1990年と1991年前半の記録


全電通神奈川退職者の会第5回海外旅行

台湾一周
1990年9月20日〜25日
38名で台北、花連、高雄、台南、台中、台北と台湾を一周する。
9月20日
 UA137便にて18時30分成田空港離陸。20時55分台北中正空港に到着。専用バスにて一路市内へ。出迎えのガイド陳さんは花蓮まで同行する。ホテルは、民権東路の美麗華大酒店(ミラーホテル)。夜更けのホテルに早速女ポン引き出現!さすが台湾。
9月21日 
9時20分ホテル出発。市内の国内線空港へ。10時20分の「遠東航空」EF307便で花蓮へ10時50分着。台湾東部の最大都市花蓮は、太魯閣峡谷と阿美族の踊りでも有名。また、大理石の産地で舗道の敷石からレストランの灰皿まですべて大理石。昼食後、太魯閣峡谷観光、夜は阿美族踊り鑑賞。鮮やかな色彩と、手首、足首につけた鈴の音色がリズミカルだ。クライマックスには、踊り子たちに誘われて、観客も手をつないで一緒に踊ることとなる。宿は永興路の花蓮中信大酒店。

花蓮・ 太魯閣峡谷で                                阿美族の踊り 
9月22日 
今日も快晴。9時出発。花蓮といえば大理石で、早速大理石工場へ。40d、50dもの大理石のダイナミックなカッティング、仕上げ工程を見学。併設のショッピングセンターで買い物に大忙し。午後は高雄へ移動。12時20分発国内線EF926便で13時10分高雄着。昼食後、高雄市内観光へ。高雄は台北に次ぐ国際近代都市で、また世界十大港の一つに数えられている港町としても有名。ここもまたバイクラッシュで街の活気のバロメーターでもある。中国大陸の西湖八景を模した澄清湖や、観光ポスターでお馴染みの蓮池潭が有名。夕食はレストランで台湾料理。紹興酒の酔い覚ましは名物六合二路の夜市見物。ホテルはここも、高雄中信大酒店。
高雄・蓮池漂
高雄に向かう飛行機から
9月23日 
ここからUターンして、今日は中部山中の日月潭へ向けて高速道を北上。車内ではガイドの鐘さんのカラオケサービス。約1時間で台南到着。孔子廟、延平郡王祠などを訪ね、昼食、ショッピングの後、長駆、日月潭へ、途中の車内は、台湾ビールの酔いも手伝ってのカラオケ競演(?)近くのバナナ園、湖畔のお寺へ寄り、午後6時、宿の日月潭大酒店に到着。どの部屋からも日月潭の夕陽が望めるとかで有名だ。
途中のバナナ園で
台南・赤嵌楼
9月24日 
台中経由で最後の宿泊地台北へ戻る。8時ホテル出発。台北まで4時間の長旅。台中で下車して市内観光。にっこり微笑の布袋様の宝覚寺、日本人墓地に手を合わせバスに乗車。11時過ぎ新竹で小休止。ここはかって、向田邦子さんが航空機事故死した所。心より彼女のご冥福を祈った。台北市街を見下ろす丘の上にある超デラックスホテル圓山大酒店を眺めながら市内へ。昼食後、国民革命忠烈祠、故宮博物院、中正記念館、総統府、議事堂などを見学。台北の宿は、最初に泊まった美麗華大酒店。あっというまの5日間が過ぎ今夜は市内のレストランでお別れパーティ。紹興酒と台湾ビールの飲み納め。
台北・台湾故宮
台中・寶覚寺
台北で
9月25日 
UA828便にて一路帰国。台北離陸のUA便はガタ揺れのサービスつきだった。



上海〜無錫〜上海
1991年2月8日〜11日
有志8名で真冬の中国へ、この年から有志での冬の中国旅行が始まる。上海のホテル地下のカラオケバーで演歌で日中友好を行う。
2月8日 
飛行時間3時間。免税店のウィスキーでとろんとしたと思ったら眼下に中国大陸が見えだして下降、旋回し着陸態勢に入った機の窓に、見覚えの上海の街並みがぐっとせり上がって来た。入国審査パス。8人の「日本老年組」は出迎えのガイドと対面。中国旅行社の若いガイド嬢秦さん北京外語大卒、22歳とは思えぬあどけない素顔が爽やか。老年組もまずは安心。空港から市内へ。上海訪問は3回、5回の一行と聞いて申し訳なさそうに差し出す「上海案内」を片手に、手持ち無沙汰の秦ガイドに、最近の物価・住宅事情など一応の経済的?質問。模範的回答にうなづきながら、窓外の街並みを観察する。夕方のラッシュが始まった市街は、通勤自転車の洪水と満員バス、車のクラクション、バス停に群がる人々や街路頭上に干された洗濯物の下を行き交う人々。無錫への列車待ち時間を駅前のレストランで夕食。先ずは老酒で乾杯。1本3元(約80円)也。春節(旧正月)を目前に、帰省客でごった返す上海駅の我ら外人客用待合室はがらんとして人けなし。天安門、湾岸戦争が陰を落として、日本をはじめ欧米の旅行者がた減りで、中国国鉄、旅行社は目下渋い表情だ。南京行の客快(急行)336列車は20時15分定刻発車。無錫までは128q、約2時間。15輌編成の1輌が軟座車(グリーン車)、他の硬座車(普通車)は満席だが、軟座車は我ら8人の老年組と、自称?香港旅行団のオバサン連中だけで車内はがらがら。座席の真ん中の小卓へ中国茶碗を無雑作に並べ、年配の女性車掌?が事務的に龍井茶サービス途中停車駅の蘇州までは1時間半。頃合いを見計らって、女性車掌?は車内販売員に変身、ちょっとは笑顔でお馴染みの「掛け軸」を仲間で8本購入、引き揚げたと思ったら次はスカーフの箱を抱えて販売。これも10数枚購入し中国の発展に寄与。今夜の宿は太湖畔の「湖濱飯店」。
無錫に向かう車中で
上海駅外人用待合室

2月9日 
終日、無錫市内観光で前にも来ている錫恵公園、泥人形工場等の見学と太湖遊覧して18時36分の列車で上海に戻る。上海の宿は「上海賓館」明日も同じ。
無錫 ・錫恵公園
太湖湖畔で

2月10日 
終日上海市内観光で、玉仏寺、豫園、ガーデンブリッジ、魯迅公園、上海動物園でパンダとご対面。無錫、上海で、昼も夜も紹興酒で乾杯。年代物の紹興酒はホテルで10元(250円)街の食堂では3元から5元、日本の十分の一以下の値段に驚嘆。本場老酒を堪能。上海最後の夜はホテルの地下のカラオケバーに繰り出した。広い客席はほぼ満員で、リクエストの順番待ちは1時間。上海ビールをラッパ飲み。3時間粘って一人3曲。台湾、香港あたりのギャルの得体の知れない歌にも友好的拍手。こちらは「湯の町エレジー」「愛染かつら」はては「チャンチキおけさ」の熱唱。国際カラオケ交流。熱烈友好的拍手交換。中国服の美人ホステスを侍らせて、日本老人組もご機嫌。
上海・玉仏寺
上海・豫園
 
上海動物園のパンダ
2月11日 
朝のMU便で帰国。

       
              next