句集紹介その他
2020年
令和からのゲストの椅子
平成のゲストの椅子
ご注意
2008年12月より 談話室はページを改めました。
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談話室
♪ 洋子 11月24日
洋子の部屋は試行錯誤の上 少し レイアウトの方法を変えました。
しばらく、見づらい状態が続くかもしれませんが、少しでも、多くの方に楽に見て頂けるよう努力している次第です。
よろしく 応援をお願いいたします。
これは 一部の方から 画面が重なっているとのご指摘をうけたからです。どのパソコンにでも対応できるよう勉強しています。
したがって しばらく 不安定な状態が続くかもしれません。
ご辛抱くださいますようお願いいたします。
♪ 洋子 11月14日
「公開講座フェスタ2008」というのが今大阪府立文化情報センターさいかくホールで行なわれています。今年は「未知への誘い 現在・過去・未来」というテーマです。阪神奈の大学と研究機関がリレー講座を開くのです。毎年参加して好きな講座を聴きに行ってます。
この間も「中世の怪奇と予兆」関西大学文学部教授 西山克 氏の講座を聞きました。面白いことにそれは 連歌や連句 はては川柳の話にまで及んで非常に興味深い講演になりました。
聴きに来ている人たちは 団塊の世代や 高齢期の男女が多数です。このところ楽しいひとときを過ごしています。
♪ 洋子 11月1日
いよいよカレンダーもあと二枚です。
急に気温が下がってセーターが恋しくなりました。
今月 ゲストの椅子には 俳句作家をお招きしました。
「やはり違うなぁ」とか「そんなに変わらないのでは?」など
ご意見をお寄せくだされば嬉しいです。
♪ 10月26日 洋子
各地で秋の大会がめじろ押しです。
追われるように句をつくりながら、
本当にこれでいいのかしらと自問するこの頃です。
郊外にでると、少うし紅葉が始まっています。
空気もさわやかです。
散歩しながら、いい作品をつくりたいなぁ と思うことしきりです。
右は散歩の途中で見かけた猫の写真です
秋の午後 猫にも猫の席があり
洋子
♪ 洋子 10月10日
金木犀が今 ぎっしりと花をつけています。写真は我が家のそれです。
今年はとくに豊かな香りを放っています。
秋の香りと言ってしまえばそれまでですが、私にとっては夫とのメランコリーな思い出にもつながりますので少し辛い花ではあります。
振り向けばもう影となり花ことば
洋子
♪ 洋子 10月1日
今日は点鐘散歩会です。
生憎の雨もようです。台風が接近しています。
でも雨天決行なので、これから行ってまいります。
行く先は京都の銀閣寺です。
その様子は後日、外に出て川柳にて発表いたします。
♪ 洋子 9月23日
♪ 洋子 9月18日
隠岐の島の旅の疲れがやっと取れ始めましたので
旅の記録をまとめてみました。
「洋子作品」に入力しておきました。
お閑な時にご覧下さい。
♪ 洋子 9月13日
昨日 夜 遅く、隠岐島 3日間の旅から戻りました。
夕陽のとても美しい島でした。
作品はまた日を追って「洋子作品」にでも掲載いたします。
ローソク島の写真と日本海の夕陽がきれいに撮れましたので
カット写真にいたします。
♪ 洋子 9月8日
各地を襲った豪雨も少しおさまって、そろそろ爽やかな秋の訪れです。
我が家の月下美人が今年最後の力を振り絞って蕾を8個もつけています。
おそらく二三日で開花するでしょう。生憎 旅行中になって、美しい姿態も香りも闇に消えてゆきそうで、残念でなりません。
だれにも鑑賞されず闇に消えてしまう花、だれかの川柳に似ていなくもありません。
秋です。芸術の秋です。川柳界にもまた新しい結社のできる気配があります。そのバイタリティには拍手を惜しみませんけれども、静かにじっくりと句集を鑑賞したい贅沢な望みも捨てられません。
句会や大会でなく、いい句集を鑑賞したい秋でもあります。
♪ 京のキッチンさんより 9月4日
石峰寺の散歩会 参加できなくて残念でした。
PCの調子が悪くて新しくしましたら、これが又調子が悪く・・・
パソコン屋さんとにらめっこで、機嫌悪く一日を過ごしました。
