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2009年4月上旬、高速道路料金が土・日・祭日に限り、一律1000円(首都圏一部の高速道路を除く)になり、身近に東京から新潟に帰れるようになった。(図々しくも親戚のおじさんの車に便乗して新潟に帰っているのであるが・・・)

親戚のおじさんから「今度の週末、新潟で渓流釣りをしたいんだが、どこかいい川はあるか?」とのTELがあり、私は今までの経験から「4月の上旬でしたら、川内山塊のあの川がベストですよ!」と答える。

親戚のおじさんは、川内山塊のその川には、40数年前にさんざん釣りをした思い出の川だという。その当時は、尺を優に超えるヤマメがゴロゴロいて、釣れる魚はみんな大きく、釣れすぎて飽きてくる程、釣れたらしい。今はそんな魚影は見られないが、それでも天然イワナが絶えることなく、毎年、元気な姿を見ることができる楽しい川だ。

今回は私(管理人)・よしおじさん・親戚のおじさんの3人で、天然イワナを求め、川内山塊・A川に出かけてみる。




釣行開始

車止めからすぐにイワナはいるが、すでによしおじさんが釣り攻めているというので、よしおじさんがまだ攻めていないところから釣りをする。

車止めから歩いて30分、最終砂防ダム上流から釣りを開始する。

ここのイワナは尺物の大物が釣れるので、道糸は1号を使用。エサはミミズ。

竿は、私が5.6m、親戚のおじさんとよしおじさんは6.1mの竿を使用する。




さぁ〜釣るゾ!

親戚のおじさんの一投目。

大岩の脇にそっと仕掛けを打ち込む。いかにもイワナが棲んでいそうなポイントなので、しばらくおじさんの仕掛けを見ていると、目印がピクピクっと動く・・・

すかさず合わせるが、イワナは姿を見ることができなかった。どうやら型の小さいイワナがエサに飛びついたか、それともイワナの動きが鈍くてエサを思いっきり食べないかのどちらかだと思うが、どっちにしろイワナがいることがわかったので、ひとまずホッとした・・・




私の一投目

私もイワナが居そうなポイントに仕掛けを流すと一発でえさを食ってきた。

型は23cmくらいだろうか。

この川に対してあまり大きくないイワナではあるが、それでも今年はじめてみるイワナと対面できると、顔がほころんでしまう。

よしおじさんに釣った魚を持ってもらって写真を撮ったが、天然イワナの綺麗な姿に、よしおじさんの顔もにこやかになる。




雪シロなし

この時期、山からの雪解け水で川が白く濁って増水することを”雪シロ”というが、川の状態を見ると、雪シロ増水はまだ始まっていないので、川底まで澄んで見える。

午後になると、雪解け水が出てくるので少し濁ってくるだろうが、この澄み具合なら今日の釣行に支障はない。

雪シロ状態になると水温が冷たくなり、イワナは岩陰にもぐって釣れなくなる。

雪シロが出ているか?出ていないか?が、この時期の釣果に大きく左右する。




良型イワナ

「ここは絶対イワナがいるだろう!」と思わせる一流ポイントに仕掛けを流す。

今日のイワナは鼻面までエサを近づけないとエサを食べない。そんなエサ追いが悪い状況なので、深みのあるポイントではオモリを重たくして、根掛り覚悟でゆっくり仕掛けを流すのが、今日のヒットパターンのようだ。

「今日のイワナは底にへばりついているな!」

早速、みんなオモリを重たくして仕掛けを流すと、次から次へとイワナが上がる。


ちなみに私は3B−5Bのオモリを常備している。釣り始めは4Bを1個つけた仕掛けで使用していたが、今日のイワナのパターンを知ると、4B+5Bのかなり重い仕掛けに変えて釣ってみると、ようやくイワナが釣れるようになった。




良い淵は丹念に・・・

この時期のポイントは、流れが緩やかな深みのトロ場。

こんなところは大きなイワナが潜んでいる。

底にオモリが当たるような感じで仕掛けを流すと、イワナがエサに飛びついてくる。




28cm 天然イワナ

「来た!」

おじさんが叫んでいるので、おじさんの竿を見てみると、なかなか大きいイワナが掛かっている。

釣っている場所は足場が悪いゴルジュ帯なので、イワナを上げるのにも苦労する場所だ。


イワナが浮いてきて、大きさを確認すると、確かに今日一番の大きいイワナ。尺ぐらいありそうだ。

何とか引っこ抜けるサイズなので、タイミングを見計らって竿を力強く上げると、イワナが宙を舞い、なんとか岸に上げることができた。




天然イワナ

この川にいるイワナは全て天然物のイワナ。今まで一度も放流した実績はない。

放流しなくても、毎年天然イワナの姿を見ることができる素晴らしい川だ。

私はここの川の魚止めには行ったことがない。サンデーアングラーの私にとって、とても一日では魚止めまではたどり着くことができない。2泊3日ぐらいの釣行でないと、魚止めまでたどり着けないだろう。

