2010.9.26(日) NOAH 日本武道館

 Shiny Navig.2010

 

 

 

 

 

(※P:ピンフォール、ギブアップ)

 

 武道館は八角形。

 客席も八つのブロックに分かれる。

 入場花道のある北とその両隣、北西と北東のブロックのスタンド席

2階、中2階)は、客を入れず。

 スポンサーの広告幕を張ってあった。

 客は片側に寄せられた格好になり、そこだけだとほぼ埋まっており

満員に見えるし、密集している方が声援も重なり熱気が感じられてよい。

 公式発表7200人は正直な所ではないか。

 15:30開場、16:30試合開始。

 

1}

田上明     起田高志

○平柳玄藩  P 梶原慧

志賀賢太郎   西川 潤● (9分54秒)

 

 田上の小ネタは武道館の上の方までは伝わりづらい。

平柳が昇竜玄藩からピン。

 

 

2}

○谷口周平 P 宮原健斗● (8分28秒)

 

 ジャーマン連発。最後はゆっくりデット・エンド。

 

 

3}

●井上雅央 P 吉江豊○ (11分26秒)

 

 コーナー・トップからのダイビング・ボディ・プレスで圧殺、何もそこまでやらんでも

…と感じるお笑いテイストの試合。

 

 

4}

小川良成 ●ボビー・フィッシュ P 石森太二 リッキー・マルビン○

11分49秒)

 

 最後は丸め込まれたものの、ボビー・フィッシュが健闘。

 コーナーに飛び上がってのムーンサルトなど素晴らしい動きを見せた。

 前ジュニア・タッグ王者組は、石森が右脚を痛めたようで気懸かり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5}

○鈴木鼓太郎 P 青木篤志● (16分32秒)

 

 怪我による長期欠場から復帰して間もない鼓太郎。

青木に腕攻めから十字、あるいは頭突き連発で攻め込まれた。

タイガー・ドライバーで辛勝。

 

 

6}

●モハメド・ヨネ KO バイソン・スミス○ (7分11秒)

 

 花道上から場外フロアへバイソン・テニエルで落下。

 バイソンはリングに戻ったが、ヨネは倒れている。

レフェリーはカウントを数えず、すぐゴングが鳴る。

 裁定はレフェリー・ストップだったようだ(アナウンスはなし)。

 リングアウトならまだわかるが、これはおかしい。

 場外における攻撃を有効なものと認めてしまっている。

 (リングアウトでもそうかもしれないが、それはあくまでもリングに戻らない

が故の負けであり、その原因となる攻撃があったとしても、黙認の形。)

落差のある所へ落とした者勝ちでいいのか。

 反則負けか、ノーコンテストが妥当ではないか。

 こんな結末では見ていて詰まらない。

 

 

7 GHCジュニア}

○金丸義信 P KENTA● (22分39秒)

 

 一進一退で盛り上がったが、終ってみれば金丸が完勝した印象。

 タッチ・アウト(ブレーン・バスター)でピンし防衛。

 帰るKENTAを金丸が呼び止める。

 負けたら俺達の仲間に入るんじゃなかったのか?

 渡したTシャツをしぶしぶ着るKENTAを、平柳と袋叩きに。

 元々、お前なんかいらねえんだよ!

 青木が救出に入って何とか救われるKENTA…

 試合前にそういう発言があったようだが、経緯がよくわからない。

 せっかくビジョンで煽りVTRを流すのだから、そこら辺を伝えてほし

かった。

 新日・TV朝日ならその点抜かりがない。

 もっとも日本テレビにそこまでのやる気(予算)はもうないのかもしれ

ない。

 8月の有明コロシアム大会、青木と闘ったKENTAは試合後、共闘を

申し出た。

 その場では受け入れなかった青木。

 今日その答が出たのか?も不明。

 そこら辺りの後フォローもほしい。

 やりたいことはわかるが伝わっていない。

 

 

8 GHCタッグ}

○山善廣 佐野巧真 P 佐々木健介 中嶋勝彦●

18分49秒)

 

 エベレスト・ジャーマンでピンし防衛。

 高山は試合後中嶋の健闘を称えていたが、試合そのものも中嶋

試練の何番勝負、という感じで、中嶋はがんばってはいたものの、

正直タイトルを争って鎬を削る試合、という印象がなかった。

 若手が成長するためのいい経験、というタイトル・マッチでいいのか。

 体格差、キャリアの差を考慮しないマッチ・メイクの問題か、それともまだ

若いけれどキャリアは結構ある中嶋が伸び悩んでいる、と言っていいのか。

 佐野が先輩、チーム・リーダーということでか、高山の出番が多く、高山に

とっては結構しんどいタッグかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

9 GHCヘビー}

○杉浦貴 P 潮崎豪●  (28分45秒)

 

 8月の有明コロシアム、G1で引き分けた新日の中邑に完勝。

 メインで秋山相手に防衛直後の杉浦に直訴。

 前王者である潮崎にとってはリターンマッチである。

 セコンドに今はフリーの本田多聞。

 いい所で使っていた肩固めは、多聞に教わったものか。

 試合前の煽りVTRでも触れられていず、わからなかったが。

 雑誌や新聞には書いてあったのかもしれないが、読んでいない。

 試合は潮崎のラッシュを耐え抜き、エルボ-の打ち合いに勝った杉浦が、

潮崎を失神寸前まで殴り続け、五輪予選スラム一発でフィニッシュ。

 インタビューでは潮崎の健闘を称えた後、「三沢さんのいない武道館は

もの足りないですか?小橋さん秋山さんが休んでる武道館はもの足り

ないですか?」とファンに問いかけ。

 琴線に触れる言葉で、ちょっと切ない気分に。

 杉浦のがんばりは認める。

 

純血メンバー中心の興行。

もっとも所属選手の負傷欠場が多い。

正直客入りを心配したが、思ったほど悪くない。

しかし武道館でなければならないという客数でもない。

全日本も武道館からは撤退している。

ビッグ・マッチ用の手頃な会場があれば換えていいのでは。

一人一人が自覚を持ち、地に足を着けてがんばって欲しい。

 

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