すっかりくたびれて・・・
洋子の部屋 拝見しました。 お疲れさまでした。
♪ 福田 弘さんより 9月4日
少し秋の気配が感じられます。
「洋子の部屋」拝見しました。
毎月更新されるとなると一寸エネルギーが要りますね・・・・・。
協力できることは致します・・・頑張って下さい。
♪ 洋子 9月2日
9月にはいって早速訃報が届きました。
川柳塔社の元理事 春城武庫坊さんです。享年88歳でした。奥様の年代さんとは幼稚園からの同級生で、川柳界では屈指のおしどり夫婦ということで知られていました。点鐘創刊当初から今月号にいたるまで、欠かす事無く作品を寄せて下さっていました。気取らない心温まる川柳でした。墨 作二郎氏の最も信頼できるお仲間でした。淋しいことになりました。
蝉はもう鳴かなくなった 浮雲よ 作二郎
蜩の森の奥へと影法師 洋 子
合掌
♪ 洋子 8月31日
今日で 元気な子供たちの夏休みもお終い。
暑い 熱い この夏のオリンピックも 急ぎ足で遠のいてゆきます。
この秋は 各地の豪雨から始まったようです。
洋子の部屋も 頑張って 9月号をお届けします。
この談話室にも皆さんの声をお寄せください。
♪ 洋子 8月21日
北京オリンピックもいよいよ終盤を迎えています。時差はあまりないと言われていたのに、何故か深夜に及ぶ放映があつて、ついつい観戦してしまいます。そして日本の勝ち負けに一喜一憂している自分に気付かされます。
考えて見れば、自分が努力している訳でもないのに不思議なことです。
開催国中国も大国の威信を世界に示したオリンピックではありますが、お祭騒ぎの後の反動はどんなものかと気になるところです。
昨日あたりから関西でも朝夕涼しくなりました。人間のお祭をよそに自然界は確実に秋に向かって歩を進めています。
すこしお留守になっていた川柳をまた始めましょう。
♪ 洋子 8月9日
北京オリンピックが賑やかに開催されました。
世界各国の首脳が一堂に会して、あたかも平和そのもののような祭典ですね。
様々な問題を孕んでのオリンピック。最後まで無事終了してくれることを望んで止みません。
日本では原爆忌の8月。孫たちの世代に怖ろしい事の起こりません様に、手を合わせています。
♪ 洋子 7月31日
各地で不安定な気象条件が重なって、近畿地方でも雷雨や豪雨の被害が続いています。
異常気象とともにナイフを使った凶悪な犯罪も横行してやりきれない気持ちになりますね。
そんな中、「ゲストの椅子」には今回もたくさんの作品が寄せられました。わたくしも励まされています。
ぜひまた感想なども談話室に寄せて下さい。メールをお待ちしています。
♪ 洋子 7月25日
夏休みに入って、孫たちは 元気に計画を立て、何日かはお泊りにやってきます。
独り暮らしに慣れた身にはなかなか大変ですが、久しぶりにお婆ちゃんの手作りの料理を作ってやれるのも、これはまた楽しみの一つです。
川柳の方ではこの間、397名出席という大会に参加してきました。
堺番傘の八十周記念大会です。お祭りのように賑やかなものでした。
全国各地から400人近いひとたちが一堂に会しました。
川柳人交流の場として、それはそれで大変意義のあることなのだとは思います。それにしても、随分な散財だろうなあと変な感心をしてしまいました。
あれも川柳これも川柳。元気なうちはいろいろ楽しませて頂こうと思っています。
♪ 洋子 7月16日
今年も月下美人の咲く季節になりました。
どう言う訳か今年は花芽が出てから開花までの期間がとても短いのです。
みるみる蕾が大きくなって、開花する夜を見誤ってしまうのです。
一夜しかその美しい姿を見せない花なのに、今年はもう三つも開花を見落としてしまいました。朝、開花をおわってだらんと垂れた惨めな花の姿をみるのはとても可哀想でいじらしい気持ちになります。夜のベランダで人知れず咲いてしまった月下美人に言いようのない心が残ります。
まだまだ蕾が残っているので、独り暮らしのお部屋に入れてゆっくり見守ってやりたいと思っています。
♪ 洋子 7月10日
恒例の玉野市民川柳大会も終りました。今年も新旧とりまぜユニークな作品を耳にすることが出来ました。発表誌を待ってじっくり鑑賞してみたいと思っています。出来れば選者が感じられた色々な問題点を作品発表の際にちょっとでも指摘していただければ嬉しかったのですが。そんな贅沢を言ってみたくなる大会でした。
