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2014.1.4(土) 新日本・東京ドーム バディファイトPresents
WRESTLE KINGDOM 8 in 東京ドーム |
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グラウンド上のリングサイド席、内野・ネット裏の1Fはびっしり。 2Fの上の方(3Fと言うべきか)までよく入っていたようだ。 入場ゲート側、内野の奥と外野席に客を入れないのはそのままだが、境目のラインがやや 前進した気もする。 客入りの公式発表35000人は、前年に比べ6000人の増加。 17:00試合開始だが、16:25から第0試合が行われた。 元々は予定になかったが、ライガーの出場がないことを一部のファンが騒いだので、それで 急遽設けられた…のだろうか? {0} ○天山広吉(抱え込み式逆エビ固め)中西学 本間朋晃 スーパー・ストロング・マシン キャプテン・ニュージャパン 獣神サンダー・ライガー BUSHI 小松洋平● (8分11秒) タイガーマスクが盲腸で急遽欠場し、代わりに新人が入った。 幕開けの顔見世試合。 ダーク・マッチは1試合のみで、本戦開始まで少し間が空いた。 これならもう1試合やるか、開始をもっと遅らせるかでよかったのでは。 カウント・ダウンの後、琴や笛太鼓の和楽器の演奏、カード紹介のVTR。 {1 IWGP Jr.タッグ 4WAYマッチ} ○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン (モアバング4ヤングバックス)TAKAみちのく タイチ● KUSHIDA アレックス・シェリー ロッキー・ロメロ アレックス・コズロフ (10分35秒) 大人数で短時間の試合ながら皆持ち味は出せたところはさすが。 しかしどうしてもゴチャゴチャした印象はあった。 結末はヤング・バックスが、ファイヤーバード・スプラッシュとムーンサルト・プレスの連続技でタイトル防衛。 {2 IWGPタッグ} ●ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(マジックキラー)カールアンダーソン○ ドク・ギャローズ (10分27秒) 王者組K.E.Sは、バイクに乗って登場。 挑戦者組は「WORLD TAG LEAGUE」優勝チーム。 すっかりヒールとなったアンダーソン。 かつての人気者の面影はない。 セントーンの時に「ゴメンナサーイ」と言うぐらい。 BULLET CLUBの仲間(セコンドのタマ・トンガ)のアシストを得て、バーナードとのコンビが懐かしい 合体技でフィニッシュ。 無敵と思われた王者組、まさかの失冠。 {3 NWAヘビー} ●ロブ・コンウェイ(ラリアット)小島聡○ (8分27秒)
立会人としてハーリー・レイスがリング・イン。 足元が覚束ない様子で、ちょっとショック。 でもNWAの悪の社長?ブルース・サープにパンチを見舞ってよかった。 ファンク兄弟が元気なのが例外なのだろう。 これまでゴチャゴチャして見えがちのタッグマッチが続いていたせいもあったか、非常にシンプル でわかりやすい試合運び(善悪の構図も動きも)で、あまり期待していなかっただけに 予想外によかった。 ちょっかいを出してくる敵のセコンド(ジャックス・ダン)を蹴散らす天山のアシストもあり、小島が 豪腕一閃で新王者になり、場内爆発。 敗れたもののコンウェイもいい選手。 {4} ○永田裕志 桜庭和志(反則)ダニエル・グレイシー● ホーレス・グレイシー (9分50秒) 桜庭のベビー・ターン、永田とのタッグ結成はいいけれど、相手は普通に飯塚でよかったような。 10月の両国でグレイシー兄弟がリング・イン、参戦表明をしたけれど、客は誰?という感じだった。 通訳もいなかったのがひどい(現場もやる気なし?) 何を言っているかわからなかった(頑張って英語だったけれど)。 試合振りも真面目?で、カットに入る日本組が悪い人のように見え、ヒールたり得ない。 最後は道着を使っての絞めであっさり反則負け。 少し前の懐かしい?新日らしいズンドコ振りだったけれど、元々期待値が少ないので、 さほどの怒りも生じない。 試合後のスピーチ(今日は通訳がいたのでポルトガル語らしかった)は「ノー・ルールだと思って いたので反則負けは意味不明。寝た方(首を絞められダウンした永田)が負け」。 対する桜庭のマイク「俺はメチャクチャ強いぞ!」はとんちんかんで、自分で笑っている始末。 永田「次は道着着てやってやる!」との由。
