山梨県詩人会会報 第36号 2023/11/11
 
著者校正始まる!『山梨の詩2023』参加者にはゲラを送付しました。11月17日必着で返送してください。また、参加費8,000円の振り込みは11月27日までです。よろしくお願いします。
 
詩話会・10月11日の報告
 今年最後となった定例詩話会は「第10回自作
詩朗読カフェ“クラムボン”」でした。
久しぶりに会う詩友、会員以外の方など、県内
各地から参加がありました。
ことばの力を信じている人たち……自作詩の
朗読に限らず昔ばなしの語り、弾き語り、手話の歌、手話語り、参加者による自己紹介を兼ねてのミニスピーチと多彩な内容で、充実した午後のひとときとなりました。
同時に“芸術なんでもフリーマーケット”もさ
さやかではあるが開催し、持参品のプレゼント交換や情報交換などができました。……参加した皆様の記憶に強く残ったことと思います。
参加者の居住地;甲府市・中央市・韮崎市・笛
吹市・都留市・甲州市・山梨市・南アルプス市
 
⇒ 次回の詩話会は ⇒
2024年2月14日(水);〜文芸交流会〜
 県詩人会が「山梨五行歌会」と「文学と歴史の
会」に呼びかけて、それぞれの会員の皆様とうち
とけ・くつろいだ雰囲気で自由に文学のある暮ら
しなどについて語り合いたいと考えています。 自作品を配布してもいいです。さあ、行動を起
こしませんか! *どんなかたちにせよ、一歩踏
み出せば何かが変わる…と、そう信じて!!
 
☆ 定例 詩話会について ☆
◇内 容:皆に開かれた詩話会を目指しています。詩を核にして詩の学びあいや朗読、読書、フリートーク、時には短歌や俳句、小説、エッセイについても…。できるだけ自作詩コピーを10枚程度ご持参ください。皆で感想を出し合って学びを深めたいと思います。
◇日 時:原則として偶数月(2・4・6・8・10)の第二水曜日。13時会場・13時30分開会〜
 
15時30分閉会。12月は冬季のため休会です。
◇会 場:甲府市武田の北東公民館
◇参加費:なし。会員以外の方の参加も歓迎。
*会場予約が取れず、突然の変更も考えられます。開催日の確認など、お問い合わせは事務局まで。
 
*2024年の日程です……(予定)
2月14日 文芸交流会
4月10日 『山梨の詩2023』読書会
6月12日 6,8月は各自が持参した詩をもとに意見交換をします。いろいろな感想や意見があっていいのです。
8月21日 (14日がお盆のため変更)
10月9日 第11回自作詩朗読“クラムボン”
 
五行歌・短歌の世界
◇あさい まさえ
  猫の冥途は
  道中が長いらしいからと
  竹輪三本の
  お弁当を持たされて
ややこは逝った
   *ややこ=猫の名前/この五行歌を奈良県在住の友達にメールで送ったら短歌で返事が来た。
◇川島美鈴
  愛猫の 遠き黄泉路を ちくわ三本
  持たせてやりぬと 友のメールに
 
ひとこと:「龍神」の作務衣日記から
【2023/08/30/水】「龍神」冒頭に“詩を作るとき説明文にならないように。表現力に磨きをかけて
味わい深い作品にしあげよう。詩の読み手に素敵な詩的発見があるように。”と、一介の物書きの自分に投げ掛けるつもりで掲げた。「PO」第190号(竹林館)、左子真由美さんの「花よ」は14行の短詩だが僕には発見があった。全文を引用する。〈花よ/おまえは土のなかの/小さな種であったのに/いつのまにか/暗闇から/はみ出してしまう/外へ 外へ/ひかりへ ひかりへと/あふれてしまう//花よ/おまへは/億年もの言わぬ/地球のことば〉          〜こまつ かん〜
短詩&エッセイなどを募集中です!
 テーマは自由。題名及び氏名は別で本文は
〈短詩〉20字×10行以内(空き行も数える)。
〈エッセイ〉500字程度。 他、短歌・俳句・川柳・五行歌なども受け付けます。いずれも400字詰め原稿用紙に書いて(楷書、難しい漢字にはルビを)会報担当宛てに郵送するかメール(ワード文書の添付ファイルで)を送信してください。短詩型ははがきでも良いです。どうしても規定を越える場合は事前にご相談ください。どちらも締め切りは設けません。お一人何度でも投稿できます。〈会員の航跡〉への情報も遠慮なくお知らせください。
 