♪ 洋子 7月1日
いよいよ2008年も後半に入ります。
今年の夏も猛暑になるとの予報が出ています。
とりあえず 月初めには 「洋子の部屋」各項目の更新をしています。
「外に出て川柳」は少し遅れます。
今月は2日・明日京都の慮山寺を訪れます。10時に丸太町に集合して
午後からラボウル京都にて句会です。
結果は出来るだけ早く、「外に出て川柳」にて発表いたします。
♪ 洋子 6月29日
水無月もいよいよ終り。なんとなく心に澱が溜まっているみたいですね。
企みのひとつは零す梅雨の蝶
斜めから鉄砲百合が狙撃する 洋子
来月は祇園祭の月。ぎらぎらした夏の始まりです。
♪ 洋子 6月25日
昨日、点鐘の勉強会で福田弘氏より「追悼句集 栄子」を頂きました。
今年の2月、最愛の奥様栄子さんを急性心筋梗塞で亡くされ、その悲嘆の底から絞るように生まれた「追悼句集 栄子」です。
素直なありのままの言葉が、そのままじんわりと人のこころに伝わってきます。
いい句集になりました。
どこにていも寂しい 藤棚を見上げる
横にいる気がして ガスの火を止める
シャンソンを聴いても暗い日曜日
喋らないのではない 喋る人が居ない
あっち向いてホイ その間に戻ってきて欲しい
(句集より抜粋)
、
♪ 洋子 6月19日
梅雨もいよいよ本番。岩手宮城の地震の爪あとに又二次災害が心配されます。ほんとに暗いニュースが続いてやりきれません。
そんな中、私には一つの癒しがありました。孫の高校の吹奏楽部の定期演奏会を聴きに行ったことです。文化ホールを一日借り切っての本格的なものでした。
孫娘は木管のファゴット担当。あまり独奏向きではない楽器なので、合奏を聴いてはじめてその効果が実感できました。
この日のための地味で苛酷な練習が一年も続いてきたと言います。その熱気は演奏全体から湧き立つようにホールを魅了しました。
青春っていいな・・若さっていいな・・とつくづく思ったことです。みんなでひとつのものを創り出してゆく力を眩しいもののように感じ取ることができました。
★ 堺市 瀬川瑞紀さんより 6月16日
「若葉の句集」からとても新鮮な風をいただいた気持ちです
道変える背中を押してくれた本 市村 康郎
そうですね〜私が川柳の道に出会った頃をふっと感じた句です。
♪ 洋子 6月14日
「若葉の句集」
今日、ゲストの椅子のレギュラーメンバーのおひとり西田雅子さんからピンク色の可愛い句集が届きました。京都の川柳ルーム若葉の会からの発信です。
若葉の会は発足して3年4カ月だそうです。メンバー19名の瑞々しい合同句集には未来がいっぱい詰まっています。
最近の川柳大会などに参加してみると、とみに抜句数を競う風潮が強くうんざりしていました。こうして落ち着いて、句集を作って作品を世に発表されることに、とても素晴らしい意義を感じます。
作品集の中から
歯を出して笑う石榴のさみしさよ 岩田多佳子
いかなごが釘煮にされて行く時間 重田 和子
待つよりも転がるほうが好き レモン 西田 雅子
そよ風の澱かもしれず糸トンボ 古田 祐子
気ままな風だったわ胸を横切って 宮川真知子
ちょっと私が立ち止まった句をあげてみました。
一服の清涼飲料のような句集でした。有難うございました。
「若葉の句集」 川柳ルーム若葉の会 平成20年6月10日 発行
編集 西田雅子・古田祐子 発行 坂根寛哉
★ 東京都 佐藤幸子さんより 6月13日
洋子さん
ちょっとお邪魔いたします。
恐山へいらしたんですね。お元気を嬉しく思います。
思い出話を少しさせてください。古い話です。当時主人は青森勤務でした。
S55年の晩秋の恐山円通寺はすでに冬囲いのための板が張り巡らされ誰一人おりませんでした。
異様な匂い 赤い涎掛けをした小さなお地蔵さん 無数の赤い風車
あちらこちらに小石がつみあげられて 転げ落ちて・・・・・
そそり湖の異様な水の色 二人はただ呆然と立ちすくんでおりました。
洋子さんのおっしゃるとおり地獄へも極楽へも行けず魂が彷徨っている処でした。