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{5} グレート・ムタ ○矢野通(裏霞)鈴木みのる● シェルトン・ベンジャミン (12分4秒) ペイントでなくマスクになってからのムタは子供が泣くほど怖い。 圧倒的な存在感が全て。 矢野のパートナー「X」はギリギリになって公表された。 チケット販売の最後の一押しだったのだろうが、これだけ売れていれば、隠し続けて最後に 知る驚き、喜びを客にお年玉として上げてもよかったのでは。 昨年、WRESTLE-1旗揚げシリーズでわたしが経験したので言うのだが。 フィニッシュはムタの毒霧から矢野が丸め込み。 半分終わった所で15分の休憩…その前に今年上半期の日程発表。 台湾遠征、久々の横浜アリーナ進出、そしてG1は札幌・きたえーるに始まって、決勝は 西武ドーム! しかし、両国のイメージが定着しているのでどんなもんだろう… …高校野球を甲子園でなく大阪ドームでやるか? {6 キング・オブ・デストロイヤーマッチ} ○真壁刀義(キングコングニードッロップ)バッドラック・ファレ● (15分5秒) KO、TKO、ギブアップのみで決着。 場外カウントもなし。 喧嘩マッチはキングコングニー連発で真壁がKO勝利。 時間は長かったがフィニッシュはあっさり決まった感じで、ファレにもう少し頑張って欲しかった。 {7} ○後藤洋央紀(昇天・改)柴田勝頼● (15分33秒) G1を負傷欠場した後藤の復帰戦、相手は高校時代からの友にしてライバル。 柴田の目指している(と思われる)所は、ハード・ヒットのタフマン・コンテスト。 プロレスのブランクが長いだけに感覚が古いようにも思えるが、周回遅れで新鮮に見えるかも しれない。 ソウルメイト・KENTAが今は引っ張っているNOAHにこそ合うのではないかとも思う。 後藤は誰とでもいい試合をする。 それでもエースとして足りないものがあるとすれば、強さだと思う。 フィニッシュ・ホールドが悪いので強い勝ち方ができないのではないか。 牛殺しは危なすぎて加減が必要だし、昇天は相手の受けの技術に依存する。 タイプ的にも、能動的に力を込めて思い切りやれる決め技が必要だと思う。
{8 IWGP Jr.ヘビー} ●プリンス・デヴィット(フェニックス・スプラッシュ)飯伏幸太○ (16分22秒) リアル・ロックンローラは顔と体におどろおどろしいペイントをしての登場。 電飾ジャケットがなくて残念。 例によってBULLET CLUB総出のヒール・ファイトだが、レフェリー陣も総出でセコンドを退場させる。 ブラディサンデーも決められず、DDTと新日両属のゴールデンボーイにタイトルが移動。 白いマスクの男が現われて、ギター・ケースから黒い薔薇?の花束を取り出し新王者に渡す。 説明もなく誰だか不明。 {9 IWGPヘビー} ○オカダ・カズチカ(レインメーカー)内藤哲也● (15分36秒) ダブル・メインイベントの1試合目…だが、実質的にはセミ・ファイナルであろう。 G1優勝者がIWGPに挑戦。 半年近く引っ張ったのは、最高の組み合わせを東京ドームのメインで行ないたいからでは ないのか? 大舞台のメインを任せられないなら、タイトルを任せるのもおかしいのでは? ファン投票で決まったことではあるが、そもそも投票する必要があったのかどうか。 試合内容で見返してもらいたいと思っていた。 はっきり上回ったとは言えないかもしれないが、立派にトリは務められた、と思う。 オカダは試合の流れはまだ型にはまっているかもしれないけれど、終盤のレインメーカーを 巡る攻防は必ず盛り上がる。 立派なメインイベンターだと思う。 結果は王者が防衛。 内藤は終盤ギリギリの所でやったジャベを、中盤で既に1回やっていたのがどうかと思った。 正統派ベビー路線でこのまま行くのだろうが、個人的にはちょっと違う路線で、裕二郎と もう1回組むぐらいでもいいのではないかと思っている。
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{10 IWGPインターコンチネンタル} ●中邑真輔(ハイフライフロー)棚橋弘至○ (23分24秒) 立会人にスタン・ハンセン。 棚橋の入場では元メガデスのマーティー・フリードマンが生ギター。 中邑の入場にはポール・ダンサー。 ポールは上が固定されていないためグラグラ揺れてやりにくそうではあった。 明らかに、さっきの試合よりいい扱い。 確かに、両選手の存在感は大きい。 中邑が自身の評価と共に、ICのベルトの価値を高めてきたのもわかる。 そして最高の挑戦者を得た。 しょっちゅうやっていた感のあるこのカードも、実に2年4ヶ月ぶり。 昨今はこのカードに頼らなくてよくなってきた新日マットの充実ぶりを物語る。 満を持しての黄金カード。 さはさりながら…ではある。 中邑は新しい闘いを見せられる、と言っていたが、いい試合ではあったけれど、既視感 は否めなかった。 ここは一つ、レインメーカーに締めさせてもよかったのではなかったろうか。 試合後はいつもの棚橋劇場。 エア・ギターにマーティーの生ギターが加わって、いつもよりは短め。 終了は22時過ぎ、正規試合開始からでも5時間だが、全く長く感じなかったのはさすが。 当日深夜、TV朝日系列で1時間のスペシャル番組。 東京は2:45から。
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