2005年~06年の記録

上海(江南古鎮)
2005年2月22日~25日
16名で上海郊外の江南水郷の運河と古い街並みの見学と上海でリニアモーターカーに乗る


  
江蘇省 周荘で
  
周荘で                                          江蘇省 同里 退思園(世界遺産)


  
同里で
  
上海市 朱家角で
  
 
上海市 朱家角で                                   浙江省 西塘で 
  
浙江省 西塘で                                      浙江省 西塘の細い路地

   
上海浦東地区で                          上海浦東地区より外灘側を写す
 
  浦東地区から上海浦東空港迄のリニアモーターカー速度       リニアモーターカー
                                                                                   



NTT労組神奈川退職者の会第19回海外旅行
青島~泰安~泰山~煙台~大連~旅順~大連
世界自然遺産の「泰山」と現代史の「大連・旅順の旅」
2005年10月12日~18日
17名の仲間で2度目の山東半島と遼東半島の旅。大連、旅順では現代史の学習。旅順からは私たち用にディゼル機関車が牽引する一両の観光列車に乗り、その後、旧満州を走った亜細亜号の機関車を見る
10月12日
ANA927便2時間50分の空の旅で12時50分青島空港に着く、私は2度目。前回は成田からの直行便が無く福岡空港から入る。お馴染みの中国スルーガイド陳さんと現地ガイド帳さんのお出迎え。青島は1898年ドイツに租借され、第1次世界大戦でドイツが敗北すると日本軍の手に落ち、日本の敗戦後は米軍の基地が置かれ1949年に中国に戻された。先ず市内の欧風建築が一望される小魚山公園から綺麗な屋根群を見る。次に、1910年ドイツ人の設計により建てられた基督教堂で1000人が入る礼拝堂等を見学した後、本場ドイツ仕込みの青島ビール工場へ。ここでは青島ビール博物館と工場見学。工場の歴史や製造方法を学習しビールの試飲をする。最後は自由市場見学。夕食はレストランで海鮮料理を堪能。今夜の宿は青島麗晶大酒店。
  青島ビール工場で 
青島の欧風の街並み
 
10月13日
8時にホテル出発。郊外にある嶗山へ。嶗山は海辺から直ぐに花崗岩に覆われた山で麓に道教寺院の太清宮がありここを見学。その後、20世紀初頭に外国人の別荘があった八大関に行き、ドイツ、ロシア、イギリスなど20ヶ国を超える国の建物を見る。付近の海岸ではウエデイングドレスを着た多数のカップルを見かける、写真の撮影に来ているとのこと。海辺のレストランで昼食後、高速道路で泰山の麓の泰安に向かう。約6時間のバスの旅で宿の泰安華僑大履に着く。ここには2泊。
  青島・基督教堂
 青島郊外嶗山と大清宮
青島の海岸でウエディングドレスが多く見られた(流行とのこと)
10月14日
8時30分ホテル出発。泰山ロープウエー乗り場の「中天門」近くに向かう。前回来たときは強風でロープウエーが運行せず泰山登山は断念した。今回は穏やかな日和でOK.。泰山は1987年に歴史と自然景観に恵まれた地として自然と文化の複合世界遺産に登録された。ロープウエーから見た泰山の山並みは樹木の豊かさ、切り立つ断崖・奇巌と彩っている。頂上近くの月観峰でロープウエーを降りる。麓からは約9キロ7,000段を超える階段の頂上入り口の「南天門」から下界からの延々たる階段を見下ろした後、そこから登山路の両脇に土産物店、レストラン、ホテルが岩に寄り添うように建ち並ぶ天上の街「天街」を抜けて通り、泰山頂上1,545㍍玉皇頂の寺を参拝。泰山見学後、泰安市内に戻り昼食。午後は徒歩での泰山登山の第1歩となる「一天門」で階段を数段歩いた後、泰山への登山は「岱廟」への参拝から始まると言われる「岱廟」を見学。中心にある「天貺殿」は中国三大宮殿建築のひとつとされる。敷地内には大きな銀杏の木があり大勢の人が銀杏の落ちて来るのを待っていた。
 泰山を目指して徒歩で上って来た人達
泰山ロープウエーから
 岱廟にて
1545メートル泰山山頂
10月15日
大連に渡る煙台へ高速道路を利用してのバスの旅。8時にホテル出発。途中、山東省の省都・済南付近の車中から黄河を見る。昼食は一旦高速道路を降りて、世界凧大会で知られている、い(漢字=シ偏に維)坊市のレストランで摂る。再び高速道路に戻り17時頃黄海が直ぐ見えるホテル、煙台大酒店に着く。
煙台への案内板前
10月16日
7時30分にホテル出発。煙台港から大連迄は黄海を横断し高速船で2時間半の予定が、波が荒く4時間丁度かかり12時30分に大連港に着く。大連のガイド干さんが出迎え。干さんは平塚市内の東海大学卒業。横浜の方々でアルバイトしたとのこと。早速市内のレストランで昼食を摂るが、工夫茶なるお茶の急須からの注ぎ方が写真のように手際が良く感心した。昼食後、大連市内に残る戦前に日本が建てた旧大和ホテル、旧満鉄本社、旧港湾局、旧日本人街の家屋等を見学し、市電の路面電車に数区間乗った後、大連で最も風光明媚と言われる「老虎灘公園」に行く、途中の北大橋で、ここでも多くのウエデイングドレスのカップルに握手をしたり祝福の言葉を述べたりした。宿は大連東旭王朝酒店。ここに2泊する。
 大連・乗ってきた高速船をバックに 
煙台から大連への高速船の船内
                         
