写真x
写真01
ランダルっていうのは、その昔スティーブマックイーンが主演したテレビドラマの主人公の名前です。 その彼が使っていたのがライフルを短く切ったものでランダルカスタムと呼ばれました。
 
友人から借りてきましたが、ひとつはラウンドバレル、もうひとつはレバーやストックがライフルのものが付いています。

カートリッジは実銃と同じようにSAA と同じ44-40カートを使用します。


写真00
ほんとうは、このカタログ写真のようにオクタゴンバレルであったようです。
smG規制後はラウンドバレルのみの生産のようですがはっきりは知りません。
もともとテレビではラウンドバレルだったようですが、その後オクタゴンバレルに変わったようです。 以下のサイトで知りました。また日本語の拳銃無宿wikiページには時代考証的にはM73 の時代なのでしょうが、当時のテレビや映画では、もっぱらM92 が使用されたと有ります。

http://www.imfdb.org/wiki/Wanted:_Dead_or_Alive_%28TV_Series%29
 
このページは、映画やテレビの銃器についてめちゃくちゃ詳しく解説していますので楽しいです。 原題を英語で検索すると解説が出てきます。ちなみに Predator で検索するとMGC のモデルガンも使われていたことが書かれています。なんだか嬉しいです。


規制前と後

写真02
8角バレルが昔売られていたもので、ラウンドバレルがsmG 規制後のものです。

写真03
規制の関係でしょうか、ラウンドバレルは先端部分が2つの部品に分かれているようです。 おかげでストックバンドの位置が違います・・・と、書いていたのですがオーナーさんより 指摘がありまして、あのバンド位置は自分で傷かくしにずらしたそうです。私の間違いでした。
写真04
バレルにsmGマークが入っています。

写真05
規制前の製品にはキャリアーにメイドインJAPAN の刻印が見られます。

メカ

写真06
メカは実物とは全く違うものです。しかし少ない部品点数で実物同様の動きを再現した小林さんの 素晴らしい設計に目を見張ります。
サイドプレート内側がボルトのガイドになっているのは、好きになれませんが・・。

写真07
このモデルは、エキストラクターが弱点です。よく折れたり潰れた個体を目にします。
このパーツを再生産してオークションで売っている人がいます。ありがたいものです。この写真のエキストラクタも 落札品です。おかげさまでレストアできました。

作動調整

写真08
カートを入れる窓とフレームの隙間を見ると、このモデルがちゃんと動くのかどうだかすぐに分かります。
写真左がスムーズに動くもので、右はカートを2発以上入れるとレバーさえ動かせなくなります。

写真11
それは、キャリアーに前方のカートが入りすぎてしまい、フレームに干渉してレバーアクションができなくなる 現象です。治すのは簡単です。サイドプレートを外して装弾口の板バネの止めねじを緩めて少し前方へずらすだけです。 うまく行けば1分で治せます。
しかし、借りてきた個体は板バネの調整用長円の穴がすでにいっぱいでしたのですこし穴を広げました。

写真09
写真が穴を広げたものですが、そのままではマガジンにカートをたくさん入れると押されて元の位置に戻ってしまうので プラ板を入れて細工しています。その後もうすこし丈夫な加工をしましたが見た目が悪いので秘密にしておきます。
 
チューブマガジンにカートを何発も入れると、この蓋がカートに押されて閉まらなくなりますので、あまり たくさん入れられません。この個体では5発が調子良かったです。
写真10
なかなかに興味深いモデルでした。アクションは面白いですが、これを実弾でやったら、どこに弾が飛んで行くのか 分からないでしょうね。

M1873 実銃の歴史

写真12 簡単に実銃の歴史を書いておきます。上図は拡大できます。
西部を征した銃と呼ばれるM73 ですが、スタートはスミス・アンド・ウェッソン社からです。 図の一番上がS&W 社のピストル特許ですが、メカはほぼ完結しています。右図がヘンリーでトグルメカは変わっていません。 下図がM73 でトグル形状は元のS&W のスミスが考えたピストルから大きくは変わっていません。
これらの特許図はGoogle Patent というサイトで閲覧できます。下記に番号を書いておきますので、その番号で検索したら すぐに出てきます。情報ってありがたいものです。
 
US 10535スミスのロケットピストル
US 30446ボルカニックをリム薬莢用に改良したヘンリーライフル
US 55012チューブ弾倉を備えたM66 イエローボーイ
US 57808ウインチェスター特許 イエローボーイ

ちなみにCMC がモデルガン化したM 92は、ブローニングの設計により、強い弾を撃てるようにロック機構を備えたもので 元のスミスが考えたトグル機構とは全然別のものです。
共通なのは、レバーアクション操作だけです。

モデルガンでこのトグルリンクを再現しているのは、マルゴーのM73 です。実物はボルトの左右に2個トグルがあるのですが マルゴーの物は左側だけの再現となっています。

写真x ネット上の写真を貼り付けてみました。写真はクリック拡大できます。
ボルカニック拳銃、ヘンリーライフル、イエローボーイ、M73 です。
ヘンリーライフルはレプリカでしょうか?
 
こうやって見てみると、はじめに考えたスミスさんは会社が潰れるし良いことなかったようですが、出来上がった技術ってひとり歩きして 成長していくんですね。にしても洋服屋だったウインチェスターさんの商機を見る目っていうのが凄いですね。
また、一度は敗れたスミスさんは、やがて相方のウエッソンさんが創りだした回転拳銃で大金持ちになり現在でも スミス・アンド・ウエッソンとして歴史に名を残しました。
めでたし めでたし。

参考サイト

これらは、銃器操作ゲーム内での場面のようです。よく出来ています。
元の3Dモデルは、こちらのページで、各種銃器がたくさんあります。
http://www.gun-disassembly.com/

写真14
こちらは以前借りていたオクタゴンバレルのランダルです。

ビデオ


おまけ

MGC の買い物袋に使用されていたイラストです。裏はM16でした。
袋写真

分解図

分解図