いろいろQ&A

今までいただいた質問とお返事をまとめてみました。(尚、医療事務をしていた経験がありま

すが、育児に関しては3人の子どもの母親としての経験しかありませんのでご了承ください。)

ストローが吸えません。口蓋裂だと手術までずっと哺乳瓶を使用しないといけないのですか?

 ゆうたが生まれてすぐの時に、哺乳瓶ではなく哺乳瓶のキャップでお猪口のようにミルクを飲んでいました。その時も驚いたのですが、コップで飲むことも出来ます。上の子たちの場合、哺乳瓶からステップアップしていってストローの次がコップでしたが、ゆうたもストローで吸えませんでしたがコップで飲むことが出来ました。

*口唇裂口蓋裂や小耳症の手術費用に社会保険は使えますか?

 医療報酬点数表にもしっかりと記載されております。また、高額療養費育成医療(児童福祉法第20条 身体に障害のある児童に対し、その障害を除去もしくは軽減し、将来その児童に社会生活の能力を得さしめるために、厚生労働省の指定する医療機関において、必要な医療の給付が行われる→平成18年4月より自立支援法により自己負担あり)、口唇・口蓋裂手術の場合乳幼児のうちに行われるので市町村によって違いがありますが乳幼児医療費助成制度札幌市の場合はこちらも利用できますが、保険外の費用に関しては病院によって違いますので病院に確認してください。他に、所得税を還付してもらえる医療費控除もありますので、一年間の医療費を合計して一定額以上支払った場合は税務署に還付申告をしてくださいね。

*紹介状なしでも受診したいのですが、どのぐらいかかりますか?

 紹介状が無い場合は特定療養費というのが初診料の他にかかります。これは、保険外の料金となり全額自己負担になり、病院によって金額が違いますが我が家の通院している病院では1050円とか2625円とかでしたよ。

*実家に遊びに行っていて、病院に行ったら乳幼児医療受給者証が使えなかったのですが。

 乳幼児医療受給者証はお住まいの地域以外では使用出来ません。いったん、医療機関に診療費を支払い後日、乳幼児医療受給者証の発行先に請求手続きをしてください。手続き終了後、銀行口座などに差額が入金されます。

*統合保育って何ですか?

 障害児と健常児が一緒に保育を受ける事です。障害児にとっては発達上効果があると言われ、健常児にとっても幼いときから同じ場で保育を受けることによって、いたわりの気持ちをもったり、ともに生活をしていく態度が芽生えたりなど、よい影響を受けることが出来るそうです。

*幼稚園と保育所の違いって何ですか?

 幼稚園は文部科学省の管轄で学校教育法第1条の規定する学校です。幼稚園に入園できる年齢は、学校教育法第80条に満3歳から、小学校就学始期までの幼児と定められています。保育所は厚生労働省の管轄で、児童福祉法第39条の規定により、保護者の労働や疾病などで、保育に欠ける乳幼児を保育することを目的とする児童福祉施設です。

*片耳は正常に聴こえているはずなのですが、ことばの発音が気になります。耳鼻科で、聴力検査をした方がいいでしょうか?

 幼児期の前期では、省略(音が抜けてしまう)、乱れ音(音が乱れる)、「チ」音化(「ぼうし」が「ぼうチ」とか「ふたつ」が「ふたチュ」)、子音の入れ替わり(「ライオン」が「ダイオン」とか「子ども」が「コロモ」)、音の入れ替わり(「からだ」が「カダラ」)に、なる事はよくあります。小さい頃は個人差が大きいので、何歳でどうのこうのというのは、はっきりしませんが、気になっているのであれば、一度耳鼻科に行かれてはどうでしょう?悩みスッキリか、もし聞こえが悪いという診断が出ても、それなりの対応をしてあげれると思いますよ。また、病院だと言葉を発せれなくなってしまうことが多いですが、児童相談所などに相談に行くとおもちゃなどがあって子どもを自然に遊ばせながら様子を見てもらうことも出来ますよ。

*障害のある子をどうやって育てたら良いのかわかりません。

 基本的には健常児も障害児も育て方は変わらないと思いますよ。愛情をもって接して信頼関係を作る事が大事だと思います。その上で、お子さんが苦手な部分に対してサポートしてあげるだけだと思いますよ。

*障害のある子どもの学校って、どう決められるのですか?

 我が家の上の子どもたちが通う小学校に特別支援学級があり、どのようなものなのか校長先生にお聞きした事がありますが、基本的には学校側などからお宅のお子さんはこちらでというのではなくて、親御さんが教育委員会に申請するらしいです。そこから特別支援学級を望まれている親御さんが居るのですが、お宅の学校で受け入れ出来ますか?と学校に連絡が入るそうです。特別支援学級を作るには、教室と教員の確保が必要になり、対応出来ない学校も勿論あるそうです。 

ゆうたの場合は、難聴通級教室に通うのがいいのでは?と教育センターで言われましたが、通級教室に行くにも入学前に児童相談所で相談して、札幌市学びの支援委員会(聾学校や学校の先生たちも一緒に)による判定が行われるようです。ちなみに特別支援学級は、体育・図工・音楽など普通教室に行って授業を受けるなど教室を行ったり来たりと普通教室のお友達との交流もあるそうですよ。