乗り物あれこれ

'83型 DUCATI 900MHR
 戦後日本が世界から駆逐したもの、代表は写真用フィルムです。あまたのフィルムメーカーが有りましたが今のメジャーは富士フィルムです。富士を含めて3社ぐらいに集約されました。あとバイクです。戦後自転車にエンジンをくくりつけたシロモノからスタートし、次第に大型車が開発されました。私の祖父はインディアン(米国)、陸王(ハーレーをコピーした日本製)など乗っておりました。多分日本にも十指に余るメーカーが有ったはずです。トーハツ、ライラック、ブリジストンなど懐かしいです。しかしホンダ、ヤマハ、スズキ(これ皆浜松の会社)と川崎の4社になっちゃいました。目を外国に転ずると、やはり幾多の会社がありましたが、現在元気なのはドゥカティ、BMW、ハーレー、KTMなど数えるほどしかありません(一時は日本車だけで外国勢は全部趣味的な少量生産車だけになるだろうと予測されていましたが、どっこい個性的なモノが生き残りました)。
 写真のドゥカティは83年型で、ド社が経営逼迫の一寸前です。高性能4気筒のホンダを破った900MHRに端を発するモデルです。私も同年式を愛蔵して、タマに乗っております。走り曲がり止るという機能は十分(もともと大排気量バイクを12分に性能引き出せるのはプロライダーぐらい)で、乗り味も滋味のある楽しい乗り物です。
アラビアのロレンス
アラビアのロレンスは、同じ英国クラシックバイクでもブラフシューペリアに乗っておりました。彼はこよなくモーターサイクルを愛しており、第一次大戦後公道で自転車に衝突して死にます。
これは同じく戦前の英国を代表するヴィンセントというスーパーバイクで排気量は1000CCほどです。
やはりデザインの良さからMoMAに収蔵されております。すでに制動という点に注目されており、前輪のブレーキが複式にあっております。最近英国では、このような古典的なスーパーバイクを復刻して生産することが始まっております。


トップへ
戻る