1999年~2000年の旅行記

北京の温泉に
1999年2月26日~3月1日
13名プラス3名(同一ツアーの方)で北京のホテルの温泉に入り、料理の勉強をする。
2月26日
中国国際航空926便、3時間半の空の旅で北京空港着。冬の北京は3年振りである。現地ガイドの潭さんが出迎え。途中のレストランで夕食後3日間宿泊する「京瑞温泉ホテル」へ到着。このホテルは昨年8月にオープンし温泉が出る。ホテルには日本のように大浴場はなく、各部屋のバス・ルームの湯が温泉である。
2月27日
ホテルの朝食はバイキングでメニューは果物を含めて多彩である。午前中は、故宮の見学と自由行動組の2班に別れ、王府井を散策する。王府井の中心地は道路を広げる工事で殺伐としている。天安門広場は今年10月の「解放50年」記念行事準備のために立ち入ることが出来なかった。午後は天壇公園の観光。祈年殿は建物の中に入っての見学は出来なくなっていた。また、回壁音も周囲に柵があり、前に来たときに行った壁伝えの話が出来なくなった。夕食前にホテルで中国の栄養士から「薬膳料理」についての講義を聴く。「食事は一番大事なこと、食事のバランスは種類が揃うこと、品数は十分に、栄養の知識を吸収すること」など1時間の講義を受ける。夕食は「薬膳料理」。
   天壇公園祈年殿
故宮で仲間+3名
2月28日
朝食後、7時出発。日澶公園で早朝の太極拳など見学。数十のグループがやっていた。見学後、八達嶺高速道路を明13陵へ。高速道路は昨年完成したとのこと。1時間足らずで明の13陵の一つの定陵に到着。当時の歴史を学習後、八達嶺万里の長城へ。昼食は、3年前に利用した、56度の強烈な酒がサービスの「金殿友誼商城」で、今回もお酒のサービスがあった。有志数人が56度に挑戦する。昼食後、長城へ登る。ロープウエー利用組と男坂挑戦組と分かれる。帰りは高速道路を利用し、市内まで1時間、早くなったものと感心する。夕食前ホテルで、コック長が講師で「家庭漢方料理」の実習。4品の実習・簡単なので一つ紹介、「苦瓜を、塩・砂糖・辛油・ゴマ油で和える」。夕食は作った四品の他に「家庭漢方料理」で食事。米・麺類が出たこなかった。
 八達嶺万里の長城
朝の太極拳
 
                       家庭漢方料理のお勉強
3月1日
6時50分ホテル出発し、北京空港へ。前夜の部屋の前に出したスーツケースはそのまま成田まで行くことになっている。中国国際航空925便で13時10分発、2時間30分の空の旅で成田空港へ到着。
今回の旅は、温泉と料理お勉強の旅で、教わった家庭漢方料理は実践して見たいと思っている?。




NTT労組神奈川退職者の会第14回海外旅行
黄山の奇松・怪石・雲海を見る
黄山・南京・上海の旅

1999年10月4日~10日
横浜・神奈川と統合後の初の海外旅行は37名が参加し実施する。

10月4日
中国国際航空便で3時間弱の空の旅で、現地時間19時に上海空港着。スルーガイドの陳さんが出迎え。陳さんは私達ツアーに4回目のガイド。翌日が早いので空港近くの上海機場賓館に泊まる。夕食は紹興酒で盛り上がる。
10月5日
中国東方航空便で1時間弱で、朝8時過ぎに黄山空港着。黄山の玄関口である「屯渓」の宋代の名残を深くする街並み「老街」を散策後、黄山の麓までバスで向かう。途中、明日宿泊する屯渓国際大酒店にスーツケース等を預けて身軽になる。麓の雲谷寺から標高1,700㍍の白鵝峰までロープウェイで一気に登る。黄山は72の峰から成る山々で全山至る所にそそりたつ岩があり、その岩を割って松が生えている。その松・岩が「奇松」「怪石」の格好をしている。白鵝峰から近くの峰を散策。ホテルの西海飯店で小憩後、夕焼けの雲海の中に浮かぶ山々を排雲亭から見る。水墨画のような素晴らしい景色であった。夕食は黄山の名物料理(蛙?もあった)
  
