2012.8.4(土) 新日本 愛知県体育館

カードファイト!! ヴァンガードPRESENTS NJPW 40th anniversary Tour

G1 CLIMAX 22 〜The One And Only〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公式発表8000人は去年と同じ。

残念ながらここかしこに空席があり、超満員とはならなかった。

カードがちょっと弱いと思われたか、それとも余りに暑過ぎた故か。

昨年冠スポンサーだったブシロードは、今や親会社。

ネット対戦型プロレストレーディングカードゲーム「キングオブプロレスリング」の

限定PRカード(中邑)が入り口で配られた。

 

 G1は後楽園で2戦が行われており、その結果は下記。

1ブロック9人なので、1人ずつ休みが出る。

 今日は{A}鈴木みのる、{B}内藤。

 内藤は試合前サイン会をしていた。

 18:00開始。

 

Aブロック}

棚橋弘至    ○や

          シ_

小島聡      ●●

          丸高

永田裕志    ●○

          カ矢

カール・アンダーソン  ○○

          永鈴

シェルトン・ベンジャミン●○

          棚丸

矢野通      や●

          _永

高橋裕ニ郎   ●○

          鈴小

丸藤正道    ○●

          小シ

鈴木みのる   ○●

          高カ

 

Bブロック}

真壁刀義   ●●

         ラM

天山広吉   ●や

         オ_

後藤洋央紀  ●○

         ル中

内藤哲也   ○○

         中オ

MVP       や○

         _真

ルーシュ      ○○

         後ラ

中邑真輔   ●●

         内後

オカダ・カズチカ  ○●

         天内

ランス・アーチャー  ○●

         真ル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 Aブロック公式戦}

●カール・アンダーソン P 高橋裕二郎○  (10分16秒)

 

 最初にリング・インした裕ニ郎が、マイクを持つ。

 全日でTAKAみちのくなどがやっていた、客をあっためるため

の「前説」を、新日も始めたのか?

 と思いきや、「R指定の男」の名に恥じない下ネタをかまして、

客席を大いに冷やす。

 必然的に?裕ニ郎がヒール、アンダーソンがベビーに。

 コーナー上からの雪崩式ガンスタン狙いをはずして、裕次郎が

デッド・エンド(ゆっくりジャーマン)。

 東京ピンプス(カナディアン・バック・ブリーカーからのフェイス・バスターと言え

ばいいか)をはずして、アンダーソンがスピニング・リバース・ガンスタン。

 コーナー上からダイビング・ガンスタンも決め、ノーマルなもう一発の

ガンスタン(飛び付きエース・クラッシャー)でフィニッシュを狙うと、裕ニ郎が

はずして今度こその東京ピンプスでピン。

 連勝で勢いに乗るアンダーソンを止めた。

 終盤の攻防は盛り上がった。

 

 

2 Aブロック公式戦}

○シェルトン・ベンジャミン P 矢野通●  (8分11秒)

 

 試合前に水をかけられ怒り心頭のベンジャミンに、「ゴメンナサイ!」と

珍しく謝り、「シェイク・ハンド・プリーズ!」と笑顔で手を差し伸べる矢野。

(信じちゃだめ!)

 ベンジャミンが手を握り返すと、何やら悪態をつきつつ、矢野が

前蹴り。(ほらやっぱり!)

しかし予期していたベンジャミン、その蹴り足をキャッチ。(なるほど!)

蹴り返すと、今度は矢野がその足をキャッチ。(なんと!)

しかしベンジャミン、もう一方の足で回し蹴り!矢野ダウン!

(やった!)

その後は矢野が場外戦でペースをつかみ、レフェリーをダウンさせて

椅子攻撃、の展開まで持って行ったが、これをキックで迎撃され、

ペイダート(正対式飛び付きフェース・バスター)で負け。

 矢野にも結構声援が飛んだが、それだとかえってやりにくそう。

ベンジャミンはスピード、跳躍力がよい。

 

 

3 Bブロック公式戦}

○後藤洋央紀 P MVP●  (9分19秒)

 

 後藤も体の厚みが増しており、似たような体型だと思っていたが、

並んで見るとMVPの方がまだがっちりしている。

 試合も手の合う感じで、ラリアットの打ち合いなどに見応えがあった

が、フィニッシュはグラウンド・コブラのような変型ネックロック。

新技で名前がないとのことだが、これというフィニッシュ・ホールドを早く

見付けて、固定してほしい。

 

 

4 Bブロック公式戦}

 

●ルーシュ P オカダ・カズチカ○  (9分20秒)

 

G1の一番の目玉が所属選手というのは、かつてあっただろうか。

オカダが外人とどう闘うかが注目だが、今日はメキシカンをいうこと

で、やりやすかったかもしれない。

 受け過ぎるほど受けてルーシュのいい所を見せた末に、ドロップ・キック

からレインメーカー1発でピン。

 不動のエースならこれでもよかったが、まだそうなっていないのだ

から、もうちょっと自分が強い所を見せてよかったか。

 

 

 早めの展開で、ここまでで19時過ぎ、休憩。

 

 

5 Bブロック公式戦}

○中邑真輔 P ランス・アーチャー●  (12分11秒)

 

