2007年春 近畿・四国の突発たび

 

【3月17日(土)】
この日はこころのたびさんとご一緒させていただきました。私の「城崎温泉に行きたい」と言うリクエストで前日の夜(それも22:00過ぎ)にルートの大筋を考えていただき、当日朝5:30に大阪駅集合、その場で城崎温泉までの乗車ルートを確定して大阪駅を6:00発快速網干行に乗り込み、姫路へ7:30到着。
ここから播但線で和田山を目指します。ここの103系は昨年8月に撮影していますが、乗車は始めて・・・2M0Tの加速はどんなものか楽しみです。ところでこの列車「回送」になっていますが、4両編成がここで分割され、前2両が寺前行になっています。
通常、播但線の姫路〜寺前の電化区間は103系の2両編成で運転されていますが、ラッシュ時は2編成を併結して4両編成で運転されています。ただし、通勤通学で最も乗車人員が多い朝の時間帯はこの113系6連も「出動」します。この日はもうこれで「お役ご免」となり「昼寝」に入ります。前回訪れた時は違う編成がこの運用を担当していたのですが・・・
この編成が以前「6連運用」を担当していたクハ103-15以下の編成です。日根野区から貸出だったのか転属だったのかはっきりしなかったのですが、車体もボロボロだったことから廃車前提で播但線に送り込まれていたのでしょうか。
時期は忘れましたが、ダイヤ改正で運用をはずれ、その後野洲へ回送されて事故訓練用の車両となり、カッターでドアなどが破壊されると言うちょっと哀しい最期を迎えています。
(2006.8.17撮影)
姫路を出発し、少しの間は「チンタラ」走っていたのですが、郊外区間で駅間が長くなると2M0Tの本領を発揮し始めました(笑)。
武蔵野線で長く103系に乗っていましたが95km/hの制限があったので、速度計が100km/hを示したことは見たことがなかったのですが・・・実にやってくれました!。T車が無い分、600km/hを超えても軽やかに加速していましたねぇ。でもあの「爆音」は変わらず・・・(^^;
ワンマン運転用の機器を設置したため、運転台もちょっとは近代的になりました。
寺前に到着し乗ってきたこの編成は姫路へ引き返していきます。
ここからは非電化になるため気動車の登場です。
初め見たときは「なんじゃこりゃぁ」と思いましたが、JR西日本の改造車によく見られる切妻運転台を増設したキハ41です。種車はキハ47だと思われます。確かにこれで運行に差し支えないと思いますが、もうちょっと見てくれを良くしようとか言う気はなかったのでしょうかねぇ。
この車両で山陰本線との接続駅、和田山を目指します。
播但線で和田山へ着いた後、駅周辺をブラブラとしようと歩き出しましたが3分もしないうちに何もないことがわかり、駅の待合室で待つことに・・・その間、昨日の寝不足がたたり爆睡していた・・・とか(自覚なし)
和田山から2両編成の113系に乗車しましたが、例によって見てくれが極めてよくない車両なので撮影もせず(混んでいたせいもあるが・・・)城崎温泉に到着しました。想像していたよりきれいな町並みで、また来たくなりましたねぇ。
中心を流れる川をいろんな形をした橋がかけてありましたが、この橋が一番新しい橋でしょうか。
城崎温泉にはいくつかの共同浴場があるのですが、初めてなので多くの種類の風呂があるところと言うことで駅前にある「さとの湯」に入りましたが、街中をブラブラとしていた時に見つけたのがこの「地蔵湯」です。六角形の窓がユニークな建物で、「家内安全」、「水子供養」にご利益があるとか・・・。