会 員 の 航 跡
〜2023年8月中旬から 順不同・敬称略〜
保坂昌子□山日文芸(川柳8/13)
川井マキ□山日文芸(俳句8/20、10/1川柳9/3、10/29)/「おくやみ探偵」・「詩と思想」9月号
谷口典子□「鼓膜に響き続けた恩師の「声なき声」」・「詩と思想」9月号
秋山一彦□篆書展示・県立図書館9月初旬/山日文芸(短歌9/17、10/8、10/22、10/29)
Arim□「シンセサイザー弾き語り」清里フィールドマジック9/23/「希望への道―想像から創造へ」・「詩界通信」104号
浅木萌□「五月なのに真夏日」「夜汽車」・「花」88号
岡島弘子□「競泳女子バタフライ」・「詩と思想」11月号
こまつかん□自作詩の朗読・第23回輝け九条詩人のつどい9/17/「詩人が見る・聞く・歩く」・「詩人会議」11月号
【会員が関わっている詩誌】
○詩誌「虹」84号(虹の詩文学研究会 花里鬼童主宰)会員の作品20篇を収載
○詩誌「汽水域」3号(沙羅樹主宰)参加詩人は全国29名。県内関係⇒小沢啓子「思い出の旅」/高橋辰雄「虚構の都市復興」他/こまつかん「影法師」他/沙羅樹「ひだまり」他
【『詩と思想詩人集2023』県内及び県詩人会関係】土曜美術社出版販売;2023/8/31;定価5,000円+税 掲載順⇒花里鬼童「細雪」/石井宏紀「巨大な影」/谷口ちかえ「もぐら部屋」/谷口典子「痩せガエル」/岡島弘子「正しいヒト」/こまつかん「この時空に雨が」/ひろせ俊子「最後の桜」/川井マキ「ぎんなん」/星野マロン「薔薇の咲く日に」/Arim「7月の風」/森うずまき「遊興」
【ユニークなアンソロジーに県内からも多数参加 メディアも注目!】
『多様性が育む地域文化詩歌集 異質なものとの関係を豊かに言語化する』(コールサック社;2023/10/12;定価1,800円+税)254名の詩・俳句・短歌収載。掲載順⇒藤田博「聖橋」/川井マキ「雀のごちそう」/谷口典子「鬼」/こまつかん「ぼくの内面で変容した水鏡〜深澤修のインスタレーション『水鏡考』と出逢う」/星野マロン「袋の中には?」/飯田蛇笏「野良蚕」/飯田龍太「林檎の国」
【こまつかんの詩が甲府ミュージアムハウス内のカフェに展示中 etc.】
カフェのおにぎりが美味しくて、詩「にぎってむすんで」を書き、それを書家・五味優子さんが揮毫しました。カフェに展示をしています。
書家・高橋秋子さんも同詩を揮毫し、県立美術館でのお・び・の会展に出品しました。
また、こまつは高橋秋子さんの書「一幻」に寄せて、詩「息は幻を生み……」を書きました。
更に、安藤彩子さんの卵殻モザイク「春よ」に寄せて、詩「純潔な春よ」を書きました。
【退会】梶原雅巳
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〜1月までに第37号を発行予定です〜
特集“現会員・詩文集のアーカイブ”第1回
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〜 県詩人会/事務局・会報編集 〜
山梨県詩人会 代表:こまつ かん ◇
400-0308南アルプス市山寺493-22
пF090-3699-0284
Eメール : tatsunootoshigo@cvk.ne.jp
*初回電話の方は“ショートメールをして予告”のご協力をお願いします。折り返しますので。
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*新入会員をご紹介ください(連絡先は事務局)入会金3,000円・年会費5,000円)
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〜 耳寄りな お知らせ 〜
【特設展 それぞれの源氏物語】
○与謝野晶子・谷崎潤一郎・円地文子・瀬戸内寂聴・田辺聖子・林望・林真理子 ほか
○10月28日(土)〜12月17日(日)
○山梨県立文学館(055-235-8080)
○休館日;月曜日(11月20日は開館)、11月21日(火)。11月20日は県民の日で無料。  ■