実はそれより十年以上前だったと思います。主人の姉がイタコから義兄を呼んで貰った事があり、その時じっと傍に女の子が立っていたのだそうです。
「龍子ちゃん」と聞いたらこっくり頷いて、「楽しく暮らしてる」って言ったそうです。
「何か欲しいものなぁい?」ってきいたら「どん菓子が食べたい」って言ったという。
龍子は1歳10ヵ月で逝った長女です。どん菓子は病院のベットで好んで食べたもの。
今も仏壇には時々「どん菓子」を供えていますが あの時主人も私も龍子はここには居ないと確信しました。そしてみだりに死者を呼び寄せたりすべきでないと語り合いました。昔むかしの思い出です。
洋子さん ゴメンナサイ さて竜飛崎へもいらっしゃったんですね。
青森は「かもしか」との出会いがあり、主人の発病ありと楽しくも苦しくもあった忘れ得ぬところでした。
洋子さんのブログのおかげで少しずつ雑詠が書けるように立ち直って来ました。
有難うございます。 合掌
♪ 洋子 6月12日 今年の2月 点鐘散歩会で立ち寄った大塚美術館へ今度はプライベイトの友人とゆっくり丸一日かけて鑑賞に訪れました。
この前は、撮影禁止と思い込んで、カメラに手をかけなかった為、残念な思いをしたので、今度は思い切りデジカメのシャッターを切りました。
その整理に今没頭しています。陶板であるため、フラッシュの反射があり、どうしても正面からの撮影は難しく、少し歪んだ画面になってしまいました。
それにしても、よくもこれだけ陶板化出来たものと驚かされます。
本物でないことは確かですが、実物より以上に修復され手を施されたものが多いのも事実でした。
とにかく日本に居ながらにして、世界の歴史的絵画を一望できるのは驚きの外ありません。
やはりいろいろな発見がありました。ゴヤの部屋では特に心打つものがありました。もう少し勉強したいと思いました。
いつかまた川柳作品に跳ね返るものがあると信じてます。
、
♪ 徳永 政二さんより 6月9日
「点鐘じゃあなる」届きました。
勉強会への福田弘さんの参加うれしいかぎりです。
また以前のように川柳を楽しんでほしいと思います。
遺品の中 五円玉の重さ確める 弘
いい句ですね。
★ 洋子 註 福田弘さんは4年程前に、事情で川柳を中断されて
いました。
今年の2月に最愛の奥様を亡くされ、喪に服されていましたが、
久しぶりに 5月の点鐘勉強会に顔を見せて下さいました。
これからまた、川柳のお仲間に復帰してくださるようです。
♪ 洋子 6月5日
例年より一週間も早い梅雨入りに戸惑ってしまいます。
6月の点鐘散歩会も雨にたたられましたが、昼ごろから晴れてほっとしました。
草津の水生植物園は今睡蓮の真っ盛りでした。総勢十九名。花と水と川柳にどっぷり浸かった一日でした。
「外に出て川柳」にその一部を紹介しています。ご覧下さい。
♪ 洋子 6月2日
昨日は恒例の「津山川柳大会」。朝7時大阪駅発の特急高速バスにて日帰りの参加。加齢のせいか、抜句数の少なかったせいかことの他疲れた一日。
参加者の話題はとりもなおさず「抜ける・抜けない」の話。私はひと昔前の津山大会を思い出しなんとなく心に穴の空いた想いでした。
句会の雰囲気はもっと張り詰めたものでした。
定金冬二・寺尾俊平・長町一吠・墨作二郎氏などが、会場のアルプス席では孤峰のように光っていました。一句一句しっかり耳に入れて、おう!おう!と感動しあったものでした。会場の空気は張り詰めていたように思います。自分が初心であったからかもしれませんが、周りの人たちも「あそこで一年の自分の成果を試しに行くのだ」という意気込みがありました。
昔日の感をいかんともしかたがありません。
何句抜けたかで一喜一憂し、それに流されてゆく川柳界が、自分をも含めてなんとも情けない気がしてなりません。
♪ 洋子 5月31日
「洋子の部屋」6月度の更新をしました。
2・3日旅行をしていましたので、月末に仕事が重なりました。
ゲストの椅子に今回もみなさんの力作が揃いました。とても嬉しいことです。
毎回20句を揃えて出して下さる方、その量にも作品内容にも意欲とパワーを感じます。
今までの自分から抜け出そうと努力なさっている方、その過程や疑問がひしひしと伝わってきます。「ゲストの椅子」で新しい自分なりのフォームを見つけ出して下さった方、その面白さにもますますリズムを感じます。
