【車号の特殊な「番台」】
よく知られている共通で使用する特殊な番台に900番台(試作車)がありますが、複数の形式で同じ意味を持つ他の番台に800番台があります。
これは、中央東線や身延線のようなトンネルの高さが低い区間がある場合、通常車両では通過できず、屋根を低くする等の対策が必要となることから、その対象車両を800番台として区別するようになりました。なお、この800番台を名乗るのはパンタグラフが装着された車両のみです。該当形式には101、165系などがあります。
しかし現在では使われておらず、中央線でも快速用の201系で一部対策済みの編成がありますがこれは車両を低屋根とせず、パンタグラフでその対応をすることによって対策ができており、特に区別する番台を設けていません。なお、高尾以西を走行できる車両には車種・形式・車号が書かれている(切り抜き文字)部分に「◆」の記号(ペイント)を付けて判別できるようになっており(モハ201のみ)、また、先頭車の窓に付いている編成番号札(裏面)にその旨の記述があります。