資料


量産UNIT比較談義

指示でゲームをしてる分には、ちょっとぐらい性能の劣るMSでも戦術次第で充分に力になります
委任でゲームをしてる分には、バカなCOMのおかげで数が同じなら性能で劣れば負けです
というわけで性能比較をして、より良い委任プレイの参考資料を作成します

各MSの基本的な能力は本HPのデータ集でまとめてあります
利用するデータは指揮=13支配下で、盾や運動性の値を考えに入れた耐久回避、期待値射撃、期待値格闘
山がちな地上用数値として用意した耐久山、期待値射撃山、期待値格闘山です
ミノフスキー粒子濃度や撹乱幕、燃費や移動力、疲労、士気、策略などは今回考慮に入れません
これらを利用して対戦相手との損失率(1部隊ずつのタイマンでどちらにどれくらい被害が出るか)を求めて優劣を考えます
ここで考える数値は相手がいないが想定できないと計算できない類のものです
これを利用してどの戦線にどの種類のMSを効率よく投入していくかを考えていきます

計算方法
まず、攻撃を仕掛けた側(先攻)か、攻撃された側(後攻)かで大きく結果が変わります
大体能力が同じくらいのMS06F2とRGM79・Aの宇宙戦でサンプル計算しながら説明していきます
MS06F2:耐久回避=234、期待値射撃=159、期待値格闘=189
RGM79・A:耐久回避=236、期待値射撃=118、期待値格闘=183

MS06F2視点です
1.先攻MS06F2の場合
 1-1.先攻格闘開始耐久(A)
  射撃戦の後、生き残ったMSは格闘戦を行います。この格闘戦に参加するMSを求めます

   先攻格闘開始耐久(A) = 耐久回避 − 敵期待値射撃(但し、0以下の場合は0)

   234-118=116

 1-2.先攻期待値(B)
  期待値射撃と、耐久回避に占める先攻格闘開始耐久(A)分の割合の期待値格闘(つまり射撃戦で落とされた分の格闘値は
  割り引かなくてはならない)が、相手に与える全ダメージになります

  先攻期待値(B) = 期待値射撃 + 期待値格闘 × 先攻格闘開始耐久(A) ÷ 耐久回避

  159+189*116/234=253

 1-3.先攻敵格闘開始耐久(C)
  先攻期待値(B)をしのぎきった敵が格闘で反撃を試みます。この敵の残り耐久値を求めます

  先攻敵格闘開始耐久(C) = 敵耐久回避 − 先攻期待値(B)(但し、0以下の場合は0)

  236-253=-17 -> 0

 1-4.先攻敵格闘反撃値(D)
  敵の生き残った耐久値分(C)が反撃の格闘を行い、こちらにダメージを与えてきます

  先攻敵格闘反撃値(D) = 先攻敵格闘開始耐久(C) ÷ 敵耐久回避 × 敵期待値格闘

  0/236*183=0

 1-5.先攻最終残耐久(E)
  先攻格闘開始耐久(A)から先攻敵格闘反撃値(D)を引いた分が先攻側の残耐久になります

  先攻最終残耐久(E) = 先攻格闘開始耐久(A) − 先攻敵格闘反撃値(D)(但し、0以下の場合は0)

  116-0=116

 1-6.先攻損失(F)
  元々の耐久回避値から撃破された割合を求めます

  先攻損失(F) = (耐久回避 − 先攻最終残耐久(E)) ÷ 耐久回避 × 100(%)

  (234-116)/234*100=50.4% 先攻した場合、MS06F23機のうち、およそ半分が落ちる計算になります

 1-7.先攻敵損失(G)
  敵に対しても損失を計算します

  先攻敵損失(G) = (敵耐久回避 − 先攻敵格闘開始耐久(C)) ÷ 敵耐久回避 × 100(%)

  (236-0)/236*100=100.0% 先攻した場合、RGM79・Aを全機落とせる計算になります

 1-8.先攻損失率(H)
  損失同士を比べて、どれだけ成果を上げたかを計算します

  先攻損失率(H) = 先攻敵損失(G) ÷ 先攻損失(F) × 100(%)

  100.0/50.4*100=198.3(%) 先攻した場合、敵に対し約2倍の成果を上げたことになります

2.先攻RGM79・Aの場合
 2-1.後攻敵格闘前耐久(I)
  射撃戦の後、敵の生き残ったMSが格闘戦を仕掛けてきます。この格闘戦に参加する敵MSを求めます

   後攻敵格闘前耐久(I) = 敵耐久回避 − 期待値射撃(但し、0以下の場合は0)

