粟島遠征(平成18年9月9日〜10日)
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かれこれ20回くらにになるだろうか。友人K氏と粟島遠征を企画。朝8時に新潟出発、9時過ぎに岩船港到着。10時の高速船に乗る。粟島のまず良いところは荷物の運搬だ。ご覧の通り、車横付けで船に乗せることができるので大荷物でもらくちんなのだ。到着後もしかり、フェリーに横付けで又次郎さん(民宿ご主人)が迎えにきてくれる。すばらしいシステムである。最近、2個以上の荷物は金をとるようになったが、しかたないことであろう。ただ、しいていうならややこしいので、釣人からは一律500円とったらどうだろうか・・。などとぶつぶついいながらの出発だ。船では前回ごいっしょした福島チームと遭遇。息投合して楽しい旅のはじまりである。船は1時間で粟島に到着する。 |
本日、宿泊する宿は釜谷地区にある民宿又次郎さんである。といってもいつもここである。この船長なかなかのくせものである。今日は、島内運動会の親子リレーがあるため少し遅れての出迎えだ。毎回ほのぼのと笑わせてくれるが、とてもやさしいお父さんである。釜谷地区は船が到着する内浦地区から車で10分ほどの場所にある。といっても粟島にはこの2つの地区しかないのであるが・・・。 宿に到着後、10分で釣支度を終え、直ちに渡船。その10分後には、まちにまった粟島沖磯へ到着である。つまり、朝8時に家を出て、最短で11時30分には石鯛釣りが開始できるのである。う〜ん。こう考えると粟島って快適だよな〜。 |
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ここが大事である。どの磯に渡るか。渡れるのか。まず、これは又次郎さんにお願いするしかない。とにかく安全第一主義なので、小さい磯に上げてもらうのはなかなかむずかしい。しかし、長い付き合いになると多少の無理がきくようになる。こちらの、意気込み、体力、釣力、純真な性格?などを知ってもらうことが肝要なのだ。・・ということで、左写真の磯(定員1名)にあげてもらった。(又さんありがとう。)また、K君も希望の磯にあがることができた。 初日は、正に計画通り、後は釣るだけである。しかし・・わが方は、あの手この手、考えられるすべての手を尽くすが、まったく反応ナシ。撃沈してしまった。残念であるが、しかたなし。磯の石鯛はこんなもんだ。 期待のK君の方は35センチ1匹・・・。あれ、あれ、あれ・・・・。 |
6時30分に初日撤収。宿に帰って風呂、食事の時間だ。粟島のもうひとつの楽しみは、この王様のような待遇である。好きなだけ釣りをして、帰ってくるとお母さん、若奥さんのあたたかい出迎え、風呂、くいきれないほどのうまい料理である。これ以上の贅沢がほかにあるのだろうか・・・・。福島チーム(2名)も合流し、とても楽しいひとときとなった。 ここで明日の作戦をK君とねる。初日おみやげ作戦は不発に終わったものの、アグレッシブに新天地開拓作戦(K氏案)にのることにした。あとは又さんにどう交渉するかだ。 ふっふっふっ。これは我輩にまかせなさ〜い。 |
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ということで、2日目、新天地の磯に到着だ。あっさり交渉に成功!「又さんお願い!ここにのせて!」に「うん。いいよ〜。」のふたつ返事。ああっ、俺達も又さんに認められたんだ〜・・とかってに深読み自己満足。ともかくあこがれの磯に到着だ。又さんありがとう!!! さっそく二手に分かれ、釣り開始。朝まずめ、まず我輩にアタリがでた。コツ、コツ、スーー、ズバっっと舞込み、ガツンとどんぴしゃあわせ。てごたえ十分。やり〜、と思ったらすかっとバラシ。がっく〜ん。なんで〜。気おとりなおしてすぐに手返し。するとすぐまたアタリがでる。こんどは逃がさんと慎重に送りこみ。あわせもうまくきまったが、さっきよりはかるい。あがったのは40センチの石鯛だった。 |