城崎を流れる大谿(おおたに)川に沿って柳の並木が続き、両岸に美しい町並みが続く温泉街です。折りしも柳の葉が生え初めでとてもきれいでした。川の水もきれいで、大きな鯉や無数の小魚が泳ぎ回っていました。
昔ながらの木造3階建ての建物も数多く見られます。橋の造りともマッチしていていい雰囲気ですね。
街の中には女性好みのスイーツのお店や小物のお店も多く、この日も女性のグループを多く見かけました。
城崎温泉駅を出発する「はまかぜ1号」浜坂行です。なんとキハ181ですよ!。全国でももう見られるのはここぐらいしかないのではないでしょうか。
昨年8月は餘部鉄橋を渡るところで出会って以来、約半年振りの再会でした。103、113、キハ181系がまだバリバリ(死語)で走り回る近畿圏ってすごいですねぇ・・・
ここが今回入った「さとの湯」です。ホントに駅前にある温泉施設で、たびの途中でも気軽に入れます。外観は温泉と言うより「お寺」と言った感じですが、中に入るとジェットバス等を備えた大きな内風呂の他に露天風呂、2種類のサウナが備わっています。本当ならば手前の屋根の下には足湯があるはずなのですが、残念なことに出かけた数日前から工事中で使用されていませんでした・・・
城崎温泉駅に戻り、たびを再会しました。
停車中の車両は西日本ではよく見かけるキハ47です。東日本から北日本にかけてはデッキ付きで片開き扉のキハ40をよく見かけましたが、その暖地向け車両なんでしょうね。
この風景はとても有名な施設の上から撮影したものです。その施設とは・・・
昨年8月に訪れた餘部鉄橋です。小さくて判り難いのですが、左下の方には観光バスで押しかけた観光客の姿が見えます。ツアーも列車の時刻に合わせて餘部鉄橋を見学させるようになっているみたいですね。
昨年訪れた時は真夏で海がとてもきれいな色で静かだったのですが、今回は海も空も鉛色と言った感じです。でもこの方が自分がイメージしている日本海らしいかな(^^;
上の写真はこんな感じで鉄橋を渡っている列車から撮影したものです・・・季節が全く違うので同じところに見えないカモ・・・
【3月18日(日)】
この写真も海を撮影したものですが、今度は瀬戸内海です。予讃線伊予上灘〜下灘を走行中に車内から撮影したものですが、ものすごい車窓ですよねぇ。
本来なら大阪からここまでの写真を載せているハズなのですが、この日も爆睡・・・(春眠何とかを・・・と言うヤツです(^^;)。感心したのはよく乗り過ごさずにここまで来れたなぁと言う感じです(笑)。
は〜るばる来たぜ下灘へ♪・・・って感じです(ぉぃ)。1週間前に会社に貼ってあった1枚の写真を見て「よしっ、行こう!」と決めて、たったそれだけの理由でホントに来ちゃいました(笑)。と言ってもその前から気に留めていた場所ではあったのですが・・・
それにしても豪華な「普通列車」です。キハ185を普通列車用に手を入れた車で、いくらリクライニングしないと言ってもシートはゆったりしているし、乗り心地は良いしで・・・眠るには最高でした(ぉぃ)
18キップのポスターは確かこんな感じだったような・・・
まぁ、こんなヘタクソな写真ではなかったハズですけど・・・(ボソ)
線路側から見たホームの様子です。
元々2線以上あった駅だったようですが、内子線開業時に優等列車が通らなくなり、交換の頻度も減ったことから1面1線の棒線駅になったようです。また、右手に道路が見えますが、これも元々は存在せず、海を埋め立てて作ったようです。よく雑誌なので「日本でいちばん海に近い駅」と言う言葉が出ていますが、それは道路が出来る前、線路のすぐ脇が海だった頃に付けられたキャッチフレーズのような気がします。
