2014.8.10(日) 新日本 西武ドーム

バディファイトPresents G1 CLIMAX 24

 

 

15:00開始。

観客数は18000人。

アリーナはよく埋まっていたが、スタンドは半分以下の入り。

それでも、両国はもちろん武道館でやってもかなりの人があぶれた計算になる。

東京ドームよりは使用料も安そうだし、思い切ってやってよかったのかも。

それほどひどくなかったが台風が来ていたせいで、心配された暑さは和らいだものの、

客足には悪い影響があったろう。

東京ドームとは違って、密閉された空間ではない。

野球場に大きな丸屋根がかぶさっている感じ。

 スタンドと屋根の間に隙間があって、外から素通し。

時間が早い内は外光がそのまま入るので野外会場の赴き。

トイレも広く、売店も多くて便利。

 

青字は{Aブロック}、緑字は{Bブロック}の参加選手。

 

1}

天山広吉      ランス・アーチャー

小島聡       デイビーボーイ・スミスJr.

タイガーマスク     TAKAみちのく●

○田口隆祐(どどん)エル・デスペラード

6分15秒}

 

 オープニングはにぎやかに8人タッグ。

 G1不参加のJr.同士でフィニッシュ。

 

 

2}

永田裕志      バッドラック・ファレ

中西学        ドク・ギャローズ

BUSHI(マイアミシャイン)高橋裕ニ郎○

8分23秒}

 

 Bブロックに出場した真壁が、アゴの怪我で最終戦を欠場。

 代打のBUSHIはいい動きを見せたが、最後は取られた。

 抱えて落す裕ニ郎の新フィニッシュ・ホールドは内藤のエボルシオンと同じ技。

 

 

3}

矢野通         鈴木みのる●

○桜庭和志   (反則)飯塚高史

YOSHI-HASHI     シェルトン・ベンジャミン

9分42秒)

 

 鈴木が桜庭に、ロープ越しにスリーパーを掛け続けて反則負け。

 その後も桜庭は絞められ続けて場外に伸びてしまい、いい所なし。

 この落とし前、どう付けるのか?

 

 

4}

●獣神サンダー・ライガー キャプテン・ニュージャパン(パイルドライバー)アダム・コール マイケル・ベネット○

10分56秒)

 

この大会のみの特別参加、ROH組がいい所を見せるかと思いきや、意外に地味な闘い

振りで、むしろホームの新日組を立てていた印象。

唯一目立ったのが女子マネージャー、マリア・ケネリス。

そのまま試合が出来そうな格好で登場、色仕掛け?でキャプテンを翻弄し、自軍の勝利を

アシストした。

WWEディーバの由で、そう言われれば何となく記憶がある。

 

 

5 IWGP Jr.タッグ}

KUSHIDA アレックス・シェリー(ホバーボードロック)カイル・オライリー● ボビー・フィッシュ

14分21秒}

 

 同じくROHからの刺客。

ROHの現タッグ王者だけに、素晴らしい動きを見せた。

 キックとサブミッション・ホールド、飛び技。

バック・ブリーカーとニー・ドロップの合体技がすごかった。

 フィッシュは以前NOAHに出ていた。

 今日は敗れたものの、新日に定着すればタイムスプリッターズのライバルとなろう。

 

 休憩前に、新日本とGWFの業務提携の調印式。

 昨年はTNAの代表としてWRSTLE-1に来たジェフ・ジャレット。

 いつの間にか新しい団体を立ち上げていた。

 スコット・ダモール副社長がギター・ケースを持って来ていたので、一波乱あるか、と期待していたが、

何もなく終了。

 ダモールはレスラー兼トレーナーとしてTNA他で重鎮だった由。

 小太りだし、山本小鉄みたいな人?

 KUSHIDA等日本人も多く世話になっていたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6}

内藤哲也(スターダストプレス)本間朋晃●

8分56秒}

 

 休憩後はG1決勝、2位同士を含め、Aブロック対Bブロックのシングル戦が続く。

 飯伏の代打で出場し、全敗に終わった本間だが、会場人気は高い。

 昨年の覇者、内藤は客の応援でも苦しんだものの、最後はきっちりフィニッシュ。

 これからの奮起に期待。

 

7}

石井智宏(ガンスタン)カール・アンダーソン

9分39秒}

 

CHAOS対BULLET CLUB。

 裕ニ郎の介入は、YOSHI-HASHIが走り込んで来て排除。

 YOSHI-HASHIは、来年はG1に出られるよう頑張って欲しい。

 石井の左肩の負傷がひどそうで、欠場でもよかったくらい。

 最後は何とか勝ちそうな所まで持って行ったものの、ブレーンバスターを空中でガンスタンに切り

返されてフィニッシュ。

 

 

8}

後藤洋央紀PK)柴田勝頼

11分16秒}

 

 ハード・ヒットのタフマン・コンテストは、go 2 sleep→PK、でフィニッシュ。

 倒れている後藤を柴田がリング下に放り出し、自分も下りて行って肩を貸して2人で帰る。

 が、途中で柴田が疲れて崩れ落ちると、今度は後藤が肩を貸す。

 これぞ美しき友情…なんだろうけど、何か素直に乗れません。

 凱旋帰国時に一大ブームを起こしたグレート・カブキが、いつの間にかペイントしなくなって中堅

所になっていたのをふと思い出した。

 

 

9}

棚橋弘至(回転エビ固め)AJスタイルズ●

16分24秒}

 

 2位同士の対戦は、決勝になって全くおかしくなかったカード。

 再三トライされたスタイルズ・クラッシュを完封し、最後は丸め込みで返した棚橋が勝利。

 BULLET CLUBが乱入、棚橋を袋叩きに。

 ここに飛び込んで来たJJが、棚橋を救出…と思いきや、ギターで一撃。

 スーツを脱ぐとBULLET CLUBのTシャツ…まさかの合体は、今日一番のサプライズ。

 しかし一番ハラハラしたのは、ダモールがなかなかギター・ケースを開けられなかった時であった。

 

 

 

 

 

 

10 優勝決定戦}

中邑真輔(レインメーカー)オカダ・カズチカ

23分18秒}

 

 かつてのワールド・リーグ戦における猪木対坂口のような、さわやかな?同門対決は、後輩の

オカダが勝利。

 ボマイェをドロップ・キックで切り返し、レインメーカー3連発でフィニッシュ。

 試合後のインタビュー(外道共々)でも、「中邑さん」への敬意を忘れない。

 IWGPヘビーへの挑戦は、来年の1.4に。

 それまでは権利書を賭けて防衛戦をすると言う。

 終わってみれば、今の新日には順当な結果か。

 子供番組を提供する親会社ブシロードのCMに出て、プロレスを知らない子供でも「オカダッシュ!」

などと言っている。

 「カネの雨を降らせる」は、本当になりつつある…のかもしれない。

 終了は19時くらいだったか。

 

 

 

 

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