中国では 蓮のことを芙蓉とも
呼び 本来の芙蓉は「木芙蓉」
として区別されています


芙蓉の花言葉は
「繊細な美・しとやかな恋人」





芙蓉


芙蓉は8〜9月にかけて 紅色や白色の花を咲かせます
古くから美人のたとえとして用いられてきた花です




また 富士山のたとえとしても用いられています




芙蓉は一日花 朝咲いて夕方にはしぼんでしまいます
同じ花が翌日開くことはありません





芙蓉の中でも「酔芙蓉」と呼ばれる品種は
朝咲き始めは白色の花 そして時間が経つにつれ
その色をピンクから紅色へと変化させてゆきます
まるで 酒に酔ったような趣があるので
こう呼ばれています




上の写真は 左が酔芙蓉 右が普通の芙蓉です
それぞれ すでにしぼんでしまった前日の花は
紅色なのですが
酔芙蓉は 白色の花を咲かせています
これから酔い(?)が廻りはじめるのです


酔芙蓉の酔い様はこんな具合です



画像をクリックして下さい
(表示まで多少時間のかかる場合があります)



「反橋(そりばし)の小さく見ゆる芙蓉かな」 夏目漱石


枯芙蓉

優美な花も終って 季節も冬となれば 
芙蓉はまた 違った趣を顕す
誰が名づけたのかは 知らないが
枯芙蓉なんていう言葉もある




これはこれで また
時の囁きでも聞こえてきそうだ

(画像は 03年12月)

「ことごとく足止めしおる枯芙蓉」





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