18回富士通杯達人戦 決勝戦 (1)

▲佐藤康光九段−△谷川浩司九段

2010.9.4(土) 於 有楽町・朝日ホール

 

 

写真・トップ左は、対局後の佐藤九段(左)と谷川九段(右)。

写真・トップ右は、解説の大内九段(左)と斎田女流四段(右)。

写真・左は、対局前にインタビューを受ける佐藤九段。

 

富士通HP

http://jad.fujitsu.com/event/2010/shogi/

 

 達人戦はプロ将棋界唯一のシニア・トーナメント。

公開対局で行われる決勝の観戦は4回目。

 マリオンはJR有楽町駅そば、映画館などのある大きなビル。

 11:40頃、11Fの朝日ホールに行くと50人程の行列。

 12:00の開場時間には100人近くなったか。

 前回より多いようだ。

 席は700弱だが、8割方埋まったか。

 ロビーで美人に封筒を渡された。

 伊藤明日香女流初段であった。

 女流棋士ファンクラブ「駒桜」の宣伝物が入っていた。

 

13:00、開演。

司会のフリー女性アナウンサーはいつもと同じ。

主催者挨拶は日本将棋連盟・米長会長、週刊朝日・山口編集長。

スタッフが一人一人紹介されながら登場。

 

読み上げ・ 上田初美女流二段

記   録・ 森村賢平三段

スクリーン盤面操作・ 門倉啓太三段、伊藤和夫三段

解 説・ 大内延介九段

聞き手・ 斎田晴子女流四段

 

次いで、両対局者が登場。

インタビューの後、盤前に着席。

駒を並べた後、振り駒。

と金が4枚で佐藤九段の先手に。

持ち時間15分で切れたら30秒将棋。

ただし1分単位合計10回の考慮時間あり。

NHK杯と同じである。

壇上、中央から左に対局場。

右側には解説用の大型スクリーン。

客席最前列で奨励会員が操作するパソコンの画面が投影される。

解説と聞き手はスクリーンの横に立ってしゃべる。

 

写真は、表彰式での佐藤九段。

 

結果は79手で佐藤九段が勝利。

初出場にして初優勝、史上最年少の達人となった。

終局後、スクリーンのところで感想戦。

次いで表彰式。

優勝者に賞状とカップ、賞金、賞品(PC)の目録。

準優勝者にも賞金。

優勝者インタビュー。

 

佐藤

 戦前の研究がうまく行った。

 その後も自分らしく思い切って行けた。

 会心の内容。

 達人戦初出場で40代になったという実感ができた。

 連覇を目指してがんばりたい。

 羽生世代の中で一番年上。

 年上で初めてよかったと思った。

 

 来年は羽生名人、森内九段、丸山九段、藤井九段といった面々が

一挙に出場資格を得る。

 米長会長は挨拶の中で、清水市代女流王将も40歳になっている

ので、皆さんの御力添えで出場させたい、と言っていた。

 出場資格には、しかし年齢の他、竜王戦1組ないし順位戦A級在籍

(現在もしくは通算5年以上)、あるいはタイトル戦経験者、という

条件がある。

 悪い冗談であろう。

 

対局者が退場後、プレゼント当選者の発表。

 パンフレットに記された番号で当たる。

賞品は将棋年鑑や対局者の扇子など。

15:00過ぎに終幕。

 観戦記は「週刊朝日」9月14日及び9月21日発売号に掲載。

囲碁将棋チャンネルでも10月23日に放送される。

 

 

 

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