   236-159=77

 2-2.後攻敵期待値(J)
  敵期待値射撃と、射撃戦後の敵期待値格闘が、こちらに相手に与えてくる全ダメージになります

  後攻敵期待値(J) = 敵期待値射撃 + 敵期待値格闘 × 後攻敵格闘前耐久(I) ÷ 敵耐久回避

  118+183*77/236=178

 2-3.後攻反撃前耐久(K)
  後攻敵期待値(J)をしのいだものが格闘で反撃を試みます。この時の残り耐久値を求めます

  後攻反撃前耐久(K) = 耐久回避 − 後攻敵期待値(J)(但し、0以下の場合は0)

  234-178=56

 2-4.後攻反撃値(L)
  こちらの生き残った耐久値分(K)が反撃の格闘を行い、敵にダメージを与えます

  後攻反撃値(L) = 後攻反撃前耐久(K) ÷ 敵耐久回避 × 期待値格闘

  56/234*189=45

 2-5.後攻敵最終残耐久(M)
  後攻敵格闘前耐久(I)から後攻反撃値(L)を引いた分が敵側の残耐久になります

  後攻敵最終残耐久(M) = 後攻敵格闘前耐久(I) − 後攻反撃値(L)(但し、0以下の場合は0)

  77-45=32

 2-6.後攻損失(N)
  元々の耐久回避値から撃破された割合を求めます

  後攻損失(N) = (耐久回避 − 後攻反撃前耐久(K)) ÷ 耐久回避 × 100(%)

  (234-56)/234*100=76.1% 後攻になった場合、MS06F23機のうち、およそ2機以上が落ちる計算になります

 2-7.後攻敵損失(O)
  敵に対しても損失を計算します

  後攻敵損失(O) = (敵耐久回避 − 後攻敵最終残耐久(M)) ÷ 敵耐久回避 × 100(%)

  (236-32)/236*100=86.4% 後攻になった場合、RGM79・A3機のうち、ほとんどを落とせる計算になります

 2-8.後攻損失率(P)
  損失同士を比べて、どれだけ成果を上げたかを計算します

  後攻損失率(P) = 後攻敵損失(O) ÷ 後攻損失(N) × 100(%)

  86.4/76.1*100=113.6(%) 後攻した場合、敵に対してやや優位な成果を上げたことになります

3.最終的な評価
  先攻した場合の損失率と後攻した場合の損失率の平均を最終的な損失率とします

  損失率(Q) = (先攻敵損失率(G) + 後攻敵損失率(O)) ÷ (先攻損失率(F) + 後攻損失率(P)) × 100

  (100.0+86.4)/(50.4+76.1)*100=147.4
  つまり、MS06F2は1部隊消える前にRGM79・Aをおよそ1.5部隊落とす計算になります

MS06F2とRGM79・Aを入れ替えてやって計算(67.8)すると、
  きれいな逆数(1/147.4*100=67.7)にほぼなります。おなじMS同士なら100.0%になります


想定パターン1−オデッサ防衛戦
 レビル率いるRGM79・A(山地)が主な敵です。指揮値は想定の13以上ですが、こちらには防衛部隊もいますし。このまま比較します

vs.RGM79・A(山地)
MS05、MS06C、MS06Fはお呼びでないということです。オデッサ防衛戦までにMS06J系をそろえなさいってことで


想定パターン2−ソロモン防衛戦・星一号
 RGM79・A(宇宙)が主な敵です

vs.RGM79・A(宇宙)
 こちらでもMS05、MS06C、MS06Fはお呼びでないということです
 下の想定パターン3を考慮すると防衛戦はなるべくMS06R系でクリアしておくほうがいいかと


想定パターン3−ルナツー攻略作戦
 RGM79GS・B(宇宙)が主な敵です

vs.RGM79GS・B(宇宙)
 ぎりぎりMS09R2(vs.A装備なら122.3)までが主力で、それ以下はやられメカ
 ちなみにRGM79SPとのタイマンはMS15Fの105.4が最高で後は100.0以下
 間接攻撃も考えれば、RGM79SP最強でいいと思うから、委任でのルナツー攻略は最強5軍団攻めが無難


想定パターン4−各地上攻略戦
 ジム系大繁殖後の世界です

vs.RGM79砂(山地)
vs.RGM79D(山地)
vs.RGM79G・B(山地)

 RGM79Gが出てくる前まではMS07B以上作っておけば間違いない
 TROPは山適性低いが地力の差で当確。なのだが、山地ならMS06FZの方がお得
 ただ、森林戦になるとMS06FZはRGM79G・Bに太刀打ちできなくなるので配備は間違えないように
 逆に、連邦側から言えばTROPまでならいい勝負で地上攻略できるがMS14系、MS15系がでてくるととたんに攻略が厳しくなる
 委任の場合、なんとしてもその前に宇宙へ


戻る