また、この川は全山スラブ・岩山で構成されている川内山塊の渓である。源流に行けば行くほど木々が少なくなり、一つの滝を超えるのに、埋め込みボルトやザイルが必要になってくる。

釣り人を寄せ付けない厳しい渓なので、放流しなくても天然イワナが絶えることがないのである。




本日一番の大物

今日一番の大物は、よしおじさんが釣った31cmのイワナ。

尺を超える魚は、引きも強烈でなかなか水面に上がってこない。

この写真では見づらいが、かなり尾びれが大きいイワナだった。

この尾びれの大きさも、養殖物と天然物を比べるとその大きさは明らかに違う。




次のポイント

このような落ち込みの脇にはイワナがいる。

仕掛けをそのポイントに流してみると・・・




今日一番のイワナ(最小サイズ)

上がったイワナは、すぐにリリースサイズとわかる小さなイワナ。

良いポイントがいっぱいあるのに、上流に行けば行くほどイワナが釣れなくなってきた。

「誰かに釣られたか?」

釣り人の気配はないのだが、何故か釣れない・・・

しばらく上流まで歩けば、そのうちイワナが釣れだすだろうが、今日は午後から雨が降ってくるとの天気予報が出ている。

これ以上奥まで行くことはやめて、下流にある支流で、再度竿を出すことにしよう。




山を見る

「さて、下流に行こうか!」

イワナの釣果はまずまずだったが、晩御飯がイワナだけではちょっと物足りない。やはり山菜がほしいところだ。

山を見ると、木々が全然芽吹いていない。まだ山菜採りシーズンにはちょっと早いようだ。

しかし、地面にはポツリポツリと緑っぽいものが見える。




キクザキイチゲ

春を告げる山の花 ”キクザキイチゲ”

沢沿いによく見られる花。

残念ながら食べることはできないが、イチゲが咲いているのを見ると、春の訪れを実感する。




カタクリ

こちらも春の山を彩る ”カタクリ”

これは湯がいて、おひたしで食べることができる。

しかし、この可憐な花を見ると、採って食べようという気持ちは薄れてしまうので、採らずにそっとさせておく。




天然ワサビ

なんか食いもんがないかと、目を凝らして下を見ると、天然のワサビを見つけた。

川内山塊は天然ワサビが多く生えている地域。

今日の夕食分だけ採って行くことにしよう。




山にんじん

にんじんの葉に似ていることから、田舎では”にんじんっ葉”と呼んでいる山菜。正式名称は”シャク”と呼ぶ。

食べ方は茎・葉の部分を湯がいて、おひたしにして食べる。

セリ科に属するために、セリのような独特の香りがあり、いっぱい食べられる山菜ではないが、山菜の中でももっとも早い時期に食べられる山菜の一つ。

春を味わうため、今日は夕食分だけ採って行くことにする。




支流にて釣り開始

支流とはいえ、この時期はなかなか水量があり、いいポイントがある。

このポイントは、流れ込み右の大岩の岩陰にイワナが棲んでいそうだ。




いるべきところにイワナがいる

大岩の下、深さは1.5mくらい。

釣れたイワナは、25cmのやや黒ずんでいるイワナだった。

一投目では釣れず、何投か仕掛けを流したときにようやく掛かった。




錆びついている岩魚

冬、岩陰の暗闇にじっとしている岩魚は体が黒くなる。

そのような色の黒いことを、釣り用語で”錆び”という。

イワナだけでなくヤマメにも見られる。

もっと暖かくなり、イワナも活発に動くようになると錆びは抜けるので、錆びつきのイワナを見ることができるのは、今のシーズンだけである。




よく越えるよ!!

ウェーダーを履き、竿もたたまず、よしおじさんが崖を登り、通らずを突破する。

さずがゼンマイ採りしているだけあって、なかなかのバランス感覚だと感心してしまう。

しかし、ウェーダーを履くと足があまり動かすことができないので無理は禁物。ましては竿をたたまず登るなんて、「そのうち竿を折るぞ!」と叫びたく光景だった・・・



話は変わるが、最近のデジカメはコンビニに行けばすぐに現像できる。1枚30円。

川遊びが終わり、私はすぐにコンビニに行ってデジカメで撮った画像を現像し、その写真を見ながら晩御飯にするが、この日も川の話で盛り上がった楽しい晩御飯だった。


私の祖父が、今日の釣行の写真を見ながらつぶやく

「俺のじいさんも川が好きで、よく一緒に魚採りに行ったものだ」と・・・

私のじいさんのそのじいさんの話である。

私が釣り好きなのは、どうやら先祖代々の遺伝だったことがわかった(笑)



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