2011.7.27(水)NOAH 名古屋市千種文化小劇場・ちくさ座

プロレスリング・セム 中部ワークスpresents SEMex. in NAGOYA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(※P:ピンフォール、ギブアップ)

 

「日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」のシリーズ中に、

一日だけ紫色のマットで行われる「セム」興行。

 「セム」というと若手の興行のはずだが、今日は新旧GHC王者

が登場する豪華版。

 もっとも今のNOAHは若手が少ない。

 代わりに地元インディーの選手が出場する。

 セコンドを外人がやっていたが、彼は練習生なのだろうか。

 今は日テレG+を見ていないので、状況がわからない。

 

公益財団法人 名古屋市文化振興事業団 千種文化小劇場

http://www.bunka758.or.jp/scd16_top.html

 

 会場は劇場と言っても、円形劇場で、どこからも見やすい。

 席数も251席しかない。

 協賛会社あっての興行なのかもしれないが、住宅街にある

あまり知られていない会場の上、宣伝も足りなかったようで、

残念ながら観客は少なかったけれど、雰囲気はよかった。

 リングサイドに赤ちゃんがいて、泣きもせず熱心にリング上を

見ていたのが印象的であった。

 

1}

○ジャック・エバンス P ザック・セイバー●

7分48秒}

 

18:30開始だが遅れて行った。

 ちょうどこの試合が終わる所だった。

 丸め込みでフィニッシュ。

 

2}

○デリリアス  P アエロ・スター●

9分47秒}

 

 デリリアスの笑いは小会場でこそ味わい深い。

 アエロ・スターは小柄なマスクマンで、ローカル・レスラーか、と思ったらAAA

のメキシカンだった。

 前半ふざけ過ぎて?後半疲れたようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3}

○齋藤彰俊 P エディ・エドワーズ●

14分29秒}

 

 彰俊の体は近くで見るとやはりでかい。

 ハード・バンプの割に試合の完成度は高くない気もするが、何しろ

近くで見るので迫力がある。

 延髄斬り(スイクルデス)でフィニッシュ。

 前半に彰俊がエプロンで放ったDDTはかなり危なかった。

 エドワーズはしばらく場外で倒れていた。

 

 この試合後10分間の休憩。

 

4}

谷口周平  ○青木篤志 P ヒデ久保田 ヤス久保田●

11分22秒}

 

 地元のインディー選手(スポルティーバ エンターテイメント所属)、

久保田兄弟の登場。

 ポスターを見たことがあるが、試合を見るのは初めて。

試合前にマイクを持ち、名古屋弁でアジる。

 NOAH勢が一方的に叩き潰す展開になるかと危惧したがそう

でもない。

 久保田兄弟は、体は小さいしパンプ・アップもしていないが、基本

はできている。

 よく攻め、よく受けて健闘した。

 NOAH勢も意外とよく受けていたが、最後は青木が腕十字で

フィニッシュ。

 終わってみれば格の違いを見せつけた。

 青木は髪を伸ばして染め、イケメン路線を行っているのか。

 

 

5}

○杉浦貴  P 彰人●

12分43秒}

 

 彰人(あきと)もスポルティーバ エンターテイメント所属。

 杉浦は徹底してエルボー・バットで責めつける。

 一方的な展開になりかけたが、彰人は杉浦の左足を狙って反撃。

 アンクル・ロックまで繰り出した。

 お返しが来るかと思ったが、杉浦はエルボーの連打のみでピン。

 怒っているのかと思ったが、大の字に伸びた彰人の右手を掴んで

一方的に握手をして去って行った。

 彰人を応援する男性と杉浦ファンの女性との間の応酬。

 ダウンして、起きた杉浦の背後にしのびよる彰人。

 女性「後ろ後ろ!」

 男性「教えるな!」

 これは8時ダヨ!全員集合の進化形か?

 

 

 

 

6}

潮崎豪   ○鈴木鼓太郎  P KENTA  平柳玄藩●

13分43秒}

 

 ベルトを巻いて入場の王者コンビ。

 ヘビーの潮崎とJr.ヘビーの鼓太郎。

 後から入場のNO MERCY。

 KENTAはコーナーに上がるや、着ているTシャツにサインを始める。

 背中には玄藩がサイン。

 そしてそのサイン入りのTシャツを客席に投げ入れる。

 これは馳浩のファン・サービスの進化形。

 KENTAと鼓太郎のスピーディーな攻防は見応えがあるし、KENTAと

潮崎のキックとチョップの打ち合いは迫力がある。

これまで見て来た試合も悪くなかったけれど、やはりNOAHの

トップ同士の闘いは一味違う。

 ところが玄藩が出て来るとまたちょっと違う。

 潮崎のものすごいチョップがKENTAに炸裂すれば客はどよめくが、

玄藩に決まると笑いが起きる。

 笑わせようとしてもできない人もいるのだから、これは一つの

才能ではあろうが、メインにふさわしいかは別の話である。

 金丸なら、と思ったのは正直な所。

 今日は玄藩も笑いに走らずがんばってはいたけれども。

 鼓太郎のタイガー・ドライバーでフィニッシュ。

 KENTAがNOAHに起こそうとしている革命はどうなっているのか。

 今日見た限りではわからなかった。

 

 全て20分一本勝負の全6試合、終了して会場を出たのは

20:20頃。

 詰まらない試合はなかったけれど、やはり少々もの足りなかった

というのが正直な所。

 

 

メニューページ「2011」へ戻る