リトルリーグとは?


リトルリーグとは、「小さなリーグ」の意味で、毎年満9才から12才までの野球を愛好する少年少女たちに野球を正しく指導し、個人の体位向上とチームワークを通じて団体生活の一員として、協同生活の精神を養成し、判断を高め、勉学とともに少年少女同士の交歓の場を与え、友情感覚を指導するために組織された、国際的なスポーツ団体です。

なお、1967年、1968年度にアメリカで行われたリトルリーグの世界選手権大会で日本チームは見事連続優勝し、日本の少年を代表して大きな夢を実現しました。我が大阪淀川リトルリーグも1982年には世界第3位の成績を修めています。また、1999年度には枚方リーグが、2001年度には東京北砂リーグが世界一に輝き、
2002年度は仙台東リーグが世界第2位の成績を修めています。

少年少女たちは日頃スポーツを通じてお互いの友好を深め、あわせて心身の練磨をしています。
全日本リトル野球協会リトルリーグ委員会公式ページ参照)


1. リトルリーグとはどういう意味ですか。

リトルリーグとは英語で、Little Leagueと書き、文字通り訳せば「小さなリーグ」という意味になります。

なお、このリトルリーグという名称は米国連邦政府に登録されてあるもので、ボーイスカウトや青少年赤十字団と並んで立派な社会活動の団体として認められています。また、この名称自体は勿論、これに類似した呼称もこの運動以外には使用できないことになっています。


2. リトルリーグが正式に誕生したのはいつですか。

1939年6月にアメリカのペンシルベニア州ウイリアムスポートで生まれました。以来第二次大戦中に一時足踏みをしましたが、それ以降爆発的に発展し、2001年度現在全世界で約7,000リーグ300万人が参加しています。

日本では1955年頃に東京を中心に5〜6リーグの規模で始まり、1964年、リトルリーグ創立25周年の年に日本リトルリーグ野球協会(現在の全日本リトル野球協会リトルリーグ委員会)が発足しました。


3. リトルリーグ野球には普通の野球と相違する点がありますか。

リトルリーグとは満9才から12才までの少年少女たちを対象とした野球組織です。従って、そのルールもその年頃の少年少女たちの体位に合うように合理的に作られています。例えば、通常の野球は9イニングですが、リトルリーグは6イニング。ダイヤモンドの広さも普通の公式のサイズよりも一回り小さくするようになっています。

塁間については、みなさん良くご存知のプロ野球では27.43m(90フィート)ですがリトルリーグの場合は18.29m(60フィート)、バッテリー間は18.44m(60フィート6インチ)が14.02m(46フィート)と2/3程になっています。外野フェンスまでは、60.95m(200フィート)以上あれば良いとなっています。

その他、リトルリーグに参加する少年少女の体力や危険防止という点も考慮して盗塁の制限等普通の野球とは異なった点がリトルリーグには規定されています。

また、ボールについては、高校野球、プロ野球で使われているものと同じものです。バットの長さは83.81cm以内と規定されており、バッター及びランナーの両耳つきのヘルメット、キャッチャーのマスク、プロテクター、レガースの着用等が義務づけられています(詳しくは全日本リトル野球協会リトルリーグ委員会公式ページ参照)。


4. 年少者の硬球の使用は危険ではありませんか。

野球は、英語で、Baseballと言いますが。これは、硬式ボールそのもののことを意味しているのです。

日本では昔から軟式ボールに親しんできたために、硬球は危険であると思い込んでいる人が多いようです。しかし、日本以外の国々では野球用のボールには硬球しか(現在は軟球も普及してきているよう)使われていませんでした。確かに道路でのキャッチボールや指導者のついていない草野球等に硬球が使用されれば危険かもしれませんが、リトルリーグでは定められた球場または練習場以外でのプレーは禁止されていますし、成人の指導者の下での練習または試合以外は認められていません。

リトルリーグの目的は、危険な野球から子供たちを守るという点にもあるわけです。

さらに、リトルリーグではピッチャーの連投の禁止等、非常に厳しいピッチャーの使用制限が規定されていることや、入団する少年少女全てに団体障害保険への加入を義務でけています。

適切な指導者の下での硬球の使用は決して危険なものではありません。



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