                        屯渓の老街で
   
                           
黄山で
  
夕暮れの黄山          
10月6日
朝5時起床、日の出と雲海を見に懐中電灯持参でホテルの外套を着て清涼亭へ。中国建国50周年の連休中なので観光客がどこも一杯。人の少ない所で、陣をとったら真下が断崖絶壁であった、ゾッとした。残念ながら日の出は見えなかった。午前中は空から石が落ちてできたような断崖絶壁に立つ岩、「飛来石」まで大勢が頑張る。因みに駕籠を利用された人の駕籠代は・・・駕籠代450元、チップが駕籠に乗るとき一人100元、降りるとき一人50元、駕籠は前後で二人で担ぎ、合計750元(日本円で約1万円強)。午後屯渓に戻る。
   
                         黄山 飛来石
10月7日
屯渓7時20分発の列車で南京まで7時間30分の列車の旅。最後部の増結車だが、前が荷物車なので他の車両とは隔離。7時間車中で盛り上がる。車掌が売り子になり多彩な品の販売、一同各種仕入れる。南京到着後、長江大橋、中華門、夫子廟を見学。今夜と明晩は南京古都飯店。尚、神奈川シニア連合の研修旅行が私達が帰る日にこのホテルに泊まることになっている。
 南京夫子廟で
南京行き列車の途中停車駅で(最後尾に1両増結
10月8日
午前中は中山陵(孫文の墓)、南京博物館で歴史の学習。昼食に子豚の丸焼き1匹注文。午後は霊谷寺、南京大虐殺記念館見学・映像による学習。反戦・平和を誓う。
  南京霊谷寺で
南京での特別料理子豚の丸焼き 
10月9日
8時50分発2階建て特急列車で上海まで3時間。停車駅は常州一駅のみ。昼食後、自由行動組と豫園観光組に分かれる。上海友誼商店で合流し、各種商品を各自それぞれ多数仕入れる。最後の夜は上海雑伎を楽しむ。宿泊は南京東路に出来たばかりの上海新雅大酒店。深夜有志でホテルのカラオケへ。画面が中国語に振り仮名の日本語は平仮名だけの文字、区切りも無く読むのに難しかった。
 上海雑伎
上海行き列車服務員と
10月10日
朝、出発前にホテル前の南京東路を散策し、8時45分出発。バスの中でスルーガイド陳さんが歌う「星影のワルツ」を聴きながら空港へ。午後3時過ぎ全員元気で成田に着く。
今回の旅は、最大の目的だあった黄山が天気に恵まれ素晴らしい景色が堪能出来たので、大満足の旅でした。




本場「紹興酒」と遣唐使の町「寧波」の旅
               紹興・寧波
          
2000年1月28日~31日
有志で航空運賃の一番安い時期に紹興酒を本場に飲みに行こうと20名で行きました。

1月28日
全日空919便。3時間弱の空の旅で現地時間13時50分、上海浦東空港着。スルーガイド周さん(女性)がお出迎え。浦東空港は、上海浦東地区にできた国際空港。初めての利用なので迎えのバスに行き着くまでにSさんと私が迷子になる(添乗員の気配りが足らず)。紹興は2回目、前回は列車の旅だったが、今回は、これも新たに寧波まで開通した高速道路を利用し貸し切りバスの旅。事前調査で、紹興まで4時間の途中トイレの設備なし、バスもトイレなしの情報で携帯トイレを持参するも、実際は、日本の高速道路と同様に途中の売店にトイレがありバスもトイレ付き。早速売店でドリンクの仕入れ。午後7時過ぎに今夜の宿の紹興国際大飯店に到着。夕食は早速紹興酒で盛り上がり、隣席の地元家族連れと日中友好の輪を広げる。
  紹興レストランで
上海浦東空港で                                   
1月29日
8時30分出発。魯迅記念館・魯迅故居・百草園で文豪魯迅について学習した後、有志で近くの紹興で有名な「咸亨酒店」で、直接量り売りの紹興酒を丼碗で飲む。紹興酒はいろいろな種類があったが、値段の高いのはコクがあり美味しかった。つまみは茹でた落花生と油で揚げ、臭い臭いがした豆腐(油炸臭豆腐)10人で大体2杯づつ飲んで、全部で200元(2600円)だった。咸亨酒店に行かなかった人は近くを散策。合流後、4000年余り前の夏王朝の創始者で古代の治水の英雄「禹」の墓のある禹陵を見学。昼食後、中国美術史上有名な晋代の書家、王義之の「蘭亭」で書道と曲水の宴の雅びを今に伝えるせせらぎ等を見学。紹興での仕上げは、紹興酒製造工場で紹興酒の試飲と仕入れをする。1時間半のバスの旅で遣唐使ゆかりの寧波に到着。夕食は海鮮料理のオンパレード。日本出発前にメニューの一覧表を手に入れ20品位の内容をチェック、品書きとおりの数々の料理が出て大満足。今夜の宿は寧波で一番大きいホテル亜州華園賓館。
 紹興 咸亨酒店前で
紹興 魯迅記念館で
 紹興・咸亨酒店でスルーガイド周さん
咸亨酒店で臭豆腐をつまみに紹興酒を茶碗で飲む
 紹興 蘭亭にある曲水の宴の水辺  
紹興 大禹陵で
紹興 蘭亭
1月30日
8時出発。明代の息吹が残る城隍廟の商店街を散策した後、我が国曹洞宗の開祖・道元が学んだ場所である天童寺を見学。福井の永平寺、鶴見の総持寺はここのながれとか。広さは約45,000㎡、敷地内に天王殿、大雄殿、法堂などが中央に並び、廻りには多くの建物が瓦葺きの屋根を連ねていた。寧波のガイド胡さんより、遣唐使・仏教等史詩に纏わる詳しい説明を受け感心する。昼食は、参加者全員の希望で上海蟹を特別注文、蟹は美味しかったが値段は安くはなかった。午後は、蔵書が30万巻納められているという天一閣に行く。時間の関係で中には入らず周囲の庭園等を見学、丁度結婚式を終えたウエディングドレス姿のカップルを数人が写す。午後3時頃バスで上海に向かう。上海市内に入る料金所のイルミネーションが綺麗だった。午後8時過ぎ、宿の上海賓館に到着。ここはもう数回目の利用だ。夕食後、足のマッサージとホテル内クラブのカラオケ組とに別れて行動、私はクラブに行く。我がメンバー以外に客なし。中国女性と午後12時過ぎまでカラオケ国際交流。
寧波 天童寺