大連港埠頭
大連・工夫茶にお湯を差す
 大連駅前
大連・旧日本人街の家
 北大橋手前で他の新婚さん
大連北大橋の新婚さん
10月17日
8時ホテル出発。日露戦争の激戦地であった旅順に向かう。途中2両編成のスマートな新型市内電車を幾度か見る。水師営会見所(復元)跡、二〇三高地、東鶏冠山で流暢な日本語で話す年輩のボランティアガイドから展示されている日露戦争当時の写真等の説明を受ける。昼食は水師営会見所の傍らのレストラン。午後は観光列車「亜細亜号展望車」に乗車。私達用にディゼル機関車が牽引する一両の列車が旅順から大連まで走る(通常は客車の運行はしていない)。乗車場所は駅では無く、踏切から。乗車したら「四季の歌」の音楽で歓迎。車内にはガラスケースの冷蔵庫にドリンク類が有り、約2時間で大連に着く。近くにある車庫で旧満州を走っていた「亜細亜号」の機関車を見る。機関車は瀋陽と大連にあるとのこと。車輪の大きさに驚く。最後の夕食は海鮮料理で、日本では食べたことのない鰈の活き作りを食べる。
 水師営会見所にあった乃木・ステッセル等の写真
旅順・水師営
 
旅順・203高地から旅順口を見る                        旅順・東鶏冠山にある日露戦争当時のロシア要塞 
                                             
旅順からディゼル機関車が牽引した一両の私たちツアーの為の 観光列車。乗車場所は写真の踏切      

  
亜細亜号機関車の前で
乗車した観光列車の機関車と展望席
  
                                             
亜細亜号の勇姿
スルーガイド陳さんと日中友好を語る
10月18日
ホテルを10時50分出発し空港へ。車内で陳さんの「星影のワルツ」で中国とお別れ。2時間20分の空の旅で16時50分に無事成田着。飛行時間は沖縄より近かった。
 




裏桂林の旅


桂林~陽朔~龍勝~桂林
2006年3月16日~21日
11名で4回目の桂林へ、しかし今回は今まで見ていない裏桂林へ
  
陽朔の朝食で                                            陽朔郊外の遭龍河

 
         少数民族の桃源郷の世外桃源(テーマパーク)
  
                                                       陽朔の街                龍勝温泉で            
山の中腹に円形の穴の空いた月亮山

                            遭龍河にかかる太鼓橋から                        
                       
              


 
龍脊の棚田で(頂上霧のため視界不良)
   
途中の棚田                                        ホテルの写真の棚田
  
   今回のお仲間(象鼻山をバックに)                              陽朔の漓江

陽朔郊外の田園風景






NTT労組神奈川退職者の会第20回海外旅行

     杭州~ウルムチ~カシュガル~クチャ~コルラ~ウルムチ~杭州
天山山脈南麓を探訪
 
2006年10月9日~16日
今回は15名で中国タクラマカン砂漠の西端のカシュガルをメインに砂漠と天山山脈を見ながら南彊鉄道の列車でクチャ迄9時間。
10月9日
ANA929便、約3時間の空の旅で12時40分杭州国際空港に着く。日本からの添乗員無し、入国手続き後、お馴染みの中国スルーガイド陳さんのお出迎え。ウルムチへの国内線乗り継ぎのため、空港内食堂で軽い中華料理の食事をする。旅の安全を祈ってビールで乾杯。アルコール度数は1.8%だった。17時中国南方航空にて蘭州経由ウルムチへ。蘭州に19時45分頃に着き全員一旦機外に出て待合室へ。蘭州を20時15分出発。ウルムチ22時50分着。現地ガイド曹さんのお出迎え。私は9年前にもウルムチに来ているので曹さんとは再会。曹さんは回族の女性ガイド。24時少し前に今日と帰りに泊まる「銀都ホテル」に到着。
10月10日
ホテル9時30分出発。午前中は新疆ウイグル自治区博物館を見学。新疆の12の少数民族の服装や風俗の展示と桜蘭から出土された3200年前の「桜蘭の美女」を初め数体のミイラを見る。午後はウイグルの食と風物があふれるバザール二道橋市場へ。黄色い人参など珍しい物を見る。20時30分ウルムチ空港発で22時15分カシュガル空港着。現地ガイドのアクバルさんの出迎えを受け、カシュガルのイギリス領事館だった1番に大きなホテルへ。今明日の晩2泊する。
ウルムチ市内で
ウルムチ・二道橋市場で
新疆の乾燥果物・左から杏子、イチジク、葡萄
10月11日
9時30分ホテル出発。パキスタンに通じる中パ公路で7,000㍍級のパミール山脈が望めるカラクリ湖へ向かう。13時頃カラクリ湖に着く。標高は富士山と同じの3,600㍍。バスから降りた瞬間頭がふらついた。昼食は湖畔のレストラン。この中国の西の果てに私達以外に2組の日本人グループが居た。1時間ほど散策後カシュガルに戻り、ウイグルの民族楽器、陶器、ナイフ、銅製品など作って販売している職人街を散策し、夕食は1頭の子羊の丸焼きの特別料理。

