自己紹介

これでも医学博士です。もっとも医学博士とは、足の裏のご飯粒で、取らなければ気持ちが悪いというほどのものとも言われております。長らく大学病院に勤めて、楽園追放?東京の街中で開業しております。
研修医時代は病気を治す事に熱中していました。そのうち病気を治したのは、医学だけでは無く、社会的な事(水道や下水や道路舗装、衛生思想の普及など)にもたらされたと思うようになりました。
それに振り返ってみれば、事故には至らなかったものの、結構ヒヤリとした事もあります。患者さんへの説明が不適切だったり、必ずしも適切な診断と処方ではなかったり、内心忸怩たるものがあります。でも患者自身の”自己治癒力”に助けられて、なんとか無事に今までやってこれました。そんな経験からも”医学は無力”とまではいきませんが、”限定的である”、”せめて自己治癒力を妨げてはならない”と考えております。
最近は”心”の重要さに気づかされました。デカルト以来、心身二元論でやってきましたが、それが丁度お皿の裏表みたいな、一体なものと、触れ合う患者さんたちに教えられました。
今では、私自身も歳を重ねて、むしろ身体が精神を支えていると感ずるようになりました。





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