さらに駅名票に市町村名が書かれていますが、現在「愛媛県伊予市」となっている部分は以前「愛媛県伊予郡双海町」となっていたようです。市町村合併で変わってしまったのでしょうか・・・昔ながらの地名が消えてしまうのは寂しいですねぇ・・・
鳥の事はあまり詳しくないのですが、見かけたことがない鳥だったので被写体になってもらった下灘駅のかわいい「お客さん」です。初めは少し離れた場所で見つけたのですが、柱の影にかくれてソロソロと近づいて撮影することができました・・・のどかですよねぇ・・・
夕日を浴びてホントにきれいな色で咲き誇っていた花です。特に花壇になっている訳ではないのですが、踏み荒らされること無く花を咲かせています。こんな景色を見ているだけで時間が経つのを忘れてしまいます。
キハ185系2連の松山行普通列車です。列車に乗っていると、ほとんどのお客さんは海に気を取られているので駅に咲いているこの花に気づく人は余りいないのかも知れませんね。でも駅から列車や海を見渡すと緑色と鮮やかなピンク色がアクセントになっています。
さらに陽が傾いた頃に到着したキハ47系4連普通八幡浜行です。この路線で4両編成の普通列車があることにちょっと驚きました。朝の上り列車のための送り込みでもあるんですかねぇ。
ホームの隅で撮影しようと思っていたのですが、「想定外」の4連だったため、ホームから少し降りたところで撮影してしまいました。言い訳ですが、接車の可能性がないところまで下がって撮影はしていましたので何とかお許しを・・・。
既に気づかれていたかも知れませんが、JR四国の列車のほとんどに「JR発足20周年」のヘッドマークが付けられていました。東日本も西日本も東海もやっていないことだったので、これを見られたのはラッキーでしたね。
この下灘駅は夕日がきれいなことでも有名な訳ですが、撮影は難しいですね。駅名票や屋根つきのベンチと列車、さらに夕日を入れた写真を撮りたかったのですが、かなりキツイです。なかなかよく撮れたとは思うのですが、何処だかわからん・・・(涙)
「寅さん」が居眠りをしていたあのベンチの向こうに陽が沈んでいきます。これだけ天気がよかったのでそれだけで十分なのですが、贅沢を言えばもうちょっときれいな夕焼けが見たかった(ぉぃ)。そんなことを言ったらバチが当たりそうでうね。
陽が沈んでしまった直後に下灘駅に到着した普通八幡浜行キハ47他3連です。もうこうなると「真っ暗」でよくわからないのですが、つらい思いをして持って行った三脚がここで役に立ちました(^^;。これで2.5秒開放だったような・・・
ちょっとお遊びでカメラの機能を確かめるために「ナイトモード」で撮影したものです。バックの空の色は実際とだいたい同じなんですが、ホームが実際よりかなり明るくなっています。幻想的といえばそうかも知れませんが・・・(^^;
【3月19日(月)】
18日の夜は道後温泉に宿泊したのですが、明けた19日から「道後温泉まつり」なるイベントがあったようです。故にこのような映像になっております(ぉぃ)・・・と言うか、建物だけを撮影するつもりだったのですが、待てど暮らせど空かないので「ヤケ」になってみんな写しちゃいました(笑)
「坊ちゃん列車」なる「SLみたいな」(^^;車両です。後で正体がわかりますが、かなりの「食わせ物」です(爆)
道後温泉から松山駅へ移動する際に撮影した愛媛県庁です。立派な建物ですよねぇ。○和にあるどっかの県庁(ぉぃ)とは比べ物になりまへん!