カシュガル・カラクリ湖への街頭で
カシュガル郊外カラクリ湖(標高3600メートル)

カシュガル市内で
7000メートル級のバミール山脈をバックにカラクリ湖にて
10月12日
9時30分ホテル出発。緑色のタイルが美しいアバク・ホージャ廟(別名・香妃墓)を見学。墓室には一族72人の棺が安置されている。その後中国最大のモスクの黄色のタイルで飾られた門桜がある建物エイティガール寺院を見学。14時カシュガル発ウルムチ行きの食堂車と荷物車以外は2階建て列車の寝台軟座車に約9時間乗車。時々遠くに見える天山山脈を眺めながら列車の旅。夕食は食堂車で珍しい桑の実酒を飲むがアルコール度数はなんと2%で甘かった。23時12分クチャ駅に着く。現地ガイド宮さんの出迎え。今夜と明晩の宿は、畑や果樹園に囲まれた建物が何棟もある「クチャ飯店」。(クチャは天山山脈の南麓に位置し前漢代のオアシス国家として栄えた所)
 カシュガル・エイティガール寺院で  
 
  
カシュガル・香紀墓 
カシュガルの黄色い人参(画像クリックでブログへ 

 車中から見た天山山脈??雲かも
カシュガル駅ウルムチ行列車の前で 
沈む夕陽(途中の停車駅で)
10月13日
9時30分ホテル出発。キジル千仏洞へ向かう。途中に塩水渓谷(天山山脈の雪解け水に高濃度な塩分が含まれ、雪解け時期以外は水が蒸発し塩が残り河床が白くなっている)を見る。また、周囲の岩も風化浸食し色々な動物の形に見え、それを見ながらキジル千仏洞に着く。7~8世紀に明屋達格山の岸壁に築かれた石窟300窟以上あると言われている。見学出来るのは数窟で、カメラ、ビデオは事前に預けて窟内の壁画を見る。壁画は仏教故事や音楽舞踊などが描かれていた。日本語の話せる専門ガイド(若い女性)の説明を受けたが、壁画は宗教戦争で破壊が進んだとのこと。午後は途中から砂と瓦礫のようなガタガタ路を走り、渓谷の岸壁や山上に、晋代から唐代にかけて造られた石窟群のあるクズルガハ千仏洞へ。千仏洞がある崖は大部分が崩れている中にも石窟があり、キジル千仏洞と同様壁画を見る。そして近くにある土で造った高さ13㍍のクズルガハ燈火台を見る。夕食後、有志で有名な亀茲歌舞団を観劇に行く。
クチャ クズルガハ千仏洞
クチャ・キジル千仏洞で
日干し煉瓦を16米積み上げたクズルガハ燈火台
10月14日
9時30分ホテル出発。スバシ古城へ。唐の時代にクチャでは最大の寺院であったが今は土の中に崩れてはいるが寺院跡、石窟、仏塔がある。今日は近くで地下資源の散策があるためバスは追い出されるようにクチャ市内に戻る。ウルムチへ飛行機に乗るためコルラへ5時間のバス移動。途中、車窓から綿花の畑、紅葉した胡楊を見ながらコルラ空港へ。空港は新空港建設中とのことで建物は普通の民家の様。入り口に靴磨きの女性がいて白くなった靴を磨いて貰う2元(約300円)だった。18時30分、70人乗りのプロペラ機で天山山脈を眺めつつウルムチへ。

クチャ・スバシ仏寺遺跡で

コルラ空港
コルラに向かう途中綿花を積んだ荷車
天山山脈
10月15日
8時30分ホテル発、10時25分ウルムチ発、蘭州経由で杭州へ16時に着く。地元、陳さんのガイドで夕陽が沈む西湖へ。そして今回初めての紹興酒を本格的に飲む。今夜の宿は「黄龍飯店」。
杭州・夕焼けの西湖
10月16日
9時15分ホテル発、龍井茶畑に出来た浙江友誼商店で最後のショッピング。往路利用した杭州空港内の食堂で早めの昼食を摂り、13時40分発ANA930便で17時45分無事成田に着く。
今回の旅は、乗り物は寸分の遅れも無く順調でしたが、中国でも一番西の奥の果ての旅であったので移動の乗り物に4日、見学に4日、中国の
広さを大きく痛感した旅でした。
 
                         
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