競馬用語「あ」


アウトブリード
異型交配のこと、つまり5代前までさかのぼっても同一の馬が交配されていない場合をいう。

青ランプ あおらんぷ
馬場内掲示板に点灯するランプで、そのレースが審議中であることを示すランプ。

アオる
ゲートが開いて出る時に馬が立ち上がり気味にスタートすること、出遅れの原因となる。

垢抜けた馬体あかぬけたばたい
均整がとれたバランスのいい馬体をいう。

赤旗あかはた
スタンドカーに乗った発走委員が発走3分前に集合合図のために振る赤い旗。

赤ランプあからんぷ
馬場内掲示板に点灯するランプで、そのレースが着順どおりに確定したことを示すランプ。

上がりあがり
ゴール前の部分を指す、終いともいう。

上がり馬あがりうま
急激に力をつけて、下級条件から格上の条件へ勝ち上がってきた馬を言う、昇り馬ともいう。

上がり時計あがりどけい
ゴール前の時計、つまり勝負どころの時計を指し、場内掲示板にも表示される。

秋競馬あきけいば
秋に行われる競馬で、9月第2週から、12月の有馬記念までをいう。

アクト
繋の後面にできる皮膚炎のことで、繋(けい)くんともいう。

悪癖あくへき
馬が何らかのきっかけで身につけてしまう癖のことで、生まれながらのクセもあるが、多くの場合、牧場、厩舎などで身につけてしまった癖で、特に蹴る、かむなどの都合の悪い癖を言う。→ 習癖

明け○歳あけ○さい
年が明けて、馬齢が変わったときにその馬の馬齢を示す。

朝追いあさおい
本追い切りを済ませた後、金曜もしくは土曜の朝軽く流す程度の追い切りを行うこと。

脚色がいいあしいろがいい
馬の走りにまだ余力が感じられ、これからまだ伸びる様相をしめしている状態。

芦毛あしげ
白っぽいもしくは灰色掛かった馬の毛色。

脚抜きがいいあしぬきがいい
砂がしまって走りやすいダートのこと。

脚元がパンとするあしもとがぱんとする
脚が丈夫になること、脚の故障がすっかり治り、足元に不安がなくなること。

脚を余す・残すあしをあます・のこす
ゴール前で前がつまったり、追い出しのタイミングが遅れ、全力出し切らず余力を残したままレースが終ってしまうこと。

汗こきあせこき
馬体を洗浄した後、水を切る道具。

汗取りあせとり
調教時に鞍の下に毛布などをかけて、汗を出させ、馬体を絞る目的に使うもの。

遊び遊び走るあそびあそびはしる
レース中走りに集中せず、力を抜いて走ることをいう。

アテ馬あてうま
牝馬の発情状態を確かめる為、牝馬に近づけられる牡馬、試情馬のこと。

後検量あとけんりょう
レース後に行う、 不正がないかどうかを検査する斤量の検量で、7着以内について行われる。

後退きあとびき
引かれたり、つながれたり、ゲートに入るのを嫌がって、後ずさりしたり反り返ったりする動作。

あな
人気馬が負けたり、人気のない馬が連に絡んだりすることによって発生する払戻しの高い場合の人気の無い馬をさす。

穴馬予想あなうまよそう
穴を発生させる馬を中心に考えた予想。

穴狙いあなねらい
高配当を狙った人気薄の馬を狙うこと。

アピール
騎手または調教師が不正行為を裁決委員に申し立てすること。

鎧・鐙革あぶみ
騎乗した騎手が脚をかけるところで、鞍から鐙(あぶみ)を下げている革のことを鐙革という。

アメリカンダミー
本来サラブレッドは三大父祖以外の血統を排除しているが、アメリカのサラブレッドの一部には、クォーターホースの血が配合されているという噂。

アラアラになる
全力を出し切って余力がなくなって、バテてしまった状態。

アラブ・アラブ系競走あらぶ・あらぶけいきょうそう
アラビア半島を原産とした馬の種類であり、地方競馬等の公営競馬では現在もアラブ系競走として現在も行われている。中央競馬では現在はアラブ系競走は廃止されている。

アラブ系種あらぶけいしゅ
純粋なアラブ種の馬というのは現在数えるほどしかいない、現在地方競馬等で行われているアラブ系競走に出走しているアラ系の馬というのは、アラブ種とサラブレッドからの混血による(アングロアラブ)ものが多い。

荒れ馬場あればば
芝の馬場が踏み荒らされてデコボコしたような状態をさす。

併せ馬あわせうま
他の馬と併走させて調教を行うこと。競走意識を高めたり競り合いの勝負根性をつけさせたりするために行う。

アングロアラブ
アラブ種とサラブレッドの混血で、フランスで品種改良された馬の種類。

アンコ・アンチャン
若手、見習いの騎手をいう。

アンダーシャツ
下着、騎手が勝負服の下に着ている下着。

安楽死あんらくし
予後不良と診断された馬は、獣医の手によって薬殺による安楽死措置がとられる。



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