写真x 写真00
2003年に4万5千円という高級モデルでデビューしたホビーフィックスのディテクティブです。
今まで、どのモデルガンメーカーも再現できなかったコルト・クラシック・ダブルアクション・メカを完全に再現しました。

写真01
おかげで、コルトの調整の難しさもコピーされていて、なかなかちゃんと動かないモデルになってしまいました。 写真は実物グリップを装着しています。

写真02
これでもか、という気合の入った完全コピーを目指しています。
まったく素晴らしいつくりです。コクサイのパイソン2型もよくコピーされていましたが、 ホビーフィックスの方が細部にわたり形状を再現しています。

写真03
クレーンロックもちゃんと実物同様になっています。

写真07
見てください、金型の限界に挑んだようなセレーションのきめ細かさ。素晴らしいですね。実銃もこんな風になっているのでしょうか?

写真04
この左下のセフティレバーのダルマ型の穴あけ加工を見てください。実物とまったく同じです。 微細な加工が施されています。

写真05
ただ、残念なことに黄色矢印のスチールで別パーツになっているカムの出っ張りが少ないことと、青矢印の ボルトの曲がりが少ないためにきちんと作動できません。
コクサイ・パイソン2型も初めは、このように実物形式でしたが、まともに動かないのでやがて パーツ形状を変更しています。カムを可動式に変えました。
この、ボルトをカムで押し上げる部分は、調整が大変に難しく、材質制限のあるモデルガンでは 完全に再現することは難しいでしょう。

動かすぞ・・失敗編

写真09
高価なモデルが動かないのは、たいへん歯がゆいので何とか動くように努力してみました。
 
悪いところは、カムの形状と自分の個体はハンドがすこし短く削られているところでした。
カムは写真のごとく、実物とは随分違う形状でボルトを的確に押し上げることが出来ませんでした。

写真10
そこで、カムを大きくしようと無駄な努力をしました。
まずカムの入っていた穴にタップでネジを切ってネジを埋め込み、その頭を削って大きなカムに しようとやってみました。
 
結果は惨敗です。もうすこし前方にカムが出っ張っていないと駄目でした。 オマケに作動中にリバウンドレバーがネジのところからポッキリ折れてしまいました。
だめだこりゃ・・・自分の腕前ではとても出来ませんでした。
写真11
また、ハンドはオークション購入時からお店で調整してもらった個体だと言うことで、すこし削られていました。 おそらくボルトの上がるタイミングが遅いのでそれに合わせてハンドを削ったのでしょう。
 
自分はコクサイのパイソン2型のハンドをゴシゴシと削ってそれらしい格好にしました。
写真は左から後述するプロ製作のハンド、短いハンド、自作ハンドです。
自作ハンドは、みっともない加工ですなぁ・・・・努力だけ認めて下さい。

動かすぞ・・成功編

写真12
自分の力では、及ばないと放っておいたディテクティブでしたが、最近オークションに調整を承りますの 出品がありました。おぉっ、これくらいのお金で済むなら安いもんだと飛びつきました。
 
さっそく頼んで、ついでにハンドもお願いしたところ、ボルトとハンドは組み合わせが大事なので ほとんどハンドも新規に作っているとのことでした。
写真のハンドを見て下さい、さすがプロです。すばらしい出来映え&作動に感激しました。
コルトメカの完全再現です。シングル、ダブルともちゃんと動きます。
自分でメカを調整したことがある人は、よく判っていると思いますがダブルアクションとシングルを 両方きちんと動かすのは大変です。下手をすると両方駄目になっちゃいます。
 
下記のビデオでシングルアクションでのハンドが1ヶ所、引っかかり気味な部分もありますが、ハンド先端を軽くこするか、 最後の手段でシリンダー側のラチェットをすこし削るという方法もあります。まぁ使っているうちに減って良くなるでしょう。いずれにしても削るときは、ほんの少しだけです。
写真13
ボルトは、自分の購入時にはリバウンドレバー方向にすこし曲がっていましたが、まっすぐに伸されて 帰ってきました。これでちゃんと動きます。 カムの形状は、企業秘密とのことなので写真には撮っていませんが、コルトの実物の形状とも すこし違っています。  
おかげさまで完全動作になり喜んでいます。
 
この調整は、増田さんという方が行っています。下記にブログを開設していらっしゃいます。
写真16 http://mahoagnyws.militaryblog.jp/

動作ビデオ


カート

写真14
カートは完全に真鍮削り出しの一体物です。プライマー部分は穴が掘ってあるだけです。
これで撃針の傷みは生じません。写真の一番下には、38スペシャルの実物ダミーカートを置いています。

実物グリップ

写真15
自分の個体は、米国から購入した実物グリップを装着しています。
フレームが短くなったディテクティブ用なのでホビーフィックスのオールドタイプのフルフレーム には装着できないので削っちゃいました。

紙 箱

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紙箱です。中にはディテクティブの実銃の詳しい歴史を書いた小冊子が入っています。
それには、フレーム変遷などが詳しく書かれています。箱にあるセカンドイシュー・アーリータイプの 文字も納得いくように学習させていただきました。
写真08

おまけ

分解図のJPG が別窓で開きます。→  分解図へリンク