 寧波天一閣で
寧波昼食の上海蟹
寧波天一閣で
寧波天一閣で
1月31日
午前中は、上海友誼商店で新疆ウイグル干し葡萄など多数ショッピング。中国最後の昼食はガーデンブリッジの袂にある上海大厦にて紹興酒で締めの乾杯。空港までのバスの中でスルーガイド周さんが「時の流れに」を日本語で上手に歌い、一同拍手。(周さんはその後日本人と結婚され横浜市に住いんでいます)全日空920便で午後7時前に成田空港着。
今回の旅の紹興・寧波は、緯度的には奄美大島とあまり変わらない所だが、大陸性気候もろに感じ寒かったが、本場紹興酒を堪能した旅でした。因みに値段は1本50元(650円)~80元でした。(私の行き付けの横浜の中華店のご夫婦も偶然、寧波の出身です)


NTT労組神奈川退職者の会第15回海外旅行
中国の少数民族を訪ねて「雲南省・広州の旅」
2000年10月8日~14日

43名が参加し中国雲南省の麗江、大理、シーサンパンナと広州に行ってきました。
10月8日
関西空港経由の日本エアシステム便で14時前に昆明空港着。スルーガイド馮さんの出迎え。昆明は2度目、前回は8年前に成都から成昆鉄道で25時間の汽車の旅だったが、今回は日本から僅か4時間半でした。早々に昆明湖を望む断崖に貼りつくように立つ龍門を目指してリフトで上がる。龍門石窟と900年以上の歴史がある華亭寺を見学。今夜の宿は昆明ホリディ・イン。途中のレストランで夕食。早速紹興酒で乾杯。
  昆明 華亭寺で
昆明 龍門で