月末に間に合わなかった方も、随時投句して下さい。すぐに入力いたします。
また、談話室にもご意見をお寄せください。
♪ 洋子 5月21日
本歌取りの面白さを試みることの危険。
この間ある小句会でこんな事がありました。次のような句です。
母はまだひとりで暮らすドアチェーン ( 兼題 鎖 )
これは明らかに
母はまだひとりでまたぐ水たまり 森中恵美子
を踏まえています。それを承知で本来の本歌取りの面白さを狙ったものと思われますが、少し誤解を招くおそれがあると言うことで 選者も作者も同席の皆さんも同意の上で没になりました。
その件に少し似た事柄が、これも小さな勉強会の席でありました。
作者も同席の人も気付かなかったと思うのですが、厳しいようでも私はその句に×をつけました。
五月から零れる粒のごときもの ( 兼題 五 )
いい句です。だからよけい厳しくチェックしたのです。
すぐに頭に思い浮んだのが、
去年今年貫く棒のごときもの 高浜虚子
ぜんぜん違うじゃないかと思われるかもしれませんが、ここまで有名な句の「下五の語彙と調子」は俳句や川柳をやっている者には頭にこびりついています。
ちなみにインターネットで「ごときもの」という項目を引いて見て下さい。ただちに、この虚子の句が引き合いにだされてます。
一般的な言葉であるにもかかわらず、まずこの句が引き合いに出されるというのは余程のことです。ましてや下五に使われると、これはアノ句に似ていると思われても仕方ないと思います。
本歌取りの面白さを狙うにはやはり危険性があります。その面白さを狙っていたのか作者に聞き漏らしましたが、作句の上でこうしたことはやはり気を付けなければと思いました。
♪ 洋子 5月17日
まるで浦島太郎みたいに、久しぶりに大きな川柳大会に顔を出しました。そこで異様な川柳の流れに圧倒されてしまったのです。これは一体何だろう。いつの間にか川柳が、個人の手から離れて団体の塊のようになって人を巻き込んでゆく大きな波になっていました。
川柳って何だろう。そう言えば今川柳は、伝統派にしろ革新派にしろ、みんなで渡れば怖くない気風が漲っているような気がします。
電飾の街で自分を見失う 洋子
自分の居場所をじっくり考えねば、そして明日の見える窓をしっかり探さなければと、ある種の危機感を感じた一日でした。
♪ 洋子 5月14日
「外に出て川柳」5月度更新しました。
同時に「点鐘じゃあなる5月号」の作成も終わりました。明日コピーして発送いたします。何かをやり続けることの大変さを思っています。止めるのは簡単ですがやはり継続することに意味があるように思います。川柳自身がそうですよね。
♪ 洋子 5月13日
昨日は点鐘散歩会5月の例会でした。
万博記念公園に集まったのは、レギュラーメンバーのツワモノ揃い16名。瑞々しい若葉の中、パークトレインに乗る者、薔薇園に遊ぶもの、日本庭園を散策するもの、足湯に浸かるもの、それぞれ二時間を自由に使って作句数無制限で集まった句数は、総数700句余り。午後からの句会ではそれらを清記互選しました。選び抜かれた句は131句。今、結果の句報を整理編集している最中です。毎月「点鐘じゃあなる」を発行して参加者に配布していますが、洋子の部屋の「外に出て川柳」にもその一部を掲載しているわけです。明日あたり5月度更新ができると思います。
そんな訳で、今パソコンに向かっているのですが、テレビでは、昨日発生した中国四川省の大地震のニュースを報道しています。私達が緑のエキスポランドを楽しんでいた間に、遠い中国ではこんな悲惨なことが起こっていたのですね。
♪ 洋子 5月9日
近頃自分の句に「です・ます」調が増えてきたことに気付きました。元来散文の文体です。それでなくても「切れ」の少ない川柳が、よけいのんべんだらりとしてきました。なんとも省略の効かない川柳にへきへきしています。俳句の「なりにけり」と同じように川柳の「です・ます」もなるべく避けたいと思いますが、つい安直に使ってしまうのです。気取らない口語調は好きですが、散文になってしまうと川柳でなくなりますよね。皆さんどう思われますか?
