●池郷川小又谷
日 時 |
2005年8月7日(日・晴れ) |
参加者 | 5人 |
行 程 | 小又橋6:40-6:55堰堤7:00-堰堤7:35-堰堤7:45―10m滝8:30―30m滝9:00―15m滝9:40―40m滝10:15―クワノキ谷分岐11:30―植林小屋跡12:00―13:55転法輪岳14:25―平治宿14:35―尾根分岐14:55林道15:25―橋17:25 |
小又谷にかかる池郷林道の橋を渡り、谷の左岸についている簡易水道点検用の道を奥へ進む。
ナメ状に流れ落ちているアメ止めの滝を足下に見て、取水設備を越えると川原になる。
その奥に高さ15mぐらいの堰堤があり、垂直の壁にはハシゴが取り付けられている。
周りを見渡したがこのハシゴしかルートがなさそうで、おそるおそる登り、反対側に下りる。
堰堤を登る
しばらく行くと最初のゴルジュとなる。入口の捨て縄を利用して右岸を高巻く。
堰堤を2か所通過し、両岸が狭まった巨岩の中を進むと大きな釜を持つ10m滝が現れる。
10m滝
滝の右側に直登ルートがあるようだが難しそうなので、少し戻り左岸のルンゼから高巻く。
上がると杣道がありそれを伝って滝の上部へ下りる。
流木のささった釜のある6m滝は右岸をへつってぬける。
上流は再びゴルジュとなり2段30m滝が落ちている。
ここは右岸の捨て縄のある所から大きく高巻く。
下りるとユンボの残骸がさび付いて放置されており、見上げると林道のガードレールが見える。
上流はまたゴルジュとなり、奥に15m滝がかかっている。
ここは右岸の壁に埋め込まれたピンを利用して高巻く。続く3段40m滝は右岸から大きく高巻く。
踏み跡やテープがあるが、きわどい所を通っているため気が抜けない。
3段40m滝
尾根を越えて40m滝の上部に下りる。
上流は開け、流れも穏やかになり、小滝やナメを通過していくと、クワノキ谷との分岐に着く。
谷は両方ともゴルジュとなって続いており、転法輪岳を目指して本谷を進むことにする。
ゴルジュを抜けると、右岸から流れ落ちたガレが谷を埋めている。
ガレの中に昭和32年の植林を示す営林署の標識を見つける。
ガレ場を抜けると廃屋となった植林小屋が現れる。
周囲の植林は間伐もされず放置されたままになっている。
ここから上流は、植林帯の中の平流がしばらく続くが、次第に小滝が現れ、
最後は傾斜の強い連続する滝となる。直登に少し緊張する滝もある。
流れが消え、植林の中を急登すると転法輪岳の北よりの頂上直下(奥駆道)に到達する。
二等三角点のある転法輪岳頂上を踏むが、周囲は樹林におおわれていて視界はよくない。
転法輪岳頂上
帰りは奥駆道を北上し、平治の宿を経由して、持経の宿から池郷林道を下ることにしたが、
持経の宿手前の1186m地点から分岐する尾根に明瞭な踏み跡がついていたのでその尾根を下り、
途中から林道に向けて下りた(クワノキ谷を詰めるとこの尾根に出ることになる)。
林道に下りてから小又谷橋まで約2時間の歩行となる。