10月9日
雲南航空で約40分の空の旅で朝8時過ぎ麗江空港着。現地ガイドの出迎えを受ける。ガイドはナシ族の女性。2台のバスに分乗しての観光となる。麗江は古い屋根瓦の街並みが世界遺産になっている。また、1996年に大地震があった所。街が標高2,600㍍にある。仏教壁画の白沙、明の成化年間(1465~1487)に植え付けられた椿の大樹がある玉峰寺を見学。民族衣装の娘さんと各自記念写真を撮る。午後は13の峰が南北に連なり万年雪が見られる最高峰5,596㍍の玉龍雪山が身近に見える、標高3,200㍍の雲杉坪にリフトで登る。玉龍雪山がぐっと迫り迫力満点だ。今夜の宿は麗江格蘭大酒店。
   3200㍍雲杉坪で 後の山は玉龍雪山
樹齢500年以上の玉峰寺にある椿の下で民族衣装の娘さんと
10月10日
ホテル4階フロアから朝日に輝く玉龍雪山の雄姿を眺めた後、世界遺産である麗江の老街を見学。ここの古い屋根瓦群で世界遺産になったとか。先の大地震でも崩れなかったと聞く。丘の上から見た屋根瓦群は美しかった。その後、池の水面に玉龍雪山が映える玉龍公園、トンパ文字などナシ族の伝統文化や風習を伝えるトンパ博物館を見学、学習する。午後はナシ族ガイドに見送られながら、200㎞離れた大理まで約4時間バスの旅。大理からミャンマー国境までは150㎞とか。大理は、大理ペー族自治州の州都。標高は約2,000㍍でメコン川に流れる湖の洱海がる。夕刻、今夜と明晩の宿、大理で一番高級ホテル大理亜星大酒店に到着。夕食はホテルのレストランで民族衣装のバンド付き。そして踊りの飛び入りもあり大いに盛り上がる。
  麗江で
麗江 5596メートル玉龍雪山をバックに
  麗江・上の絵はトンパ文字
麗江世界遺産の屋根瓦群                              
10月11日
今日は一日大理観光。先ず洱海と大理の街全体が望める標高4,120㍍の蒼山の中腹2,800㍍の中和寺まで麓から25分間リフトで上がる。大理石はこの山が産地とか。中和寺境内では中国でも見られなくなった爆竹の炸裂を見る。その後、大理を象徴する古代建築物である崇聖寺三塔、蝴蝶の伝説を生んだ蝴蝶泉、ペー族豪農跡の民居、大理石工場、藍染め工場、古城を見学。藍染め工場では名産の藍の絞り染め製品を各自多数購入、日中友好?に励む。夕食前に有志で、民族舞踊を交えたペー族の女性が淹れてくれる三道茶を飲みに行く。三道茶の様式は「一苦、二甜、三味」とか。帰りに踊り子と記念撮影。夕食は名物「砂鍋魚」を賞味する 
大理 2800メートルの中和寺で                         中和寺から見た「洱海と大理の街」
  大理 胡蝶泉でペー族娘さんと
大理 崇聖寺三塔
 
  大理 三道茶
大理古城で                                        
10月12日
1時間の空の旅で午前9時過ぎシーサンパンナ空港に着く。ここはシーサンパンナタイ族自治州。中心地は景洪市で、ラオスとの国境までは120㎞。ともかく暑い。ここでは3台のマイクロバスに分乗し、ガイドはハニ族の女性。タイ族民居を見学した後、メコン川上流の瀾滄江を見ながら2時間、もの凄く揺れすバスを我慢して着いた所が「中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園」。数々の珍しい植物を見る。音楽にあわせて踊る葉、触ると縮む葉、寄木に締め付けられた椰子の木など。そして曼聴公園では飼育された多数の孔雀。青空に向かってすっと聳える白塔。タイ族寺院などを見学。夕食は景洪市内に戻り、タイ族美食村で、タイ族の民俗舞踊を見ながらタイ族名物料理、パイナップルを容器にした餅米とパイナップルの混ぜご飯は美味しかった。今夜の宿泊は景洪市で最高ランクのホテル新閔国際大酒店。
  シーサンパンナ メコン河上流の瀾滄江
シーサンパンナ タイ族寺院  
                         
  
                        
シーサンパンナ 中国科学院熱帯植物園で
 
シーサンパンナ ハニ族の娘さん
シーサンパンナ 曼飛龍仏塔で
10月13日
午前中は、雲南省の少数民族のテーマパークになっている民俗風情園を見学。ジノー族、ハニ族、タイ族、ヤオ族の民居で生活習慣の学習。
孔雀湖公園散策後、シーサンパンナ空港から昆明へ。昆明市内で昼食を摂る。8年前に比べ、昨年の世界花博覧会のためか、空港から市内までの変わりように驚いた。因みに、空港も花博に合わせて開港したとのこと。その後、1時間半の空の旅で広州白雲空港に着く。広州は2年半ぶり4回目。早速友誼商店で、各自廉価商品多数購入。因みに日本銘柄の缶ビール1缶約65円。夕食は北園酒家で特別料理「片皮乳猪(子豚の丸焼き)」を注文。今夜の宿は広州で一番大きなホテル花園飯店でここは2回目である。
広州 宿泊した花園酒店のロビーの装飾
10月19日
旅行中初めて雨となる。六榕寺、中正記念堂、自由市場を見学。昼食後14時45分広州白雲空港発、関空経由で22時無事羽田に帰着。
今回は飛行機の時間帯が朝が多かったことと、麗江、大理が標高が高い所なので、体調を崩された方が出るなどしましたが改めて中国の広さと文化、歴史などを知り、それなりに思い出の多い旅でした。

 
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