競馬用語「ま」


マークカード
馬券を購入する時に記入するカード。機械に読み取らせて、馬券を発行する。

マーケットブリーダー
生産牧場のこと(→ 生産牧場 参照)

マイラー
スプリンター(短距離馬)、ステイヤー(長距離馬)に対して中距離馬(1600から2000mぐらいを得意としてる馬)をマイラーといっている。日本の競馬は馬の成長に伴い徐々に距離が延びていく競走形態のため、マイラータイプの血筋を引く馬の活躍が目立っている。

マイル戦まいるせん
1マイル、つまり1600mのレース。

前売りオッズまえうりおっず
前売りの状況によって発生したオッズのこと。

前売り発売まえうりはつばい
当回よりもあとのレースの馬券を発売すること。第1Rの前に第5Rやメインレースの馬券を売ることをいう。土曜日のレースを金曜日に発売する場合や、日曜のレースを土曜日に発売する場合には前日発売という。

前があく・ふさがるまえがあく・ふさがる
最後の直線で、前を走る馬が横にそれて、都合よく進路が開けること。逆に進路が無くなってしまうことを前がふさがるという。

前がきまえがき
馬が前脚で地面を軽くかく動作のこと。飼い葉が欲しいときなどにする。腹痛を訴える時には、地面を叩きつけるように前がきをする。

前検量まえけんりょう
出走馬が負担する重量を競走の前に計量することをいう。騎手は競走の発走時刻の70分前から検量を受けることになっている。体重や装具を調整しても所定の負担重量で騎乗できないときは、前検量の際検量委員に申し出て、2kgを超えない範囲で重量を超過(超過重量)して騎乗することが出来る。

前さばきが柔らかいまえさばきがやわらかい
馬が走る時、キ甲から肩を結ぶ線上に前脚の蹄が届くのが普通のフォームでこの線よりも前に脚が出ることを前さばきが柔らかいという。

前の馬に乗っかかるまえのうまにのっかかる
後を走る馬の前脚が、前の馬の後脚に当たってしまうこと。

前残りまえのこり
逃げ・先行馬がそのまま残ってゴールすること。

巻腹まきばら
「腹が巻き上がる」というのと同じで、腹部の内容が乏しく、巻き上がった感じに見える腹構えをいう。使い込まれての過労が原因で巻腹になることもあり、パドックで馬体を見るときのチェックポイントでもある。

まくる
3〜4コーナーから先行馬を抜いて行き、そのまま直線で粘り込むこと。

マスコミ人気ますこみにんき
新聞や、雑誌などの記事の影響を受けた過剰人気のこと。

馬栓棒ばせんぼう
馬が勝手に外へ出て行かないように、馬房や、放牧場の出口をふさぐ棒のこと。

股綱またづな
頭を上げる馬を低姿勢に導くために使用する補助具。形はいろいろあるが、普通は別の革紐を手綱から取って鞍に直結し、頭が上がれば突っ張るように出来ている。レースに使用するときは負担重量に加算される。

抹消まっしょう
中央競馬に登録することによって中央競馬に出走が出来るが、登録を抹消すると出走が出来なくなる。通常馬主からの抹消申請があったとき抹消されるが、登録馬が次のようなことに該当したときも登録を抹消される。

(1)馬が死亡したとき。
(2)地方競馬の馬登録を受けたとき。
(3)馬主以外のものが所有するにいたった日から60日を経過したのに、そのものが馬主登録を受けなかったとき。
(4)馬体を変装して出走させようとし、または出走させたとき。
(5)所有権移転届の届出を怠り、また虚偽の事実を届け出たとき。
(6)繁殖用、使役用、乗用、農耕用その他、競走以外の用途に用いられたとき。

マッチレース
本来は、競馬の起源といわれる競走方法で2頭の馬がその雌雄を決するために一定の距離で争うもの。現在、一対一の競走はないが、多頭数出走していても2頭だけが図抜けて強いときには「このレースはマッチレースだ」などというふうに使われる。

祭りが終ったまつりがおわった
散々イレ込んでしまったために疲れはてて、ボーッとしたような状態のこと。当然走れるわけはない。

マルチユニット馬券まるちゆにっとばけん
勝ち馬投票券(馬券)の最低金額を固定し、複数の組み合わせを1枚で購入できる勝ち馬投票券のこと。中央競馬では現在はすべてこのユニット馬券になっている。

万馬券まんばけん
的中時に100円に対する払い戻しが1万円を越える馬券、つまりオッズ100倍以上の馬券のこと。



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