生徒が話している内容がわからなくて質問したら、
彼氏に聞いて見ろよ、と言われた。














だから、聞いてみた。




















                                          ─── 『 Reaction 』
















鷹村君が飲んでいたジュースを吹き出した。







「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・大丈夫?」



私の言葉に、彼は頭を抱えた。




・・・・・・まずい事を言ったのだろうか・・・?




「鷹村君?」
「・・・・・あのなぁ」
「?」

呆れたような、でも少し怒ったような、そんな声。


「・・・おまえ、いつも生徒とそんな話してんのか?」
「え、ううん、その子達、私が通りがかったのに気が付かないで
大きな事で話してるから、何それ?って聞いたら・・・」
「オレに聞いて見ろってか?」
「ん。『あの鷹村なら知ってるぜ』って。」
「・・・・・・・・・・・」

俯いたまま、ため息をもらす彼。

「・・・・・・・・・あぁ。」
「・・・何か、その感じ、気になるな〜・・・・・・教えて。」
「・・・無理だな、お前には」
「え、何?」
「相手がオレ様だからだ」
「は?」
「お前には一生無理だよ」
「どういう意味?」
「知らなくていい」
「や、気になるって、その言い方」
「・・・・・・ほんとに知りたいのか?」
「う──・・・え?」




うん、と言おうとした時には、すでに天井を見上げていた。


「た、かむ──あっ!」
手際よく動き出す彼の手と唇に思わず声が漏れた。
自分が何を聞こうとしていたのかも忘れて、
どうしようもない程に熱くなってしまう。







さんざんじらした後、やっと私の渇望を満たしてくれた彼が耳元に言葉を落とす。










「『マグロ』っていうのはよ、
ヤッてる最中、反応もしねぇで、でろーんと、寝っ転がってるだけの女のことだ。」
「え?」
「だから、」






「お前には絶対ぇー、無理だろ?」








勝ち誇った顔。






「反応なしで、ただ寝そべってるだけなんて、オレ様が許すわけねぇだろ」














たっぷり時間をかけて、彼はその言葉を証明してみせた。

















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意味ないっす・・・。