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No30.  酒呑童子と茨木童子          |  妖怪キッズ  2006年2月6日


妖怪 酒呑童子(しゅてんどうじ)と茨木童子(いばらきどうじ)

酒呑童子(しゅてんどうじ)


大変な美少年だった酒呑童子。
伝説(でんせつ)の大蛇(だいじゃ)、
やまたのおろちと人間のむすめとの間に生まれたとも言われている
お酒の大好きな大おに。名前の酒呑(しゅてん)は「さけのみ」とも読めます。

京都の大江山(おおえやま)に住み着き(すみつき)、
茨木童子(いばらきどうじ)らたくさんのおにたちを従え(したがえ)、
都に上っては、お姫様をさらったり、人を食べたりと、悪さをはたらきました。

そこで、
将軍(しょうぐん)源頼光(みなもとのらいこうまたはよりみつ)、渡辺綱(わたなべのつな)らにより
退治(たいじ)されることになりました。

酒呑童子は大好きなお酒をたっぷりのまされ、
酔いつぶれた(よいつぶれた)ところを、首をはねられて成敗(せいばい)されました。

首が切られた後でも頼光にかみついて離れなかった(はなれなかった)と言われています。



茨木童子(いばらきどうじ)

大阪の茨木市でうまれた茨木童子。
うまれたときからおにのような顔つきで、歯がはえそろっていてすぐに歩き出したと言います。

茨木童子も、酒呑童子同様美少年でした。
ある日、彼を想う(おもう)女性から、血で書かれた手紙をもらい、
ふと、その血(ち)をなめてみました。
するとみるみる間におにと化した(かした)のでした。

美少年からおにへと変わってしまった茨木童子は、やがて酒呑童子と出会い、悪事をくりかえすのです。

大江山のおに退治では、唯一(ゆいいつ)生きて逃げ(にげ)だせました。


ある晩(ばん)、そのおに退治に加わった渡辺綱(わたなべのつな)が、
馬をしたがえ京都の一条戻橋(いちじょうもどりばし)をわたろうとしたところ
美しい女性が家まで送ってほしいと言うので、
快く(こころよく)馬にのせてやったところ、
女性は突然茨木童子になり、綱の髪をつかんで空へ飛び上がり、
棲みか(すみか)の愛宕山(あたごやま)の方へ連れ去ろうと(つれさろうと)しました。

綱は刀で童子の腕(うで)を切り落とし、難(なん)をのがれたと言うことです。

そして、綱は童子の腕を持ち帰りましたが、
陰陽師(おんみょうじ−平安時代の悪霊退治(あくりょうたいじ)の名人)に
「童子は腕を取り返しにくるにちがいないから、
家にこもり、だれも中に入れてはいけない」と言われたので、
しばらく言いつけを守っていました。

そこへ、小さいころかわいがってくれていた母代わりの養母(ようぼ)がたずねてきました。
なつかしさから家に上げて、一条戻橋でのおに退治の話をすると、
養母は腕を見せてくれと言います。

封印(ふういん)してあった腕を見せると、
養母は突然、茨木童子になり、腕をつかみとり、空高く消えていきました。

綱が腕を切り落としたのは、京都の羅生門(らしょうもん)であるとも言われています。
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