粟島遠征(平成19年7月6日〜7日)  前のページの戻る  トップページに戻る。

出発

 先週土日は低気圧のため遠征中止。今週こそはと天気とにらめっこをしていたが、本日突然チャンスがおとずれた。前日まで波2m、風6mのプチシケが急激におさまり、波0.5mのベタとなるらしい。
 「いくしかない」と民宿にそく電話。「きてもいいよ〜」の嬉しい返事に出撃してきました☆☆☆遠征。
 道中、海はまだ1.5mほどの波がのこっている。大丈夫であろうか?通常新潟で見る海のプラス1mが☆☆☆の状況。やや不安なおももちで出船である。
 ついてみたらあらびっくり。現場は出しの風にてほんとにベタ凪。ちと風がある程度。
初日
 本日のお客は我1人。次便で常連さんが1組くるらしい。
 当日の波気配で釣行できるやからはそうはいまい(笑)。あまり自慢できる話でもないが、この時期限定でかんべんしていただきたい。また前日はあきらめていたので爆寝。いつもの睡眠不足もなく体調万全である。しかも・・・・。
 「ほれ〜。あんたくるっていうから、サザエ用意しておいたよ〜。」と船長からうれしいプレゼント。涙がちょちょぎれるくらいありがたかった。(たった一人の客のために・・・うううう・・。)
 う〜ん。これで釣らねば男がすたる。よしっ、今日はオール手持ちで釣りまくったる〜。
初日

 ということで釣行開始。どこへでも行けそうであったが、手堅くいつものお気に入りの場所に上げってもらった。この時期は場所に上げてもらえさえすれば間違いない。1投目からあたり連発であろう・・。さくさくと準備を整え緊張の1投目をドボン。5分ほど入れそ〜とエサを替える。あれっ、しずかな気配。エサそのまんまじゃん。デカバンでも真下にいるのか。緊張がはしる。 2投目、3投目。し〜ん。こっこれは、奴だ!奴に違いない。エサがまったくつつかれていない。奴がいるのだ、きっとデカバンだ。
 そのまま1時間、2時間、3時間・・・・・・・・・・・。し〜ん・・・・・。
 妄想は絶望へと変化した。
撤収間際

 撤収時間は6時30分。あと残り1時間ちょっと。さすがの我輩も、上げてはそのままのエサを差し替え手返し、アタリを待つ集中力にもかげりが見え始めた。
 もしや?今日はダメなのか?いやなムードがただよってきた。残りのサザエも6個。そろそろ撤収か。テンションもぐっとさがり、あきらめモードでエサをたっぷりつけて、ぐうたら置竿プレイ、早々に撤収体制にはいった。 後片付け方々、写真をとったり、景色を見たり、時計を見ると6時ジャスト。ふと竿先に気配を感じた。うん?アタリか?全速力で竿にダッシュ。竿先をまじまじみると、確かにぷるぷるあたっている。
 そ〜と手持ちに変更。きいて見る。合図をまってたかのように、いっきに竿をひったくった。
 
3連発
 「うリャ〜」とこんしんのあわせが決まる。ガンガンと特有の手応え。
石鯛(45cm)だ。ひきこんだわりにはサイズがなかったがようやく1匹ゲット。ヘコんでいたテンションも大復活だ。よし、と魚をとりこみすぐに手返し。するとすぐにアタリがでる。今度は明快だ。コン、コンコンと竿をひったくる。一瞬でエサなし。
 のこりサザエは2個。時間は15分。ありったけの集中力でエサを投入。結果は2打数2安打。45cm同サイズの石鯛をゲットすることができた。ここで本日は終了タイムアップ。残念であるが仕方ない。
 本日の教訓。
石鯛は夕方時合がくることあるので、撤収時間は少し遅めにすべし!!である。
2日目
 なにはともあれ結果はでた。いつもの豪勢な夕食(上写真)をすませ、船長に次の日の相談をしてみた。「明日の午前中までは波だいじょうぶだから北の方でもいいよ〜。」というので、そうしてもらうことにした。
 ということで2日目、4時出船。はじめての磯はなかなか苦労する。とりあえず適当に潮のあたってそうな場所からさぐってみる。まったく地形がわかなないので遠くから少しずつひっぱってくる。・・が、根がかりの連発。仕掛がいくらあっても足りません。
 ようやく仕掛が落ち着くポイントを発見したのが6時過ぎ、腰をおちつけて釣行開始だ。4〜5投手返しを繰り返していると・・・。

 
シブチンモード
 きましたきました石鯛のアタリ。コンコンコン、スーと竿が入っていく。手持ちであったのでそのまま送りこんでくと一発で舞いこんだ。どんぴしゃあわせもきまり1匹ゲット(40センチ)である。しかし、その後が続かない。ときたまアタリはでるが、エサをとっていくには至らない。しぶチンモードである。ねばりにねばってようやくもう1匹ゲットするも型は小さい(40センチ)。どうもパッとしない。「まあ、いいや。ねばってればデカいのもくるだろう」と時計をみればもう10時。その頃より風も強くなってきた。そうこうしてると「ドドドド」と船音が!撤収命令である。「きたか」予想はしていたが早すぎる。しかし、安全には替えられない。船長に迷惑をかけるわけにはいかないのである。ということで撤収!!
禁じ手磯替
 息子と2人で迎えにきてくた船長、船中、時間的なことも考え「もうワンチャンス」が言えない私。すると思いがけない言葉を耳にする。「まだ時間少しあるから昨日の場所いってみるけ〜。」
 「えっいいの〜?」(キラキラ)
「まだやりたらんべ〜、どんなだ〜」
 「行く行く。行きます。行かせて下さい。」 
 長い付き合いになると気持ちが通じると言うが、さすがにこの磯替えOKは予想外であった。今回涙がちょちょぎれるうれしい2回目であった。大変ありがたいことである。 
 ということで2時間勝負、初日の場所である。。
最後の勝負
 良い流れは続くものである。到着して見れば昨日とうってかわって潮がいい。海の色がいい。シロウトでもわかるくらいである。
 結果は昨日絶望死した時間帯ながら、コンスタントにアタリが頻発。2時間という短い時間ながら2匹の石鯛(45cmクラス)を追加する事ができた。まだまだ釣れそうな気配であったが、時間ぎれで気持ち良く終了、撤収である。

総括
 今回遠征では石鯛合計7匹。なんとか数はそろったが、型ものには縁がなかった。まだ春のしぶチンモードをひきづっている感じである。来週以降が本番かな?
 それにしても今回も船長さんには大変お世話になってしまった。いつか団体で恩返しをしたい。
 また夏以降おじゃまする予定です。よろしく頼みマス。
 

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