Wrestling 　レッスン12で、柔術について書いている。 　敵愾心を燃やしていたようだが、柔術の技を紹介したり、対抗して？着衣での 護身術のテクニックを披露もしている。 　とりあえずここから、和訳をしてみたい。 バーンズは1937年に逝去。 アメリカの著作権法では死後70年で保護期間が切れるようです。 このサイトからテキストを取って翻訳することはMr. Roger Fillaryさんに許可を もらいました。 ﾒﾆｭｰﾍﾟｰｼﾞ「1912 F･ｺﾞｯﾁの師匠“ﾌｧｰﾏｰ”ﾊﾞｰﾝｽﾞが柔術を語る」へ戻る