高尾山ハイキング          平成19年4月30
小学校の遠足や家族で何回となく訪れた事のある高尾山は最も親しみ深い山(599m)である。京王線新宿駅から高尾山口駅まで約45分と都心から近いこと、幼児から中高年まで手軽に楽しめる事もあって、「東京近郊ハイキング人気ナンバーワン」になったと日経新聞に載っていたのも最もと、うなずける。今回は若手ジュエリーデザイナーの友人を誘い夫と三人連れで出かけた。ゴールデンウィークの真っ最中で、高尾山口駅周辺は大変な混雑であったが、ハイキングコースが何通りもあるせいか、あっという間に人影が登山口へ消えるように散っていった。我々はケーブルカーで展望台付近まで行き、薬王院をお参りし、ゆっくり山頂へ。そこはさっきの人影が一点に集合した混雑振りであったが、そこから遠く真白な富士山を望むと不思議に安らぎと幸福観を覚えるのは私だけではないだろう。木陰に置かれた木製のテーブルと椅子に運よく腰掛けられて、持参のおにぎりで小休止。汗ばむほどの好天に新緑を堪能した。 帰路は6号路を選んだ。前々日に降った雨の影響か置き石の散策路に水が溢れていた。沢のせせらぎや小鳥の鳴き声に耳を傾け、草花に目をやりながら途中、修験者が水行を行うびわ滝を通り下山。山菜のお漬け物、川魚の甘露煮、そば、高尾せんべいなどのお土産屋さんをのぞきながら参道をもどると岩魚の塩焼きの香ばしさにひかれビールで乾杯!。主人と友人は八王子の地酒「桑の実」もやや甘口ながらいける!と満足げ・・・。冬には一尾丸ごとの熱燗岩魚酒もおススメ。