しばらくすると、裏でポイントを発見したK君にアタリがでる。今回デェビューのNEW石鯛竿がうなりをあげる。45センチの石鯛をゲットである。これは入れ食いモードか?・・・が、我輩の方から時合終了。まったくアタリがなくなった。ついでK君のほうもバラシとともに時合終了である。 それから1時間ほどたったろうか。K君の場所でまたアタリがではじめた。スパッと1匹ゲット。うん、やるね〜。しかし、10分ほどでまたまたアタリが止まり、まったりと時間がすぎる。 ・・・どうやら今日は時合が極端に短いらしい。K君が「こんど時合がきたら、こっちおいでよ。こっちが今日のポイントみたいよ」とさそってくれた。 |
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K君の言葉通り、また1時間ほどたったころK君の場所でアタリがでる。こんどの時合は長そうだ。43センチクラスが立て続けに2枚上がった。 そこで、我輩も遠慮なく切れ間に竿を出させてもらった。着底と同時にいっきに竿が舞込み、ガンガンと良い手応え。いともかんたんに釣れてしまった。47センチあった。うっひょ〜。やった〜!! しかし、これを合図に3回目の自合が終了。パタっとあたりがでなくなる・・・。 おもしろいものである。少しでも躊躇していたら、この石鯛はとれなかったであろう。K君との連携が貴重な1枚につながったのである。 |
10時過ぎに又次郎さんが弁当をもってきてくれた。その頃にはK君が1匹追加し、合計6枚の石鯛をキープしていた。なごりおしかったのではあるが、だいたい場所は研究できたので、撤収時間まではあと2時間あまりであったが、ずうずうしく磯替えをお願いした。めったなく波もないので、できるだけ多くの名磯を研究しておきたかったからだ。又次郎さんも我々の希望を快くOKしてくれた。ありがたい限りである。 てなわけで、名磯2(写真右)。具体的な場所はもちろんないしょだが、この場所は必然的にポイントが一ヶ所だったので、K君と仲良く並んで竿出しすることとなった。 |
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この場所もさすが名磯である。1投目からアタリがでる。 コツ、コツ、コツ。スーっっと竿が舞込み、スーっとあがってくる。「あっ、石鯛いるやん。」 いるのさえわかればこっちのもんである。もはや我らにとっては釣ったも同然である。(気分は名人気取り) 交互にきれめなくエサを投入し、互いに仲良く2枚づつゲットした。最後にK君が釣った47センチ君にはおどろいた。おにゅーの置竿が前触れもなく勝手に突っ込んでいき、竿の絶妙なはんぱつのみで勝手に上陸してきたのだ・・・。あぜん・・・。あれを釣ったというのだろうか?いや釣ったのである。しかも本日大物賞(同記録)である。 口には出さなかったが「送りこみもあわせも無用な3本波継ぎ石鯛竿。俺も俺もほんとはほしいいいいいっ!!」 ・・・と心の中で思いながら、午後1時撤収とあいなった。 |
てなわけで2日間で合計11枚の石鯛をゲットすることができた。総括すれば、情熱、技術(竿?)、根性すべてK氏の圧勝であった。勝ったのは営業力だけか・・?しかし、そのK氏をここまでに育てたのは我輩である。昨年60cmをゲットできたのもまぎれもなく我輩のおかげである。(?) よって2人の勝利である。しかるに今度は俺に60cm釣らせてくれ〜。竿くれ〜。な〜んて、最高にごきげんな粟島遠征とあいなりました。 しか〜し。石鯛への道はこんなものではない。今回はたまたまめぐまれたにすぎない。2人とも朝一のデカメをバラシているこを忘れてはならない。そして、なにより又次郎さんのおかげであることを忘れてはならないのである。 我ら2名、新潟で70センチの石鯛をとるまで釣りつづけるのである。(目標ふえてんじゃん)・・・・おわり。 |
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