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八尾町、新田、5001−4

コスモス便り

076−454−2704

2006.9.6

 
風の盆、観光客に負けないで 

 今年の風の盆には23万人の方がお出でになったそうですが、中でも9月2日は土曜日だったこともあり、
その日だけで10万人の人出だったと報道されました。

 こんなにお客さんが集まって来るのは、八尾の、八尾にしかない美しさを求める日本人の心だと思うと、
踊りの邪魔とは思いながら、嬉しく、ありがたく、いわゆるビミョーな気持ちです。

 夜中なのに、こんなに観光客が多くては風の盆の雰囲気が壊されちゃうね、と一人の観光客が
つぶやいておりました。自分も観光客の一人であるということを知っていてのジレンマだと思います。
9月2日の深夜でした。

 このごろは昼だけではなく夜中でもお客さんで混雑するようになりました。私もお客さんを連れて
町に出ましたが、鏡町やその他の人気の場所では、深夜なのに踊りを見るのが大変で、人込みの頭の
後ろからやっと踊りが見えただけでした。

 私達が小さいころは夜になると人通りもまばらになって、誰もいなくなっても自分達の楽しみだけで
踊っていました。ただ踊ることが楽しくて朝まで踊っていたものです。

 最近の踊り手は一日中お客様の熱い視線の中で踊り続けます。お客様が多いほど、見られる踊り子は
気持ちがいいのでしょうが、観光客に慣れてしまった今の踊り子さん達は、お客さんが全然いなくなっても、
朝まで踊ることが出来るでしょうか。

 これだけ観光客が多くなって、しかもみなさんが一晩中通りに出て踊りを捜し求めている。こんな環境の中で
踊り子に、お客さんの目を意識するなと言うのは無理ですね。
 そうなればどうしてもお客に受ける踊りに傾いていくでしょうし、そしてこれが何年も続いているうちに、
お客の目が八尾の踊りを変えてしまうということが起こらないでしょうか。

 時代が作る大きな流れは変えられないかもしれませんが、八尾が培ってきた崇高な美意識は、
誇りを持って守っていきたいと思っています。
















 去年は発育が遅く、雪が降ってから咲いたので、今年は早咲きの
コスモスを植えたら、真夏に咲き始め、もう散りかけています。

  看板の上に顔を出したコスモスです。 




良 い 世  に な れ よ
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