♪ 洋子 5月6日
昨日は、初めて宮津の「みんなの川柳大会」に出席しました。
新緑のふわっとした感触の穏やかな山々と、静かな海からの風が
とても懐かしい雰囲気に私を誘いました。
子供の頃一度訪れた事があります。まだ、SLが走っていた頃です。
都会の喧騒からは遠く離れた町、こんな雰囲気の中で川柳を楽しむ事が
出来てとても幸せでした。文字通りみんなの川柳でした。
そして、みんなの川柳の伝統を守る中で、序々に若い選者への
新陳代謝があって、これからを感じることができました。
宮津のみなさんにも「点鐘散歩会」の冊子を沢山買って頂いて、これも
嬉しかったことのひとつ。
いろいろ有難うございました。
★ 5月5日 京のキッチン さんから
好評のこの度の「点鐘散歩会」冊子の臨場感には参っています。
案内の小文もさることながら・・・・
川柳は生きているっていうことでしょう。
写真は表紙の人達だけなのにね。
♪ 洋子
コメント有難う。散歩会に参加して下さった皆さんが、
充分川柳を楽しんで下さったからだと思います。
今日はこれから宮津での「みんなの川柳大会」に参加して来ます。
★ 京都市 内田真理子さんより 5月1日
5月度「ゲストの椅子」投句作品について・・
正直な右手パラソルは左手
これは、パラソル(な)左手
と送ってはいませんでしたでしょうか?
すみませんがこだわりがありますので
パラソルなと訂正お願いいたします。
正しくは
正直な右手パラソルな左手 真理子
♪ 洋子
訂正いたしました。
普通は形容詞的には使わない名詞に(な)をつけて、それらしく表現する方法は私もよく使う手なのに、うっかりしました。ごめんなさい。真理子さんのようにユニークな使い方ではありませんが、私が中村冨二賞に応募した作品にこんなのがあります。
プリズムな若葉のなかのカメレオン 洋子
もう一句思い出しました。これは川柳公論に出句したものです。
イソップな北斎がいる文福茶釜 洋子
表現方法も斬新なことを考えるのはすばらしい事だと思います。
校正には充分気をつける事にしましょう。
なお、他の投句者の方々もミスがありましたら即連絡をお願いします。
訂正はすぐ出来ますので、ご協力をお願いいたします。
★ 岡山県 石部 明さんより 5月1日
「洋子の部屋」充実してきましたね。
♪ 洋子
明さん お忙しいのにコメント有難うございました。
この間のBS岡山川柳大会は、私丁度旅行中だったもので参加できず残念でした。津山大会や玉野川柳大会でまたお目にかかれることを楽しみにしてます。
★ 京都市 水野芳子さんより 4月28日
川柳マガジンに大野風柳さんが取り上げられていた「散歩会の句」に心ひかれて、どの回のぶんか捜しかけましたが、なかなか大変みたい。今夜の深夜放送のアンカーが大好きな葛西聖司さんなので彼の番組に切り替えることにして、また明日のお楽しみにします。
♪ 洋子
新しいパソコンを購入されて頑張っていらっしゃる芳子さん。さっそくマガジンの記事に興味を持ってくださって有難うございました。深夜放送の葛西さんは私もファンです。ずいぶん前ですが、川柳の番組(テレビ)を受け持たれた事もあるんですよ。
♪ 洋子 4月27日 『点鐘散歩会』について
川柳マガジン5月号で大野風柳さんが「現代川柳時評」で『点鐘散歩会』を取り上げて下さいました。どうぞ一度ご覧になって下さい。
★ 堺市 秋山サナヱさんより
『点鐘散歩会』発刊おめでとうございます。まず感じましたことは装丁の素晴らしさです。(色彩・題字・参加者の写真を掲載されるなど)今までお目にかかったことないほのぼのとした川柳誌に出会った思いでした。墨さんの「今思うこと」を読んで感動しました。俳句で云う吟行と散歩会とは基本的にはよく似ているかもしれませんが、散歩会には自然や人とのふれあいや人間らしさを表現するあたたかさを感じます。更に訪ねられた場所の詳しい説明等、あまり出歩かない私にはとても参考になりました。
★ 西宮市 藤田踏青 さんより
12年間も散歩会が途切れる事なく継続された事は驚きであると共に、さもありなんとも思われます。墨氏の人間的魅力と共に、その方法論が確固としている事です。基本としての嘱目がもたらす、日常性からの脱出、異質の時間が、
作品の展開に如何に作用するか、そして無制限の出句と極限の選句との対峙が選句眼に及ぼす影響等。参加者名に森田栄一氏を見出し、氏の風貌を思い出しています。