2012.8.19(日) NOAH 名古屋・テレピアホール

Shiny Navig. 2012

 

 

 

 

 会場は東海テレビ(フジ系)のビルの中の、芝居などをやる

きれいな小会場で、最寄りが栄駅と場所も一等地。

 ステージ上には大スクリーンがあり、全試合短いが煽りVTR付き。

 選手はステージ上から入場するが、花道はない。

 フロアにはリングと三方に椅子が2列ずつ。

もう一方が雛壇式の客席で、全部で300席程が、ほぼ

埋まった。

公式発表320人は、入り口に「定員300人」と張り紙が

あったので、少し多いのでは。

 17:00開始。

 

 

1}

○志賀賢太郎 P 青柳政司●

7分43秒)

 

 地元ということで青柳館長が参戦。

自分がチケットを売ったらしいリングサイドの一団から声援を受ける。

 しかし志賀も結構人気。

 「兄貴ー!」と野太い声の声援が飛ぶ。

 肘で目をこする反則をすれば「兄貴―!こすれーっ!」

 最後は丸め込んでフィニッシュ。

 

2}

○モハメドヨネ P マーシャル・フォン・エリック●

8分39秒)

 

 マーシャルはでかくて体も顔もよい。

 毛並みがよく、名前にバリューがある。

 日本に留学してプロレスを勉強中で、まだ大したことはできなそう

だけれど、祖父譲りのアイアン・クローを出すだけで客が沸く。

 どこのリングでかはともかく、いずれ大物となりそう。

グリーン・ボーイ時代に見たということが将来自慢の種になるかも

しれない。

 今日のところはキン肉バスターで負け。

 

 

 

 

 

3}

○丸藤正道 P ロス・フォン・エリック●

9分11秒)

 

 兄貴の方は体が小さく、テクニシャン・タイプでスピートと跳躍力が

あり、Jr.に向いていそう。

 アイアン・クローも使わなかった。

 胸を貸す丸藤はヒールっぽい闘い方。

 新技の飛び膝蹴り(虎王)でフィニッシュ。

 

 休憩。

 丸藤は汗をかいた裸のままロビーでサイン会。

 (本当は試合前に予定されていたが延期されていた。)

 

 

4}

○金丸義信 平柳玄藩 P スペル・クレイジー● リッキー・マルビン

16分47秒)

 

 いいところを見せたマルビンに、クレイジーが「カッコイー!」

 気を良くしたマルビンが、もう一回言わせて、2人でニヤニヤ。

 怪しい2人。

 今日はGHC Jr.選手権の前哨戦との触れ込みだが、

小会場故か、Jr.タッグ王者組、特に肝心のクレイジーが、やや

お笑いモードがち。

 小会場は客の声が届きやすく、レスラーとの掛け合いがよく

見られる。

 前哨戦は普通、挑戦者が頑張って強いところを見せ、

タイトル・マッチへの期待を盛り上げるものだが、今日は王者が

挑戦者から取るという意外な結果。

 丸め込み(高角度首固め)ではあるが。

 

 

5}

森嶋猛     潮崎豪 

●小峠篤司 P 鈴木鼓太郎 

石森太二   青木篤志○

16分50秒)

 

 GHCヘビーの王者となった森嶋。

やせてテリー・ゴディのような体。

ただ腕や肩の辺りがさびしい。

もっと筋肉をつけてほしい。

エースの自覚からかよく声を出し、気合は感じる。

同じヘビーの潮崎とのぶつかり合いには迫力がある。

ただ他が皆Jr.なので絡みづらいのか、この2人だけで別の

闘いをしている印象。

初めて見る小峠は大阪プロレスからNOAHに入団した。

細くて猫背という今時の若者体型。

背も低くレスラーっぽくはない。

しかし場数は踏んでいるようで、動きは小気味よく、

受けっぷりもいい。

控えでコーナーにいる間ずっと、闘っている仲間に声をかけ

続けている。

胴をぐるぐるにテーピングして登場した石森。

腰が悪いらしい。

うつぶせの状態にフロッグ・スプラッシュを食らって長いこと戦線離脱。

それもあって小峠が頑張り、最後は見せ場も作ったが、青木の

変型バック・ドロップ・ホールド(アサルト・ポイント)に力尽きた。

勝利者チームが3人手をつないで、両手を挙げてポーズ。

しかし、リング・サイドのカメラ・マンの方を向いている。

客の8割がいるこちら側にもその後で一応向いたが、もう手が

下がったり離れたりで、いい写真が撮れなかった。

 

 

 

 

6}

秋山準 ●齋藤彰俊 P KENTA○  マイバッハ谷口 

17分42秒)

 

 試合前コーナーに上がり、自分の着て来たTシャツにその場で

サインして、客席に投げ入れるKENTAのファン・サービス。

 今日はTシャツを2枚重ね着の大盤振る舞い。

 両方にサインしたが、投げることなくそのままリングを下り、

リング・サイドの客に手渡し。

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 秋山と彰俊は長年の盟友。

さすがにコンビネーションがよく、試合をリードし、見せ場を作る。

一方、NO MERCY。

マスクマンとなった谷口。

表情が見えなくなって、今、何を考えているか、感じている

か伝わらない。

それが怖さ、不気味さにつながればいいのだけれど、そこ

まで行かない。

いつもはもっとクレイジーなのかもしれないが、今日見たところ

では、変身の効果がなかった。

KENTAが敵に散々やられた後で、やっとタッチ。

ここでの爆発力が今一つない。

どうしてもKENTAが孤軍奮闘、という印象になるのだけれど、

最後go 2 sleepで、斎藤から取ると、会場は大歓声。

KENTAがマイク・アピール。

「名古屋でも宣言するけど、俺がNOAHを引っ張って行く!

 9月17日(※森嶋のGHCに挑戦)まで勝ち続けて…

みんなで新しい景色を見よう!」

ファンは皆KENTAに期待し、声援を送りたがっているようだ。

そうするとなおのこと、今の谷口と組んでいていいのだろうか、

と思うのである。

どちらのためにもならないような気がする。

 

 終了は19:00過ぎ。

杉浦が負傷欠場中で残念。

25日後楽園で復帰の由。

 

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