第10話 埋められた女 Left For Dead

ある夜、生き埋めにされていた女性が地中から這い出してきた。彼女は記憶をなくしており、自分の名前もわからなかったが、軍艦と爆弾のことを断片的に覚えていた。

女性が出てきた場所で写真撮影中のダッキー先生。死体がないので、ちょっぴり、のんびりムードかな。

でも、早朝から起こされて機嫌が悪いギブスに、1人で死体を探して来い、なんて言われてしまいます。


あれ? いつもの一眼レフじゃないぞ。

付近を探しても死体がないので、ギブスの所へ戻って来た先生。


「あれは1968年だ。いや、67年だったかな? あの名作、"ナポレオン・ソロ" の放映が終わったのは…」

それにしても、ギブスから手渡された物を見て、これは先住民族が残した矢じりだの、これは数千年前のサメの歯だのと即座に答えるダッキー先生は、イリヤそのものなのでした。

ホテルの1室で死体が見つかり、いよいよダッキー先生の出番です。

いつもながら弁舌が冴える先生。検死に訪れていた地元の医師に向かって「その器具は古いから…」なんて言っちゃって、あっさり主導権をもらってしまいました。