2012.12.2(日) 新日本・愛知県体育館

NJPW 40th anniversary Tour WORLD TAG LEAGUE 2012

 

 

 

 

 

公式発表は8500人、超満員。

多少は空席があったけれど、確かにG1(同8000人)より入った

ようだ。

 16:00開始。

 

1}

永田裕志  鈴木みのる

望月成晃  真霜拳號

田口隆祐  TAKAみちのく

BUSHI  P タイチ○

11分41秒)

 

 鈴木みのるが永田相手に気合が入っていた。

 試合後も延々と乱闘。

 フィニッシュはタイチが、(週刊ファイト風に言えば)客のブーイングもものかは、

椅子攻撃から外道クラッチでピン。

 

 

2}

ルーシュ ●ディアマンテ・アスル P YOSHI-HASH○ 邪道

8分21秒)

 

 メヒコ組は飛べるが大柄でパワフル、ルチャ・ドールという感じではない。

 リーグ戦参加組が勝つんだろうなと思っていたら、不参加組が勝って

しまった。

美しいフォームのスワントーン・ボムでフィニッシュ。

 吉橋はオカダと同時に凱旋、同じユニットに入って霞んでしまっている。

 ブレイクするきっかけが欲しい所。

 

 

3 WORLD TAG LEAGUE 2012 準決勝}

Aブロック1位)  (Bブロック2位))

真壁刀義 ●井上亘 P ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.○

12分10秒)

 

 準決勝進出チームは全て4勝2敗のリーグ戦成績。

直接対決で勝っている組が1位となっただけで、差はない。

 まずは体格とパワーに勝るIWGPタッグ王者組、K.E.Sが、ピンチらしい

ピンチもなく圧勝。

 フィニッシュはキラー・ボム(アーチャーが抱え上げスミスが落とすツー・プラトンの

ライガー・ボム)。

 

 

4 WORLD TAG LEAGUE 2012 準決勝}

Bブロック1位)  (Aブロック2位))

●天山広吉 小島聡 P 後藤洋央紀○ カール・アンダーソン

 (14分41秒)

 

 こちらはキャリアに勝る天コジが優勢に試合を進めたが、とどめの天山の

ムーンサルトがかわされてしまい、後藤が足を固めての丸め込み(後藤式)。

 隠し技で決めたが、決め技が定まらないのはいいことではない。

 

 休憩

 

 

 

 

5}

中西学 ○ストロングマン WDQ 矢野通 飯塚高史●

3分50秒)

 

 復帰戦でやられた矢野・飯塚へのリベンジに燃える中西。

 先に入場の飯塚は例によって客席を徘徊した後、実況席の

野上アナを襲う。

 曲もなしに走って入場の中西組が、救出に向かってゴング。

 ストロングマンとダブルでのホー、野人ダンスからラリアットを狙った所で、

田中将斗と裕二郎が乱入。

 あっさり反則勝ちになったものの、総掛かりで袋叩きに。

 すると今度はMVPとベンジャミンが加勢に入り、乱闘に。

 中西のマイク・アピールで、本来MVP・ベンジャミン対コンプリート・プレイヤーズ

だった次の試合が8人タッグに。

 

 

6}

○中西学        矢野通

ストロングマン  WDQ 飯塚高史●

MVP         田中将斗

シェルトン・ベンジャミン  高橋裕二郎

7分53秒)

 

 しかしこの試合も荒れ、ちゃんとした決着はつかず。

 前試合で未遂に終わった野人ダンスからのダブル・ラリアットは

決まったものの。

 飯塚が中西にアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを見舞った所でまたしても

反則負け。

 野上アナをリング上に引っ張り上げ、これをかばった中西が椅子で

滅多打ちにされる。

 因縁は、東京ドームへと続く(多分)。

 ちなみにこんななんで、裕二郎のこれマジ!スピーチはなかった。

 

 

7}

中邑真輔 ●石井智宏 P 桜庭和志○ 柴田勝頼

9分20秒)

 

 ドームでのシングルが決まった中邑と桜庭の絡みは、総合風…と言う

より道場スパー風、と言うべきか。

 見応えはあったけれど、一方で柴田と石井が激しく殴り合っている

のを見ると、体を張らずにスパーリングのような闘いで(彼らよりも恐らく)

高額なギャラを桜庭はもらっているのか…と何か嫌な思いがした。

 しかし今日は、石井が頑張っていい所を見せた。

桜庭にエルボーを見舞い、受け身を取らせたりすると、大丈夫かな、

と少し心配になったりもする。

結局、桜庭にヒールは似合わないのだ。

 抗争はドームでスパっと終わらせて、後は外敵ではなくレジェンドとして

客将扱いで、ファンが応援できるようなマッチ・メイクをした方がむしろいい

のでは、と思った。

 柴田は若い選手、例えばNOAHのKENTAと組んで欲しいが、

今は難しいか。

 石井が頑張って腕十字も返したので、フィニッシュはダブル・リスト・ロック

になった。

 試合後は真壁が乱入、こちらも1.4の相手・柴田と乱闘。

 

 

8}

棚橋弘至 ●KUSHIDA P オカダ・カズチカ○  外道

15分22秒)

 

 こちらもドームの前哨戦。

 オカダのパートナーが外道ではちょっと弱いか、と思ったが、誰相手

でも互角のいい闘いをできるのが棚橋の長所…か?

 最後はオカダがドロップ・キックで棚橋を蹴散らし、レイン・メイカー1発で

KUSHIDAをピン。

 KUSHIDAも飛び技などでいい所は見せていたが。

オカダは東スポのプロレス大賞で果たして幾つ賞を取るか?

 

 

9 WORLD TAG LEAGUE 2012 決勝}

後藤洋央紀 ○カール・アンダーソン P ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.●

15分36秒)

 

 でかくてパワフルな王者組は強過ぎて?一進一退のいい試合はできない

か、とも思ったが、そんなこともなかった。

 アーチャーはでかいくせに器用過ぎる程器用だし、今日はスミスもよく

受けた。

 昨日がスカパーのBS無料放送日で、Jスポーツの11.21TDCホール大会の

中継を見たが、解説のミラノ・コレクションATが、スミスが親父のライバルだった

初代タイガーマスク、佐山聡を訪ねて何か教わったらしい、と言っていた。

そうしたらタイガー・スープレックスを出してびっくり。

腕十字も使っていた。

 後藤とアンダーソンは元より試合巧者。

 はるかに大きな相手に受け主体の展開から反撃、客が盛り上がる。

予想以上に今時のいい試合になり、最後はアンダーソンのガンスタンで

大団円。

 試合後のインタビューでは、ドームでのタッグ王座挑戦を表明した。

 インタビュアーは当然、日本人である後藤に聞くのだけれど、しゃべりが

下手。

 客に万歳三唱させ、これで大団円と思いきや、それからアンダーソンに

マイクを渡してしゃべらせる。

 「シンニホン、イチバーン!」で本当の大団円。

 今後タッグ・チームとして売り出すなら、真面目にしゃべりはアンダーソンに

任せた方がいいのでは?

 

 19:00過ぎ終演。

 棚橋がメインで勝たないと少しあっさりした感じもする。

 外は小雨が降り出していた。

 今年の観戦はこれで最後であろう。

 

 

 

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