そして県庁裏の山のてっぺんには松山城が・・・かっこいい(はぁと)。しかもそれを路面電車から見られるというのも「ス・テ・キ!」(ォェっ)
SLらしき車両の正体がコレです。実はかなりハイテクなDLだったんですねぇ。安全確認のための液晶モニターが2つも付いていたとは驚き!です。
「坊ちゃん列車」を後から写したものです。さらに驚いたのは客車にもヒューゲルが付いとる(オ〜ッ)。機関士も大変ですが車掌も寒空の中、おもてにいなけりゃならないのが大変!。しかも突然後の扉を開け、大声で観光案内までしてくれるんですからねぇ・・・お世話になりました。
解説を付けなかったら絶対に訳がわからない1枚です(笑)。場所はいきなり宇和島に移ってまして(ぉぃ)、そこからレンタカーで1時間弱くらい走ったところにある遊子(ゆす)地区にある段々畑で、芋畑になっているとのことです。余り時間がなかったのと、上に上がるルートがよくわからなかったのでこの写真の場所で終らせてしまいました。
上の写真の場所からさらに奥へ進んだ地区の写真です。「運河」とありますが、全長80mくらしか無いように思われるものです。場所を表すものとしては「バス停」が一番解り易かったもので・・・(^^;
「河」と言うか「海」です(^^;。要は港から外海へ出るのにホントなら岬をぐるっと廻って行かなくてはならないのですが、それをショートカットするために造られた施設です。でも潮の流れがメチャメチャ速くて、流れだけ見たら「川」みたいですよ。このような運河は隠岐ノ島でも見られました。
【3月20日(火)】
19日の夜は宇和島に宿泊し、列車で八幡浜へ移動してそこからはまたレンタカーで佐田岬へ行ってみました。ホントはバスを利用したかったのですが、1日に2本しかなくて使い物にならず、仕方なくレンタカーを使用しました。
八幡浜から1時間近く走ったところで突然このような光景が目に入ってきました。かなり巨大なもので、風車が回る際に「ウィ〜ン」と唸る音に慣れるまでちょっと恐怖感あります。台風か何か来た時に羽根だけ飛んでんっちゃったりしたりしないんですかねぇ(^^;
佐田岬を車で入れるところまで行った場所の風景です。向こう岸は九州、大分県。こうやって見ていると近いですねぇ。
ところでこの海に「関さば」「関あじ」が泳いでいる訳ですねぇ・・・四国側では「岬(はな)さば」「岬あじ」というのだそうですが、この旅行中一度も目にしなかったような・・・残念!
中央に見える小さな「白い点」のような部分が佐田岬灯台です。元々時間が無い上に、車を降りて2km近く歩かなくてはならないと言うことで断念しました。次回は是非灯台まで行ってみたいと思いますが・・・次回っていつよ?
海も空も真っ青です!
結構風力発電の風車を見たような気がしましたがこんなにあったとは・・・(^^;。
それだけいつも風が吹いている場所ということなんでしょうねぇ。
今回移動に使用したレンタカーが下の方に写っていますが、これを見たら風車が如何に巨大かがわかるかと思います。
いよいよ東京へ帰るために松山へ戻ってきました。松山駅に停車中の7000系普通列車伊予西条行です。近くで見るとよくできた車両だなと思うのですが、何で「私鉄チック」な形式名にしちゃったのでしょうか。今回JR四国の車両を数多く見てきましたが、かなり入れ替わりが進んできていると言うことを感じました。そのうちキハ47なんかも姿を消してしまうんでしょうね。
伊予鉄の路面電車です。今回はこれに随分お世話になりました。一日乗り放題300円は魅力です。2回で元が取れてしまう訳ですからかなりお得です。
ところでこの写真の架線に注目です。何か変ですよねぇ・・・続きは下の写真で。
そう!、鉄道線と軌道線の平面交差なんです。伊予鉄大手町駅すぐ脇の「踏切」の写真です。電車が踏切待ちをしているところがスゴイ!。
交差している鉄道線の車両は元々京王線の車両でしょうか?
軌道線(路面電車)のほとんどは旧型のツリカケ駆動車なのですが、新車を時折目にしました。この車両はこの地域で使用できるICカードを宣伝するためのラッピング車なのですが、台車カバーも白いのでふと「ガンダム」みたい・・・と思ったのは私だけ・・・?
朝方は冷え込んでいましたが、日中は暖かな日が続き、駅前の桜(?)が咲き始めていました。さすがにソメイヨシノではないと思いますが(まだ開花宣言されてない)、きれいな眺めでしたねぇ・・・駅舎に掲げられている駅名の字体と桜がマッチしてます。
いよいよ松山空港から飛び立つ時間が近づいてきました。しかし、携帯電話を「タッチ」アンド「ゴー」で飛行機に乗れてしまうとは感動しました。
これが命を預ける飛行機、ボーイング767−300です(ちょっとオーバーかな)。何度乗っても離陸と着陸の直前がイヤですねぇ・・・。
できることならやっぱり電車で帰りたいですよね〜(^^;

Last update 2007.03.29


最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。

   

Copyright (c) 2007 YOSHI01 All rights reserved.