2009年3月29日
先日、飼い主さんからご質問を受けました。
ネットの情報なのですが、海外で市販のノミ駆除シャンプーや薬剤でワンちゃんや猫ちゃんが亡くなった事故があるようなのですが詳しく教えてもらえないでしょうか?とのことでした。
私も獣医も、その情報を知らなかったので薬屋さんに、そのような事故が本当にあったのか調べていただきました。
薬屋さんのお話では、市販のノミ駆除剤には大体「ピレスロイド系」の薬剤が使われているとのことでした。
まず猫には、この「ピレスロイド系」の薬剤を分解する能力がないそうです。
ですので、猫に「ピレスロイド系」の薬剤の入ったシャンプーやノミ駆除剤を使った場合に、死に至るような事故が起こる可能性は十分にあると思われます。
犬に関しては、海外の商品の場合、高濃度の薬剤が入っているものが多いので固体によっては、体調・代謝能力などいろいろな要因によるのでしょうが、死に至ることもあるようです。
その他によだれが止まらなかったり、皮膚がただれてしまったり、といろいろな副作用はあるようです。
気になったので、日本の市販のノミ駆除剤のことを調べてみました。
調べてみると、日本の市販のノミ駆除剤も「ピレスロイド系」の薬剤がほとんどでした。
余談なのですが、人間の発毛促進剤など頭皮に付ける薬剤を舐めて動物が亡くなる事故もあるそうです。
もともとこの種類の薬剤は、高血圧の薬剤で飼い主さんの頭皮に付いた薬剤を舐めてしまうことで体内に入り、血圧低下や心負担・脈管系に負担が係り死に至ることがあるそうです。
日本で販売されているものは、濃度が1%のものなのですが海外では2〜5%の濃度の物が販売されておりインターネットなので購入することが出来るようです。
インターネットの普及で、いろいろな薬剤が安易に入手することが出来るようになったのですが、あまり知識のないままに使用してしまい事故が起きてしまう危険性があることを知っておかなければいけないと改めて思いました。
悲しい事故を未然に防ぐためには、市販で簡単に入手できる薬剤やインターネットで簡単に入手できる薬剤については、安全かどうか確認する必要です。(獣医師・看護士)