2013.9.15(日) WRESTLE-1 名古屋国際会議場

WRESTLE-1旗揚げ記念 名古屋大会

 

 

 

 

 

 

 

 武藤新団体の旗揚げ第二戦。

 17:00試合開始、終了は19:40頃だったか。

入場者数、公式発表1650人超満員、実数は半分くらいか。

フラットに並べられた椅子はかなり埋まっていた。

 入場者に求人フリーペーパー「月刊日払い!!」の小冊子とうちわが

配られる。

 売店でグッズを売っていたおばさんは、新日の金沢大会で焼き

そばを焼いていた。

 そこではW-1金沢大会のチケットも売っていたっけ。

 

 

 オ-プニング、社長の武藤がリング・インして挨拶。

 元SKEの女性アイドル、桑原みずきさんを呼び込み、楽しげにトーク。

 ところがデュプリとゾディアックが乱入、武藤を袋叩きにし、アイドルを

連れ去る。

 客、戸惑って静かになる。

 

 

 

 

 

 

 

1}

○大和ヒロシ(ノーザンライトボム)吉岡世起● (7分26秒)

 

 今日がデビュー戦の吉岡、体は小さいが、キックが得意なようだ。

 頭も坊主ではなく、コスチュームも派手目なのが武藤流の自由主義か。

 

 

 真田リング・イン。

 旗揚げ第一戦に続き、KAIとのシングル戦を宣言。

 

 

2}

●渋谷シュウ(ダイビングギロチンドロップ)水波綾○ (7分4秒)

 

 WAVE提供の女子プロレス。

 ビジュアル糸とごつい方だと普通前者に声援が集まるが、水波が地元

名古屋出身ということで双方に声援があった。

 もっとも調べたら渋谷も近くの四日市出身であった。

 静か目の客席をあっためるのは、女子レスラーが慣れていてうまかった

りする。

 

 

 河野が、崔(ZERO1)とリング・イン。

 旗揚げ第一戦での、河野が船木を裏切った映像が流される。

 「諸事情」(本当は負傷)により欠場の佐藤耕平(ZERO1)の代わり

として、KAZMA SAKAMOTO(フリー)を呼び込む。

 ニヤニヤしながら爪を噛むのが得意のポーズ、東洋の神秘風サイコ系キャラ。

 元WWEの由だが、最近は全く見ていないので知らない。

 (調べるとジャイアント・バーナード、現テンサイのマネージャーだったらしい。)

 客の反応も薄い。

 河野は船木戦を宣言、残る2人はタッグ・マッチ。

 そのまま浜と中之上が入場して試合が始まる。

 

3}

浜亮太 ●中之上靖文(ローリングエルボー)崔領二 KAZMA SAKAMOTO○

8分13秒)

 

 フィニッシュの後頭部へのエルボーはかなり危険な当たりに見えた。

 浜と中之上は、RIKISHIと小島のコピーのようで、いささか志が低いよう

に感じた。

 

 

4}

●稲葉大樹(キャメルクラッチ)MAZADA○ (7分53秒)

 

 稲葉も若手だがこちらはスピードと飛び技が持ち味か。

 

 

5}

●船木誠勝(ランニングニーリフト)河野真幸○ (8分11秒)

 

 前戦の因縁から早速にシングルが組まれる。

 そのスピード感をよしとしたい所だったが、肝心の2人の試合振りが

淡々としていて、河野のセコンドの乱入がなければ因縁も何も感じられ

ない試合だった。

 例えば開始早々船木がキックで攻め込むが、血気にはやるそぶりもなく

構えてからよいしょ、と蹴る。

 河野も胸を出して受け、踏ん張って効かねーよとアピールするでもなく、

普通に受け身を取る。

 パッションが感じられない。

 セコンドの椅子攻撃から膝蹴り(いやあえてボマイェと呼ぼう。オリジナリティ

なし)でフィニッシュ。

 袋叩きにされる船木を救出に来た中之上もやられる。

 河野達が引き上げた後、船木がマイクを握って怒りをあらわにするが、

試合中に感情が出なくてはだめだろう。

 中之上ともう1人、3対3で決着を!とアピールするが、シングルの落とし

前を6人タッグで、という順番も違う気がするし、もう1人が浜ならなぜ

出て来ないのか。

 色々がっかりした。

 ヒールの河野は、試合は今一だが、しゃべりはうまい。

 

 

6}

○カズ・ハヤシ 近藤修司(パワープラント)田中稔● 金本浩二

13分47秒)

 

 今のWRESTLE-1で考え得るJr.のベストのタッグ・マッチ。

 何の因縁もストーリーもギミックもないマッチ・メイクだけれど、この試合に

おける動きのキレとパッションが、少しでも前の試合にあったなら…

 カズがファイナル・カットからパワー・プラントで激戦をフィニッシュ。

 マイクを取って、無差別級のWRESTLE-1で共に闘おう、と握手を

求めるが、金本も稔も拒否してリングを去る。

 ジュニスタの2人は団体入りはしない、ということなのか?

 WRESTLE-1にはヘビー、ジュニアという階級はない?

 

 

 

 

 

 

7}

○グレート・ムタ TAJIRI(閃光妖術)レネ・デュプリ ゾディアック●

9分41秒)

 

 外人組が入場、次は(今大会唯一の)「X」と発表され、

(オープニングからの流れで当然)武藤のパートナーとなる、そのXは、

TAJIRI(WNC)…盛り上がる場内。

 開幕戦での沢山いた「X」は、必ずしも客を喜ばせなかったようだが、

今日は大成功。

 そして、いよいよ武藤の入場…懐かしい「Hold Out」が掛かり…

すぐストップ(ざわざわ)…もう一度掛かったのは、ムタ・バージョン!

 場内どよめいてみんな立ち上がる!

 これぞサプライズ!

 オープニングはこの伏線だったか…

 毒霧の競演が試合前にも試合中にもあって、フィニッシュは火炎攻撃から

シャイニング・ウィザード…この一試合だけでもはるばる見に来た甲斐が

あった、そう思わせるさすがの千両役者ぶり。

 

 

8}

KAI(ムーンサルトプレス)真田聖也○ (14分46秒)

 

 あのセミの後、メインを任せられたこのカードこそがWRESTLE-1の未来を

決めよう。

 ビジュアル系に変身した真田に戸惑うKAIだが、基本は宿命のライバル

同士の激しい闘い。

 ただやっぱり、セミのインパクトには負けたか。

 真田がムーンサルトで開幕戦での同カードにおける借りを返した。

 KAIの「俺がエースだ!」という決め台詞は、新日の内藤とかぶり気味。

 

 

 新日の東京ドーム大会ではリングの外に照明用の鉄塔が4本立っている

(上でつながっている)が、そのミニ版のような鉄塔が2本、リングにくっつ

いて立っていた(上はつながっていない)。

 場所によるのかもしれないが、照明の光が目に入ってリングが見づら

かった。

選手がコーナーに上がったり、場外に下りたりした場合は反応よくすぐ

スポット・ライトを当てていてその点はよかったのだが。

 

 

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