 アーチャーは2mあるが動きもよく試合もうまい。

 スタミナも問題なさそう。

 でかい人は受ける時もたつき感が出るが、多少は仕方あるまい。

 攻めには迫力があって緊張感が出る。

 ボマイェ狙い→手を伸ばして受け止めチョーク・スラム狙い→飛び付き

腕十字で返す

の展開は見事。

 アーチャーがチョーク・スラムを決め、ムーンサルト・プレスまで出すと、これを

間一髪かわした中邑が、コーナーからダイブ→ノーマルのボマイェ連発で

フィニッシュ。

 昨年の覇者が3戦目にして初白星を上げた。

 中邑のくねくね→ボマイェ(膝蹴り)の流れはすっかりファンに受け

入れられて、ショーン・マイケルズの足踏み→スィート・チン・ミュージック

(スーパー・キック)の域に近付く勢い(筆者調べ)。

 

 

6 Bブロック公式戦}

●真壁刀義 P 天山広吉○  (11分58秒)

 

 終わりの3試合は、図らずも「第3世代」の連戦。

 しかし何れも相手の格による…というのが厳しい現実か。

 パワー・ファイター同士の対戦だが、殴り合い、ぶつかり合いでも

スタミナでも、天山が劣る印象。

 しかし最後は、アナコンダ・バイスからムーンサルト・プレスを繰り出した

天山が(失礼ながら)まさかの勝利。

 真壁は3連敗と非常に厳しくなった。

 もう一人の「第3世代」中西は欠場中だが、今日はJスポーツの

実況席に解説者として元気な姿を見せていた。

 

 

7 Aブロック公式戦}

○永田裕志 P 丸藤正道●  (13分4秒)

 

 G1は個人戦だけれど、丸藤が華麗に入場すると、それまで

とは雰囲気が変わる。

 丸藤の全戦が団体対抗戦。

 独特の緊張感に、永田さん…いや永田も、シリアス・モード?

 いや、見ている者の意識が違うだけで、永田にとってはいつも

同じハードな闘いをしているだけかもしれない。

 白目を剥いてのアーム・ブリーカーも見せていた。

 (本来これはハードコアの極致のはずであったが…)

 丸藤は要所要所でトラース・キックをハード・ヒットさせ、不知火も決めて、

いい所は見せたけれど、タックルに膝を合わされ、ハイ・キックから

バック・ドロップ・ホールドでピンされて、ベテランに名をなさしめた。

 

 

 

8 Aブロック公式戦}

○棚橋弘至 P 小島聡●  (17分41秒)

 

 天山、永田と勝利して、メインの小島。

 試合開始時のファンのコールは、棚橋よりも小島に大きい。

 コジコジ・カッターやラリアットで、棚橋の首を狙う。

 2年前、2010年のG1、全日を退団し出戻りの小島が、いきなり

出て優勝。

 両国の決勝で敗れたのは棚橋であった。

 小島はその勢いでIWGPも取り、翌年初頭の東京ドームのメインを

取った。

 挑戦者は棚橋。

 G1のリベジを果たし、そこから棚橋の連続V記録が始まる。

 今日も最後に勝ったのは棚橋であった。

 小島を倒してコーナー・トップに駆け上がる→小島起き上がる→

ならばとクロス・ボディー→もう一度コーナーに上がる→起き上がれない

小島に今度こそのハイ・フライ・フロー。

 2011.1.4と同じフィニッシュ。

小島も真壁同様3連敗。

したけれど、帰る際はいい試合ができたことに納得した表情の

ようでもあった。

 

 終了は20:30頃。

 ここからいつもの棚橋劇場。

 タイトル・マッチでないのに、ベルトを抱えている。

 マイクを取る。

 「この勢いでG1、ちょっくら優勝して来ます!」

 エア・ギター。

 2回目でギターを壊してしまうが、ファンからもらって3回目。

 「愛してまーす!」

 4つのコーナーに上って、ゆっくりポージング。

 リングを下りて一周、群がるファンとスキン・シップ。

 花道を通りつつ、同上。

 ゲートで一礼。

 試合とほぼ同じぐらいの時間をかけている。

 酷暑の中のメイン、誰よりも長く試合をし、その後疲れも見せず

にファンにサービス。

 ここまでするプロ・スポーツ選手が他にいようか?

 

 

Aブロック}

棚橋弘至    ○や○

        シ_小

小島聡      ●●●

          丸高棚

永田裕志    ●○○

          カ矢丸

カール・アンダーソン  ○○●

          永鈴高

シェルトン・ベンジャミン●○○

          棚丸矢

矢野通      や●●

          _永シ

高橋裕ニ郎   ●○○

          鈴小カ

丸藤正道    ○●●

          小シ永

鈴木みのる   ○●や

          高カ_

 

Bブロック}

真壁刀義   ●●●

         ラM天

天山広吉   ●や○

         オ_壁

後藤洋央紀  ●○○

         ル中M

内藤哲也   ○○や

         中オ_

MVP       や○●

         _壁後

ルーシュ      ○○●

         後ラオ

中邑真輔   ●●○

         内後ラ

オカダ・カズチカ  ○●○

         天内ル

ランス・アーチャー  ○●●

         壁ル中

 

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